先日パソコンで印刷をしようとしたときに、「プリンタ内部の部品調整時期が近づいています。」と表示されました。どういうことか、と思い、調べてわかったのは、上記アラームの意味するところは、「”廃インク吸収パッド”の部品交換が必要」、ということのようです。
私が使っていたこのプリンタはエプソン製で、2004年12月に購入した機種です。使用期間は、ようやく3年たったところです。使用可能期間には多少の差はあるのでしょうがこの症状は、メーカーに依存せず、インクジェットプリンタであれば必ず発生する症状です。プリンタのこの症状について調べてわかったことは、修理基本料として14,700円、プリンタの発送にかかる費用が往復で1,575円、さらに部品交換が必要な場合は、部品価格が必要です。
部品交換なしですむはずありません。最低でも、「インク吸収パッド」は交換が必要です。それ以外には何もいらないとしても、2万円前後の費用が必要となるようです。年金生活者である私くらいの年齢のものにとって、「もったいない」の精神がわからないわけはありません。
でも、上記修理費用を支払っても、戻ってくるプリンタは3年以上前の中古品です。これくらい負担すれば、最近の中級クラスのプリンタを新規購入することが可能です。どこかがいつの頃から狂ってきているとしか思えません。いろんな製品は、本体価格は低く抑えられていて、たとえばプリンタでは、インクのような消耗品で稼いでいるようです。
いろんな工業製品は人件費の安いところで作られるようになり、製品価格は下がりました。そのため、修理コストと製品価格との逆転現象が起こってしまったのでしょう。皆さんは、このような状況が正常とお考えでしょうか。私には、とても正常な状態とは思えません。