もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

うなぎバトル

2025年01月17日 | 野党
 共産党員や支持者の間で「うなぎ論争」が熱く交わされているらしい。
 きっかけは共産党の斉藤優子目黒区議が昨年末、Xで自民党の高額会食批判を投稿し、この投稿に対して、かつて共産党を支持していたとする投稿者が共産党の政治資金収支報告書(令和5年:2回の会食で計11万5800円)をもとに「共産党も外でうなぎを食べて会食費を使っている」と批判。すると斉藤区議が「共産党はうなぎを食べたりしてはいけないと言いたいのか」と反発し、論争が始まったらしい。これをきっかけに「常識の範囲内で会食をするのはいいと思う」・「共産党だと鰻を食べたらあかんと言う合理的な理由を説明しろ」という擁護派、「うなぎはブルジョアの食事だ」・「共産主義思想に反している」という批判派のコメントの応酬が繰り広げられているそうである。
 かって自分は共産党と云う語感から、党員は資本家から搾取される労働者階級と思っていたが、歳をとるにつけ豪邸に住む活動家や会社を経営する共産党員などを見聞きし、思想と世過ぎ手段の乖離を目の当たりにする機会が増えので、高価な国産うなぎで会食する党員がいても不思議には思わない。問題は「常識の範囲内での会食」という常識の誤差に起因するのではないだろうか。斉藤区議は2回11万円の会食費を常識と捉え、批判する側はそれを共産党員としたは高額過ぎるとし、いわば、50歩逃げた斉藤区議が100歩逃げた自民党を糾弾したことに、外部から「例え50歩でも逃げたことに変わりないじゃないか」と正論で反撃されたものに他ならない様に思っている。
 田村智子共産党委員長は記者会見で、詳細は把握していないと断りつつ、「うなぎがブルジョアの食事なのかどうか。毎日、食べるものではないが、庶民にも手が届く食事であろうと思う。私も食べるときがある」と述べて、沈静化を図っているようである。
 古来の「50歩百歩」を、ブーメラン現象と呼ぶのが今様であろうが、立憲共産党お得意のブーメラン現象が、本家共産党にも伝染していることを印象付けられた一幕である。

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