もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

総選挙結果に期待

2021年10月22日 | 社会・政治問題

 総選挙告示後3日経過したが、既に選挙結果の予測が盛んである。

 自分自身には結果の予測は不可能であるので、報道各社の予測を「概ね外れることが定番のプロ野球解説者のシーズン前予想」と同程度と割り切って眺めているが、報道機関の体質・社是によって若干は異なるものの、現時点では自民党が過半数(233議席)を獲得することでは一致しており、衆院の全常任委員会で委員長と過半数の委員を確保できる「絶対安定多数(261議席)確保」に届くとの予想もある。
 また、今次総選挙で政権交代を呼号している立憲民主党は微増にとどまり、共産・維新が漁夫の利を得ての倍増を予測する報道も多い。このことは、選挙のみの協力と言明していた枝野氏が告示直前に「共産党の閣外協力容認」を打ち出したことで、反自公の受け皿としての存在価値を自ら放棄したことによることが大きいと思っている。
 勿論、選挙は水物と云われるように地滑り的大勝利の可能性は双方にあるが、立民微増と予測される背景には、日米安全保障条約破棄を選挙公約に、自衛隊違憲を綱領に掲げる共産党との協力に、漠然とした「左傾不安」を感じる有権者が多いことを示しているように感じられる。
 枝野氏の昨今の常套句は「ブレる自公、ブレない立民」であるようであるが、枝野氏が「ブレずに目指す日本国」の姿が一向に見えない。北朝鮮がSLBMを発射しても、中国が極超音速ミサイルを発射しても、多数の中國空軍機が台湾領空を侵犯しても、敵基地攻撃能力や長射程巡航ミサイルの整備に反対するのみならず、共産党の意を受けるかのように在日米軍の弱体化に肩入れし、中国人の土地使用規制を骨抜きにする外交・安全保障姿勢、根本的には憲法の変更を必要とするLGBTの社会的地位確立や教育基本法についても、憲法論議すら拒否する現状では、健全な有権者は枝野立民に投票する気にはならないだろう。
 未だに立民への政権交代を希求する意見の多くは、新自由主義打破による所得漸増であり「貧者・微力であっても国のために」とする意見は見当たらないように思う。

 高市総理でない今、自分が今回の総選挙結果に望むのは、自民党が過半数を若干割り込んで、維新が倍増し、自民+維新で絶対安定多数を得る展開である。永田町のこれまでから見て直ちに自公連立解消とはならないだろうが、維新が連立の一角を占めることで公明党の発言力(ブレーキの具合)を低下させることができると思っている。公明党を政権から外すことは、中国に対する明確なメッセージになるだろうし、何より、国民の福祉よりも教祖に忠実な鵺の如き宗教者を国政中枢から排除できる。
 教祖とは、日蓮・創価学会会長のみならずカール・マルクスも含んでいることは言うまでもない。


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