もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

真子内親王の御婚儀延期に思う

2018年02月07日 | 天皇・皇室

 真子内親王の御婚儀が延期された。

 宮内庁は、種々の準備が整わないためとしているが、婚約者である小室氏の母の金銭トラブルに起因しているものとみられている。内親王の婚約の際は、婚約者が皇室の外戚となることから一般人には想像もつかない身元調べ・身体検査が行われたものと思われるが、婚約者の身内の行動が、御婚儀延期に影を落としているとすれば残念でならない。金銭トラブル自体を知らなかったのでネットで調べたが、その程度のことかと思った。完全無欠の家庭や人間など皆無に等しいと思うが故に、家庭内・家族・個人は種々の問題を抱えており誰しも叩けば幾ばくかの埃が出るものと思う。小室氏の母についても、母子家庭での子育てには少なからぬ困難もあったであろうし、対人関係の愛憎劇があったであろうことも十分に考えられる。今上陛下の譲位によって国民統合の象徴が天皇と上皇に二分される危険性を内在している現在、皇室・宮内庁が神経質になっているであろうこと、清廉な皇室を維持するためには一般人には許容される程度の瑕疵も取り沙汰されることも理解できるが、内親王が納得する解決に至って欲しいと願うものである。

 昔であれば不行跡とされ王室から排除されたであろうチャールズ皇太子やヘンリー王子の選択を容認しなければならなかった英国王室の例にもみられるように、皇統を取り巻く環境と国民の意識は確実に変化しているものと思う。内親王と小室氏の意志に変化がないならば、英国がカミラ夫人の皇室内の位置を案出して解決を図ったような、大人の対応と取り組みを期待するものである。


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