あれは小学2年生の夏休み。住んでいた宮古島を離れ、大分の祖父母の家に帰省中のできごと。
たまたま買った少年漫画誌の読み切り作品が、とにかく恐ろしく、夢に出るくらい怖く、当時8歳(誕生日が来てないから7歳か?)の俺のピュアハートに、強烈な爪痕を残しました。
それから26年ほどたった今も、当時のトラウマは鮮やかに残っています。
そんなある日。
Twitterでその事を呟いたところ、「それ私も読んだ!」との声がありビックリ。たかが読切漫画、しかも相当古い作品なのに、ここに来て知ってる人に会えるとは。
ふと興味が出て、漫画の内容をキーワードに、Googleで検索してみる。
“体に無数の穴”“触手”“先生が生徒を食べる”“ヒロインの女の子が食べられる”“バッドエンド”
すると、見事それらしき作品名に到達。1985年にコミックボンボン増刊号に掲載された『次元生物奇ドグラ』。画像はほとんどありませんでしたが、あらすじからしてこれに間違いなさそうです。
にしても、作者が石川賢(ゲッターロボの作者)だという事にびっくり。詳細は省きますが、その作品を読んだことが一度でもある方なら、8歳にそれを読ませることの無茶さがわかっていただけると思います。
そして、その事を裏付けるかのように、Googleの検索結果にならぶ、「子供の頃に『ドグラ』を読んでトラウマになった」というトラウマ回顧録の数々。
当時『コロコロコミック』と人気を二分していたとはいえ、子供向け雑誌の増刊号の、しかも読切漫画が、26年たった今も、多くの人々のトラウマになり続けてる事実。
俄然興味がわき、引き続き調査した結果、なんと単行本になっていることが判明しました。石川賢の未完の大作に『虚無戦記』というのがあるらしいのですが、この作品のストーリーに組み込まれているらしいのです。
さっそくAmaz●nでお取り寄せ。
ページをペラペラめくると、あった、ありました、26年の間心に巣くっていたトラウマの元凶!四半世紀ぶりの邂逅!
さすがにこの年齢になってることもあり、当時と同様の衝撃を受けることはありませんでしたが、少年漫画誌向けとは思えない石川賢テイストのグロ描写に、思わず26年前の俺が不憫になった次第です。
思い起こせば、当時80年代後半は、子供たちにとってトラウマ作品の宝庫でした。
民放のCMではスプラッタ映画の残酷シーンが平気で流れ、子供向けのヒーロー物でもキツイ描写は数知れず(日本版スパイダーマンで、子供がガス室で拷問されたシーンは重度のトラウマになった)。少年ジャンプでは平松伸二、本宮ひろし、宮下あきら、原哲夫らが同時に連載していたというカオスッぷり。
そりゃあ、俺みたいなひねた大人が出てくるってーの!
でも、今のヌルヌルの少年漫画で、トラウマを知らずに育った子供たちの将来が、少しだけ不安だったりもする、ある生暖かい日の夜です。
たまたま買った少年漫画誌の読み切り作品が、とにかく恐ろしく、夢に出るくらい怖く、当時8歳(誕生日が来てないから7歳か?)の俺のピュアハートに、強烈な爪痕を残しました。
それから26年ほどたった今も、当時のトラウマは鮮やかに残っています。
そんなある日。
Twitterでその事を呟いたところ、「それ私も読んだ!」との声がありビックリ。たかが読切漫画、しかも相当古い作品なのに、ここに来て知ってる人に会えるとは。
ふと興味が出て、漫画の内容をキーワードに、Googleで検索してみる。
“体に無数の穴”“触手”“先生が生徒を食べる”“ヒロインの女の子が食べられる”“バッドエンド”
すると、見事それらしき作品名に到達。1985年にコミックボンボン増刊号に掲載された『次元生物奇ドグラ』。画像はほとんどありませんでしたが、あらすじからしてこれに間違いなさそうです。
にしても、作者が石川賢(ゲッターロボの作者)だという事にびっくり。詳細は省きますが、その作品を読んだことが一度でもある方なら、8歳にそれを読ませることの無茶さがわかっていただけると思います。
そして、その事を裏付けるかのように、Googleの検索結果にならぶ、「子供の頃に『ドグラ』を読んでトラウマになった」というトラウマ回顧録の数々。
当時『コロコロコミック』と人気を二分していたとはいえ、子供向け雑誌の増刊号の、しかも読切漫画が、26年たった今も、多くの人々のトラウマになり続けてる事実。
俄然興味がわき、引き続き調査した結果、なんと単行本になっていることが判明しました。石川賢の未完の大作に『虚無戦記』というのがあるらしいのですが、この作品のストーリーに組み込まれているらしいのです。
さっそくAmaz●nでお取り寄せ。
ページをペラペラめくると、あった、ありました、26年の間心に巣くっていたトラウマの元凶!四半世紀ぶりの邂逅!
さすがにこの年齢になってることもあり、当時と同様の衝撃を受けることはありませんでしたが、少年漫画誌向けとは思えない石川賢テイストのグロ描写に、思わず26年前の俺が不憫になった次第です。
思い起こせば、当時80年代後半は、子供たちにとってトラウマ作品の宝庫でした。
民放のCMではスプラッタ映画の残酷シーンが平気で流れ、子供向けのヒーロー物でもキツイ描写は数知れず(日本版スパイダーマンで、子供がガス室で拷問されたシーンは重度のトラウマになった)。少年ジャンプでは平松伸二、本宮ひろし、宮下あきら、原哲夫らが同時に連載していたというカオスッぷり。
そりゃあ、俺みたいなひねた大人が出てくるってーの!
でも、今のヌルヌルの少年漫画で、トラウマを知らずに育った子供たちの将来が、少しだけ不安だったりもする、ある生暖かい日の夜です。