今日、五台山カヌークラブの練習は、台風の影響によりお休みでした。明日カヌーができるか鏡川を確認しました。水位はやや高めですが、明日はできる状態です。そして、明日は鏡川みどりの広場で、「ふるさと祭り」も開催されます。会場の真ん前で練習をするので、五台山カヌークラブを大いに宣伝したいと思います。
上の写真は、昨日と今日との比較です。
ところで、明日カヌーができることはいいのですが・・・。上流部に鏡ダムがあるとは言え、川の水位が1日でほぼ元に戻ることを考えると、環境面からすれば素直には喜べないです。原因はいくつか考えられますが、第一に鏡川を取り巻く森林(特に上流部)が道路整備や木材利用のために伐採され、山の保水能力が低下したことが一つです。いくら森林があったとしても、スギやヒノキなど人工植林がほとんどであれば、自然林に比べると保水能力は圧倒的に落ちます。自然林は、降雨を吸水し、徐々に排出するという大事な保水機能を持っています。それが、人間の過度な開発によって、伐採され・・・ 失われています。
二つ目として、水害防止のため鏡川は、ほぼ護岸コンクリートで固められています。そして、道路はアスファルトで舗装されており、降雨の際、雨は直接鏡川に流されるようになっています。土壌の保水能力も、アスファルト、コンクリート舗装によって失われています。
これらは、洪水の時だけでなく、渇水時も同じ原因と考えられます。
みんなで自然環境を守っていかなければなりません。たた、開発をゼロには決してできません。であるならば、環境と調和した開発、言い換えれば「環境に負荷をかけるスピードを緩やかにする」しかありません。そのことを、一人ひとりが考えていくべきです。
南方熊楠(みなかた くまぐす)が主張したように、鎮守の森を守っていかなければなりません。五台山カヌークラブも、自然環境の大切さを伝える活動も微力ながらカヌーを通じてしていきたいです。
庭で、とんぼとカマキリを見つけたんで、写真におさめました。カマキリは、産卵が近いようで、お腹が大きかったです。
カマキリ殿、怒らせてゴメンね
一無尽。
たっすいがは、いかん。