世間一般の成人男性は、何着くらい下着(肌着)をお持ちなのだろうか。
今回の転居・片付けで、自分用の肌着は20セット強であった。艦船勤務では、家と艦に各々10セットで20セット常備し、長期航海などでは大半を艦に持ち込むことにしていた。その名残からであろうが引っ越し前に20セット強の肌着を発見して何やらにんまりした。長い間箪笥の奥に隠れて変色しかかったもの等を処分しても、15セット以上残り、この分では死ぬまで下着を買わずに済みそうである。
また、初任幹部として最初に乗った艦で、軍歴のある艦長から「士官は、常に夏冬の下着を持っておけ」と教えられた。
補給艦乗り組み中のとある8月、南方海域で行動中であったが、アラスカに向け航行中の練習艦隊への訓練補給を急遽命じられた。金華山沖で親潮の影響下に入ると海水温と気温は急激に下がり、艦内は急遽暖房仕様に変更したもののオホーツク海では暴露部での当直者は鼻水をすすりつつの有様となった。頼みの綱は個人の長袖・パッチであるが、持っていたのは、自分(2セット)と艦長(2セット)だけであった。暴露部に出る必要のない自分は2セットを供出、艦長も1セットを下賜、都合3セットを暴露部で当直に当る6人の幹部で奪い合うこととなった。曰く「階級順」「いや年齢順」「南国出身者優先」・・・。侃々諤々の末にあみだくじで活着することとなった。
また、初任幹部として最初に乗った艦で、軍歴のある艦長から「士官は、常に夏冬の下着を持っておけ」と教えられた。
補給艦乗り組み中のとある8月、南方海域で行動中であったが、アラスカに向け航行中の練習艦隊への訓練補給を急遽命じられた。金華山沖で親潮の影響下に入ると海水温と気温は急激に下がり、艦内は急遽暖房仕様に変更したもののオホーツク海では暴露部での当直者は鼻水をすすりつつの有様となった。頼みの綱は個人の長袖・パッチであるが、持っていたのは、自分(2セット)と艦長(2セット)だけであった。暴露部に出る必要のない自分は2セットを供出、艦長も1セットを下賜、都合3セットを暴露部で当直に当る6人の幹部で奪い合うこととなった。曰く「階級順」「いや年齢順」「南国出身者優先」・・・。侃々諤々の末にあみだくじで活着することとなった。
大騒ぎを横目に艦長「よりによってお前が(冬下着を)持っていたとは」、自分「海軍士官の常識ですよ」、艦長「お前から海軍士官の常識を聴こうとは」・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます