ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

格差のない社会実現を訴え

2008年09月14日 23時05分36秒 | 障害者の自立
 全国肢体不自由児・者父母の会連合会の全国大会が13日、広島市中区の広島国際会議場で始まった。会員や障害者福祉の担い手ら約800人が集い、「格差のない共生社会の実現」をテーマにした講演やシンポジウムに耳を傾けた。

 福山平成大福祉健康学部の藤井悟教授は講演で「障害者自立支援法で格差などの新たな課題が生まれている」と指摘。さらに「父母の会」の活動が40年余り続き、高齢化が進んでいるとして「継承が必要」と強調した。

 福山市と鳥取市の会員や施設の関係者など5人によるシンポジウムでは、自治体によってサービス利用料や、特別支援学校の配置が異なる実情などが報告された。

 最終日の14日は、厚生労働省の担当者が障害者福祉制度の方向性などを報告。障害者自立支援法の根本的な見直しなどを訴える大会決議文を採択する。


県障害者スポーツ大会:車椅子競技などで快走--丸亀 /香川

2008年09月14日 23時01分43秒 | 障害者の自立
 「第9回県障害者スポーツ大会」(同大会実行委員会主催)が13日、丸亀市金倉町の県立丸亀競技場であり、県内の障害者施設など56団体から約1040人が参加した。

 開会式では、県立盲学校の山下陽輔さん(32)と、みくに成人寮の赤木美由紀さん(24)が力強く宣誓。競技は、短距離走や跳躍、投てきのほか、車椅子でポールの間をすり抜けていく「スラローム」などの競技が行われた。競技場では、車椅子選手専用の待合所や、手話通訳による競技の知らせなどの配慮があり、約300人のボランティアが大会を支えた。視覚障害があり、伴走者と一緒に200メートル走を走った平尾好美さん(28)は「練習の成果が出た。来年は優勝を目指します」と話していた

紀州ジグザグ:身体障害者ダイバー 楽しむ“非日常”、300人認定 /和歌山

2008年09月14日 22時59分32秒 | 障害者の自立
◇「専門知識あるインストラクターと」
 車椅子生活や全盲などを気にせず、身体障害者ダイバーらが串本町沖の海でスキューバダイビングを楽しんでいる。育成団体「JULIA」(本部・大阪市)が認定したダイバーはもうすぐ300人。専門知識や豊富な経験を持つインストラクターが同町に3人おり、普及に努めている。【山本芳博】

 JULIAは、身体障害者ダイバーを育成する国際指導機関「HSA」の日本支部として、91年に設立された。当初、ダイバーの数は年々増えていったが、ここ数年はペースダウン。サポートが健常者4人分に相当することから、積極的に受け入れる店は少ない。JULIAは同町に直営店「シーフレンド有田」を持つ。オーナーの落合樹さん(47)や聴覚障害者の上田康司さん(31)ら3人の認定インストラクターが在籍する。

 8月、大阪市の会社員、高橋由美さん(32)が、落合さんの指導でダイバーの認定証を取得した。由美さんは脊髄(せきずい)損傷で車椅子生活。夫俊夫さん(42)も車椅子生活だがダイバーで、資格取得を決意した。夫婦そろって同町沖の海に潜った。

 2人は身体障害者用のウエットスーツを着て、車椅子のまま海へ。腹筋に力が入らないので水面であおむけになりながら、タンクなどの器材を装着してもらい、水深3~7メートルで40分ほどサンゴや魚を見ながら海を楽しんだ。由美さんは「泳げないので水は怖いが、インストラクターが一緒に付いてくれるので安心してやっていける」と笑顔だった。

 一方、大阪市職員の宇野友紀子さん(36)は全盲。職場の女性を連れて7月、同店を訪れた。職場の同僚がこの店を探してくれたことがきっかけでダイビングを始めた。「海中で『魚がいるよ』と声をかけられ、予想以上に会話が聞こえ、日常と違う世界を楽しめた」と振り返る。海中で魚に餌をやる時は指先に振動が伝わり、貝類は触った感じでいろんな形をしていることが分かるという。

 落合さんは「障害の種類で無理な場合もあるが、原則は医師の所見が問題なければ、あとは経験を積むだけ」と言う。上田さんは「海は遠慮してくれないので、専門知識のあるインストラクターと潜ることが大切」とアドバイスする。問い合わせは、同店(0735・66・0535)の落合さんか、JULIA(06・6644・6043)の中塚さんへ。