glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ひったくり事件

2014-05-26 07:39:49 | 雑感
 自分がひったくり事件に遭遇するとは思いもしませんでした。
 昨日はぶらぶらと歩きながら買い物に行きました。突然前方から来る子供連れの女性が金切り声をあげました。作業着姿の男性が車道に飛び出したのに、女性の後ろを歩いていた男性が飛びかかり車道の端に男を抑え込みました。女性はあおむけに寝かされた男性から布の袋を取りあげ携帯電話を出してかけ始めました。警察にかけているようでした。

 私から見ると右側は4車線の道路。交通量の多い鎌倉街道です。歩道はかなり広いく雑踏と言うほど人通りが多いわけではありませんが人の流れは続きます。このひったくり犯どこに逃げようとしたのでしょうか。見通しが良いので逃げ切れるものではないのにと思っていると、なんとなく人垣ができました。私は近くの店舗に入り15分程で所用を終えて店を出ました。まだ数人がその男を取り囲んでいました。徒歩5分ほどの所に警察署があるのに警察はまだ来ていませんでした。
 野次馬の中の一人が大声で犯人に罵詈雑言を浴びせていました。犯人は60歳前後でしょうかかなり白髪の男性で身動きする事もなく車道の隅に取り抑えられた時の姿勢で横たわっていました。私はその情景をちらっと見ながら通り過ぎましたが、足をふみならし怒鳴り続ける男にも腹をたてていました。ひったくりは犯罪です。しかし通りがかりのこの男が、いかりくるう姿はまるで彼が自分の行動を楽しんでいるようでとても不快でした。

 なんともやり切れない気分の午後でした。
コメント (3)
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