glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

子どもの遊び

2009-03-28 09:46:05 | 福祉と教育
 昨日久し振りにボランティアに出かけました。

 帰り斜面にそった障壁の上を楽しそうに渡り歩いている小学低学年の女の子二人を見ました。下から見ると最後の高さは2メートルほどもあります。

 危ないからやめなさいと言うべきかどうかふと迷いました。

 子どもの頃、駅の広場には山から切り出され、トロッコで運ばれてきた秋田杉の丸太が私たちの背丈の2倍ほどの高さに積まれていました。学校の帰りそれに上ってよく遊びました。
 大人たちは丸太が崩れて怪我をした子もいる、危険だから上ってはいけないと事あるごとに注意しました。危険をいかに避けるかそれを考えながら上がりました。下りるときのほうが危険に思われ、頂上に着くと地面に飛び降りました。
 今度は足を折ると叱られました。

 3男が1年生の時、友人たちと3メートル以上もある擁壁の上から飛び降りて遊んでいました。危ないとは言ったけれどわが子ならすんなりと止めるはずもない…。
 道路の反対側にある丘の斜面をさして、あそこを滑るほうがまだ危なくない!

 数10分後、半ズボンの息子が脛や、太ももに擦り傷を沢山作って帰ってきました。木につかまりながら斜面を下って遊んでいたら、滑り、すりむいたとお言うことでした。

 こうした経験を通しながら子どもたちは危険を避ける方法を学んでゆくのではないか。むやみに止めさせるより、足の骨折で済むほうが学習になるかもしれません。でも、危ないことをしているという自覚が自身の注意を促すでしょう!

 『落ちたら危ないわよ!』
 私は一声かけるだけにとどめました。
 『はい!』
 彼女たちは遊びを続けていました。
コメント (5)
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