glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

おわり、そしてはじまる!

2007-05-18 08:27:14 | エスペラント
 昨日、10年間続いた読書会を終える打ち上げをやりました。月2回とはいえ、参加者もほとんど変わらず継続して来たことはやはり素晴らしい事であったと実感しています。もうすぐエスペラントの世界大会、忙しくなるだろうからお休みしようと云う話から、散会となりました。

 初めは一人で読めない本をと NOVA ESPERANTO KRESTOMATIO(新エスペラント詩文模範集)この中のエスペラント原文(詩を除く)だけで3年以上かかりました。文法理解もまだ未熟だった私は仲間と議論しては分厚い文法の本(PLENA ANALIZA GRAMATIKO DE ESPERANTO)を辞書を片手によくこととなりましたが、何しろ、辞書を読むことの方が難しかったです。お蔭さまで、辞書は飾られることなく理解を手助けするものとして今も機能しています。

 本を開くと沢山の付箋や書き込みがあります。この本のおかげで、共通のもとはしませんでしたが、一人でコツコツと詩や翻訳文などの読み、世界の民族の文学に触れることができました。これこそエスペラントだからできた経験だと感じています。

 その後、KIEL LA AKVO DE LA RIVERO 時間をかけて地図を見たりしながら楽しんで読みました。ベルリンへ行ったときは主人公達の青春の舞台となったアカシア通りとかブロー通りとかリュッツープラッツ(広場)ランドリュ―運河を散歩し、物語の雰囲気を味あいました。本を読むことは人の人生を追体験する事のように感じています。そして知る事が、人種あるいは民族的偏見から自分を解放することだと思います。

 さて、今後の10年間私は何に向かって進むのでしょうか。今はまだ目的はありませんが、じっくりと考えたいですね。
コメント (2)
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