今回の国体を持って、多くの成年選手はオフシーズンに入るのではないでしょうか?高知の高校生も今月、香川県府中湖で開催される四国新人大会でオフシーズンに入ると思います。それとともに、カヌーをするうえでは大変厳しい冬へと突入します。 誰もが、寒くて練習したくない時期です。はっきりは、知りませんが、東北地方の学校も条件がいい時以外は、陸上練習が主体となるのではないでしょうか?
沖縄興南高校野球部監督、我喜屋 優氏の書籍によると、「雪が降るから」や、「寒いから」と言って東北地方で野球を行うことを躊躇ってはいけない」と。むしろ、雪が降るからこそできる練習があるはずと考え、我喜屋氏はグランドに積もった雪を部員全員でかき、長靴を履いてなら練習ができるということから、それを社会人チームでも実践したとのこと。ついつい言い訳が先行して、自らを悲劇のヒーロー、ヒロインと考えてしまいがちです・・・
これは、私たち高知県のカヌー界にも言えることです。「鏡川は干満の差が激しく、安定した水量で練習ができない」や「学校から浦ノ内カヌー場までが遠く、輸送に時間がかかり練習時間が少ない」など。言えばきりがないです。どのような状況下でも、不利な状況を逆手にとらえて、指導者、選手が頑張り結果を出している県もあります。まずは、管理人自身が、状況を冷静にとらえ、不利な状況でも、できることを考えていかなければなりません。
選手のみなさんは、まずは来シーズンの計画表を立ててみましょう。まずは、来シーズン、どの大会にピークを持っていくのか?すべての大会にピークを合わせ、勝ち続けることは、プロ選手でも難しいと思います。まずは、一番、力を発揮したい競技会を選定し、それに向け、逆算した取り組みが必要です。そして、筋力アップだけでなく、心肺機能を高めるトレーニングも来シーズン飛躍するためには、必須です。PDCAサイクルをしっかりすることです。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)。しかも、独りよがりのものでは行けないので、必ず第三者に見てもらって計画を立てましょう。さあ、明日からでなく今日国体が終わった今から、プランニングしましょう。「変わらなきゃ」
ところで、昨日、所用で高知県高岡郡梼原町に行く機会がありました。
梼原町から愛媛県へと脱藩した坂本龍馬や沢村惣之丞、天誅組の吉村虎太郎像などが勇壮に並ぶ、維新の門です。彼らのバイタリティーは見習うものがあります。「やると決めたらまずは行動!」 来シーズンに向け、今日から動き出そう。
一無尽。
たっすいがは、いかん。