障害者らを利用対象とした駐車スペースの利便性を向上させるため、県は一日、障害者らに専用の「利用証」の交付を始めた。県によると、同様の取り組みは、県レベルでは全国で五例目、関東地方では初めてという。
「健常者が障害者用の駐車スペースを使っている」といった苦情があり、本来利用すべき人をはっきりさせるために企画した。
身体障害者や難病患者、妊婦など希望者は、県庁や各自治体の窓口で障害者手帳や母子手帳を見せると、無料で利用証がもらえる。駐車時には車外から見やすい場所に置くことで“適正利用”を周囲にアピール。不所持のドライバーが駐車しても罰則はないが、担当者は不適切な利用の抑止効果はあるとみる。
交付に併せて県内の公共施設など二百二十五カ所では、駐車場の一部のスペースに、利用証の所持者が駐車対象であることを知らせるステッカーを張り出す。
一日に県庁で行われた交付式では、福田富一知事から特定非営利活動法人「県車椅子(いす)の会」の会長の村上八郎さん(62)らが利用証を受け取った。村上さんは約二十年間、車いすを使っており「外出しやすくなると思う。この事業をきっかけに、一人一人の意識が変われば」などと期待を寄せた。
「健常者が障害者用の駐車スペースを使っている」といった苦情があり、本来利用すべき人をはっきりさせるために企画した。
身体障害者や難病患者、妊婦など希望者は、県庁や各自治体の窓口で障害者手帳や母子手帳を見せると、無料で利用証がもらえる。駐車時には車外から見やすい場所に置くことで“適正利用”を周囲にアピール。不所持のドライバーが駐車しても罰則はないが、担当者は不適切な利用の抑止効果はあるとみる。
交付に併せて県内の公共施設など二百二十五カ所では、駐車場の一部のスペースに、利用証の所持者が駐車対象であることを知らせるステッカーを張り出す。
一日に県庁で行われた交付式では、福田富一知事から特定非営利活動法人「県車椅子(いす)の会」の会長の村上八郎さん(62)らが利用証を受け取った。村上さんは約二十年間、車いすを使っており「外出しやすくなると思う。この事業をきっかけに、一人一人の意識が変われば」などと期待を寄せた。