榎本武揚没後百周年記念事業の一環として、大阪市が保有する帆船「あこがれ」が、北海道への航海の途中、先日より東京港有明多目的埠頭に停泊中です。午前中は、セイルドリルが行われるとのことで、急いで行ってきました。海辺で、潮風があるとはいえ、大変蒸し暑い一日です。１０過ぎに有明埠頭へついたときには、「あこがれ」はすでにフルセール状態になっていました。
しばらくうろうろ写真を撮ったりしているうちに、１１時頃に「あこがれ」の船長から、セイルドリルに参加しませんか、とのお声掛けがあり、２０名弱の方が参加されました。私は写真を撮りたかったので、参加はいたしませんでした。船長から作業上のかけ声等についての簡単な説明の後、実際の作業に取りかかっていました。総帆１３枚のうちほとんどのセールは縦帆で、橫帆は３枚のみです。
「あこがれ」は総トン数３６２トンと言う大きさなので、先日の晴海埠頭での日本丸と比べると、すべてがずっと小柄です。この船で、海が時化るときはどうなるのか、ちょっと気になるところです。明日午前９時に、北海道に向けて出帆するそうです。時間のある方はお見送りに出かけてみるのも一興かと思います。
