韓国の国際観艦式の顛末が明らかになった。
韓国の要請にも拘わらず、参加13か国のうち航海中に軍艦旗掲揚を定めている7か国の全てが軍艦旗を掲げて海上パレードに参加したそうである。更には、韓国自体も観閲官である文大統領座乗の旗艦には李朝水軍の李舜臣提督の旗を挙げるという体たらくであったらしい。要請を無視して軍艦旗を掲げた国に対して韓国は、ホスト国として当然抗議すべきであろうが、何らの意思表示もしていないことから、日本以外には要請自体が行われていなかった可能性すら疑われる。それほどまでにして自衛艦を排除したかったのなら招待しなければよかったものの、一応招待して日本が参加を見送らざるを得ない状態を演出するという、極めて姑息な手段を弄したものと判断せざるを得ない。竹島を取り入れた統一旗の使用、米朝首脳会談の晩餐会での“独島海老”強調等を通じ、国際的に関心を呼ぶ全てのイベントに反日要素を絡める韓国は、国際的な場でのホストとして守らなければならない最低限のルールや儀礼すら顧慮できない後進性を持つ国で、とても先進国とは呼べない存在と思わざるを得ない。韓国では大統領府に対して20万人以上の請願が寄せられた案件に対しては政府が対応するというルールがあるそうであるが、国際観艦式で自衛艦が自衛艦旗(旭日旗)を掲げることに対する排除請願は2千人弱とされているので、今回の要請は国民からの要請に基づくものでなく、文大統領の意志であると韓国メディアも報じている。国連が定める北朝鮮への経済制裁を韓国独自のルールに変更しようとする動き、半島の非核化・朝鮮戦争の終戦宣言に南北が協調してアメリカの影響力縮小を企図する等、文大統領は北への傾斜を更に強めているのは明らかであり、もしかすると韓国の北朝鮮への同化すら考えているのかも知れない。その一環として今回の観艦式による日韓離反の様相を北朝鮮へのメッセージとしたものかとも考えられる。
骨相・人相に暗いが、文大統領には主人(国民)を欺こうとする『佞臣』の相があるのではなかろうか。韓国国民に北への同化を国民投票で問い掛けた場合、現時点ではおそらく否定されるであろうが、佞臣はなし崩し的は南北同化気運の醸成を図っているものと推測する。