もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

N党と立花党首

2023年01月22日 | 野党

 半年近くも登院しないNHK党のガーシー(東谷義和)参議院議員に対する懲戒が遅々として進まない。

 民間であれば、不可思議な理由で半年間欠勤すれば,馘首されるのは間違いないだろうし、同じ特別職国家公務員の身分である自衛官では10か日間も欠勤すれば間違いなく懲戒免職になるが、選良の先生方は先の懲罰委員会でも結論を出さないままである。
 一方、ガーシー議員は懲罰を主張する維新の藤田文武幹事長に対して対抗・報復のために藤田幹事長の秘事暴露を予告したが、肝心のガーシ議員が現在名誉棄損や脅迫の嫌疑で警視庁から任意聴取を要請されていることを見れば、小悪党の悪あがきの感が強い。
 問題と考えるのは、ガーシー議員を抱えるNHK党の立花党首が、ガーシー議員の無断欠勤と脅迫まがいの言動を容認若しくは教唆・推奨しているかの行動を見せていることで、政党要件を満たしている国政政党の党首としては如何なものであろうか。
 維新の松井代表は「(予告に屈すれば)人に言え無い過去があると認めた事になるよね。これが維新牽制になる?藤田幹事長は毅然と対応すればいい」と述べているが、市井の大方の意見であると思う。
 政治的な活動と主張に生い立ちや私生活を投影させるのは好きではないし慎むべきとも思っているが、今回の人倫に悖るかの曲折を眺めると、そうもいっていられないように思える。
 立花党首とガーシー議員の来し方を眺めると将に波乱万丈の様相であるが、両氏に共通しているのは政治活動の原点が私怨であって公憤ではないという点であるように思える。
 N党と立花党首の公約は「(かって在職し馘首された)NHKをぶっ壊す」の一点であることが私怨であることを端的に示しているように思えるし、ガーシー議員のタツキの道である「暴露系ユーチューブ」に至っては、私怨の延長として著名芸能人の秘事を金に換えるという商売往来としては最も忌むべきものであると思う。
 勿論、政治活動の原点が私怨であっても何ら構わ無いが、国政政党として評価を得、同党の国会議員として議席を得た時点で私怨を公憤に昇華させてもらいたいものである。

 自分は、NHKは災害報道とスポーツ・科学番組以外は視聴しないと決めているが、それでも&そのために視聴料を払っている。
 CM収入とスポンサーの意向に配慮しないで済む国営若しくは官営の報道機関は国家として保有・維持されるべきであると思っているが、日本の国情・世情を考えれば視聴料で運営されるNHKの形態は相応しいのではないだろうか。
 視聴料についても、災害報道や災害対処のための保険金と考えれば、それほどまでに腹も立たないのではないだろうか。


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