ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者のピアノ聴いて あす秋田で演奏会

2008年09月13日 23時04分13秒 | 障害者の自立
 障害者のピアノ教育に取り組む日本障害者ピアノ指導者研究会の秋田支部が14日、秋田市のアルヴェで、障害者のピアノコンサート「僕らの作る演奏会」を開く。支部長の渡部雅子さん(59)は「頑張るピアニストの姿を見て、障害者のピアノ教育を考えるきっかけにしてほしい」と話す。

 秋田での演奏会は2006年5月に続き2度目。県内の5―26歳の男女13人と、カナダ・バンクーバーで09年10月に開かれる「第2回ピアノ・パラリンピック」出場を目指す全国の5人が演奏する。

 出演者は工夫を凝らした奏法でピアノを弾く。例えば指の数が足りず、楽譜通り同時に音を出せない場合は、重要な音を優先し、わずかな時間差で残りの鍵盤をたたいてカバーする。曲には独自のアレンジが施され、それが魅力や持ち味となって聴く人の心に響く。

 演奏会では、手元の映像をプロジェクターで映し出し、指遣いの工夫も見てもらう。渡部さんによると、障害者への指導を敬遠するピアノ教室は少なくない。一人一人に合わせた指導方法が必要で、時間もかかるためだ。渡部さんの教室にも、別の教室になじめなかった子どもが通ってくるという。

 東北の研究会員は27人。支部は秋田と宮城だけで、研究会の認知度はまだ低い。渡部さんは「『ピアノが楽しい』と言われると、本当に良かったと思う。ピアノ挑戦で障害者の能力を引き出し、生きがいを持たせられる」と強調。「演奏会には、支部がない他県の若い指導者にこそ来てほしい」と呼び掛ける。

 午後1時から。「障害児と音楽教育」と題した講演の後にコンサートがある。大人1000円、大学生以下は800円。幼児と障害者手帳を提示した人は無料。連絡先は渡部さん090(9748)8221。

水立方、「世界記録」続出の背景 -

2008年09月13日 23時00分49秒 | 障害者の自立
5日目終了。決勝のたびに「破世界記録」
決勝が終わるたびに、電光掲示板に表示される「破世界記録」の文字。
世界記録を破った(更新した)という意味だが、9月11日夜の国家遊泳中心(水立方)は、歓声が止むことがなかった。

この日決勝が行われたのは13種目。
うち、予選で世界新記録を出した男子50m平泳ぎ(SB3)の鈴木孝幸を含めると、10種目で世界記録が更新されたことになる。

今回、水泳競技で行われる決勝の数は140種目だが、試合5日目の9月11日までに決勝を終えた75種目のうち、47種目で世界記録が塗り替えられたのだから、驚きはやはり隠せない。

【参照:パラリンピック公式サイトより】
http://results.beijing2008.cn/WRMP/CHI/Schedule/index.shtml

「水立方」の設計が原因?
実は、8月に開催されたオリンピックでも、世界記録が続出しているのだ。

この背景に、一部では「水立方」の設計が原因にあると言う人もいる。

水立方のプール設計の特徴として、第一に、プールの水深が深い。水立方のプールは水深が3メートルあるが、公式大会で使用されるプールは、2メートル前後のものが主流である。
水深が浅いプールの場合、選手が起こしたプールの底へと向かう波の跳ね返りが早く、余波が選手の動きに影響を与えるので、逆に水深が深いプールの場合は、選手の泳ぎに与える影響も少ない。

第二に、プールの幅が広い。大会用プールは普通8本のコースがあるが、水立方は8コースの両側に1コースずつ増設されている。
これにより、選手の泳ぎでできた水面の波を和らげる役割を持つという。

やはり、世界記録を生むのは"選手自身"
と、ここまで水立方の設計について書いたものの、競泳はアテネパラリンピックにおいても、世界記録を量産していた。

やはり、新記録を生み出す一番の原因は"選手自身"なのだ。

国際大会の中でも最高峰のパラリンピックに、ベストの状態を持ってくる選手は多い。
その分、大会に向け、日頃と違う意気込みや熱意、そして4年間の努力が、決勝という舞台に集められてくる。

今回は、スピード社の新開発水着「レーザーレーサー」の着用も話題になったが、プールの設計や水着だけでは計り知れない、選手達の日々の練習が、世界新記録に繋がる大きな要因なのだ。

大会を重ねるごとに、飛躍的に競泳選手の実力が上がっている。

水泳種目も残り半分を切った。
このあと、どのくらい「破世界記録」の文字を見ることができるか注目したい。


パラリンピックの伝え方 〜BBC障害者スポーツ担当者に聞く (1)〜

2008年09月13日 22時57分54秒 | 障害者の自立
国際スポーツ大会のパラリンピック。各国報道機関もそれに伴って集結するが、競技数も参加国も多いだけに、冬の大会に比べて、はるかに多くの国と地域のメディアが集って、自国の選手の動向を伝えている。
その中で、英国放送協会(BBC)は、パラリンピックの特集を大々的に行っている。テレビの中継のみならず、ラジオやインターネットでも、パラリンピックの最新情報を流している。日本では、障害者スポーツの扱いはまだまだ小さいが、BBCではどのような体制で番組を作っているのだろうか。障害者スポーツ担当のトニー・ギャレット氏に話を聞いた。

インタビューを始める前、ギャレット氏は開口一番「それにしても、北京の人たちは本当によくパラリンピックを見に来ていて、びっくりしますね。毎日、どの競技場もほとんど満員なんて、すごいことですよ。イギリスでは、障害者スポーツの競技会にこれほどたくさんの人たちが集まるなんて、ちょっと考えられませんね」と、驚きをこめて語っていた。

* * *

スポーツニュースに、障害者スポーツのセクションがある
ーーBBCでは、今回のパラリンピックをどのような形で放送しているのですか? 概要を教えてください。

「大会中は毎日6時間、パラリンピック関係のテレビ番組を、デジタル放送のBBCiで流しています。地上波では、その日のダイジェストを1時間、メインチャンネルのBBC1のスポーツコーナーで流します。BBC2(教育放送が中心)では、2時間の生中継があります。メダルなどのニュースがあるたびに、7時間の時差のあるロンドンに即連絡です。競技の数が多いですから、満遍なく目を配らなければならないのが大変ですね。開会式や閉会式は、BBC1・2で生中継です。
ラジオでも放送します。地上波とブロードバンドでね。視覚障害のある方も楽しめると思いますよ。けれども、BBCiの生中継は、イギリス国内からのアクセス限定なので、申し訳ありませんが、日本の方には見ていただけませんね」

ーーBBCのウェブサイトにも、パラリンピックの特集ページがありますね。

「ええ、通常のスポーツコーナーの中に障害者スポーツのコーナーがあるので、その中の特別コーナーというわけです。今ならではの企画として、競技の動画も見られますし、現地スタッフのブログも毎日更新していますよ。(目の前のコンピューターでウェブサイトを開きながら)今流れましたけど、速報フラッシュもあります」

ーー通常のスポーツコーナーの中に、障害者スポーツのコーナーがあるんですか。

「そうです。このウェブサイトはパラリンピックの間だけではなく、障害者スポーツのことを報道する常設のコーナーなのです。
私の仕事は、パラリンピックのような特別な機会だけではなく、まさに年間を通して、障害者スポーツの情報を伝えていくことです。それもテレビだけではなく、ラジオやネット、複数の方法でね。そのためには、これからどこでどのような大会があるのか、手ごたえのある試合が行われるのか、この業界全体を見渡しながら、一歩先の動向を見据えることが必要だと思っています。

常設の障害者スポーツのコーナーでは、最新の情報のみならず、競技を紹介する動画も見ることが出来ます。ある程度知識がある人たちだけではなく、初めて障害者スポーツを見る人が、いつでもこうしたものを見られるようにしておく必要があると思います。

今まで、オリンピックの報道がなされる時には、パラリンピックのことは抜け落ちていました。今は、オリンピックの報道をする時は、パラリンピックのことも言及する、つまり、一般のスポーツコーナーの中で一緒に報道するようにしています。テレビでもインターネットのコンテンツでもね。これはとても大切なことですよ」

(2)に続く


パラリンピックの伝え方 〜BBC障害者スポーツ担当者に聞く(2)〜

2008年09月13日 22時54分11秒 | 障害者の自立
障害者スポーツ報道を可能にするもの
ーーBBCのスポーツニュース内で、障害者スポーツのコーナーが常設されています。なぜそのようなことが可能なのでしょう。

「スポーツに関して言えば、ヨーロッパでは、障害者スポーツの大会が比較的盛んに開かれています。イギリスでは、パラリンピック・ワールドカップという、大きな国際大会がありますしね。そうした風土も、こうした報道を活性化することにつながっているでしょう。

また、BBCには、障害者関連のプログラムが他にもあります。コラムやポッドキャストを満載したインターネット上のウェブマガジン『Ouch!(あいたっ!)』や、聴覚障害者向けのプログラム『See-Hear(見る-聞く)』など、こうした先行・後発の障害者関連プログラムが、相互に影響しあっていると思います。
イギリスには、障害のある人たちが自ら行動して、権利獲得運動をしてきた歴史があります。こうした障害者関連の番組が作られたり、障害者スポーツの報道が現在のような形をとっているのも、障害者が、社会の中で目に見える存在であろうとしてきたことの反映と言えるかもしれません」

ーーこうした関連プログラムと、共同企画を行ったりしていますか?

「特に目立ったことはしませんが、よく話し合いますよ。お互いにリンクももちろん張りますしね」

番組を作る人、受け取る人
ーー今回の番組の制作には、どのような人たちが関わっていますか?

「今回の取材チームには、障害者関係の専門家もいますが、スポーツ、ラジオ、テレビ、障害者問題には直接関係はなくても、それぞれの専門分野と技術を持ったスタッフが一緒に仕事をしています。障害者に関わることは、障害者問題の関係者に一任すればよいという声もあるかもしれませんが、それぞれに異なる、お互いにない力を持った人たちと一緒に番組を作っていく、そのことによって厚みのあるプログラムが可能になるのです。

また、今回の特集番組では、通常の番組のスポーツキャスターと共に、障害のある人自身が、キャスターとして視聴者の前に登場します。顔の見える存在として、大きなインパクトを与えていると思います。車いすテニスで輝かしい戦歴を誇った、タンニ・グレイ-トンプソンなど、こうした司会者としての仕事も長いですから、慣れたものですよ。
それに、障害を持つ人たち自身も、この取材チームの一員として仕事をしています。私自身も車いすを使っていますし、あちらのデスクで仕事をしている彼は視覚障害があります」

ーー今回のパラリンピック特集への、視聴者の方からの反応はどうですか?

「全般的に、とても好評ですよ。障害者スポーツはこんなに面白いのか、スポーツとして見る楽しさを知ったというものが多いですね。視聴率からすれば、地上波で毎日250万人の人たちが見ている計算ですからね。通常のスポーツコーナーで行う影響力は大きいと思います。選手が実力をつけて、見ごたえのあるいい試合やパフォーマンスをすると、間違いなく関心が高まります。南アフリカの短距離走者、オスカー・ピストリウスのケースなど、いい例ですよね。

一方、障害者スポーツのニュースを、一般のスポーツニュース内で放送し始めてから、数はそれほど多くありませんが、退屈だ、他のスポーツの情報を流せという声を受けることもあります。私たちは質問や批判には、必ず答えるようにしていますが、話を聞いてみると、障害者スポーツには競技スポーツの側面があって、一般のスポーツと同じようにエキサイティングなものだということが、十分に伝わっていないケースが多いように思います」

ーー視聴者からの声は、どのような方法で受けているのですか?

「メール、ホームページ上のフォーム、電話です。ファックスは受け付けていないのですが、手紙がよく来ますね。さきほどの番組の話ではないですが、コミュニケーションの方法はひとつではなく、複数持つ必要があると思います」

ーー最後に、これから何か新しいプランがありますか?

「ほら、あと4年後、2012年にはロンドンでパラリンピックが開かれるでしょう。地元で開かれる大会ですからね、より多くの人が楽しんで観戦できるように、盛り上げたいと思っています」

* * *

BBCのパラリンピック特集は、大会の開催期間中のみで行われるわけではない。障害者スポーツをスポーツと位置づけ、継続的に紹介する体制の上に成り立っている。
ギャレット氏はロンドンパラリンピックへ向けての活性化を語りつつも、その成功は、障害者スポーツの報道を続け、観戦する側の目を育てることによって可能であることを熟知している。そうした報道を受けて、ロンドンパラリンピックを迎え入れるメディア、ロンドンの市民は、これから4年の間にどのように変化し、大会を楽しむのだろうか。



障害者雇用:三重労働局長、経済4団体に求める 達成率最下位返上へ /三重

2008年09月13日 00時23分43秒 | 障害者の自立
 障害者雇用支援月間(9月)の活動の一環として、村上竹男・三重労働局長が11日、津市栄町の県商工会議所連合会など経済4団体の事務局を訪ね、障害者の雇用促進を求める要請書を提出した。県内企業の障害者雇用率は都道府県でワースト1位となっており、同局は、障害者就職面接会や、障害者雇用率未達成企業を対象にしたセミナーなども予定している。

 障害者雇用促進法では、事業主に対し、身体・知的障害者を全従業員の1・8%以上雇用するよう義務付けている。しかし、07年6月1日現在の調査では、県内企業の障害者雇用率は1・42%と全国平均(1・55%)を下回り、都道府県で最下位となっている。法定雇用率未達成企業も53・5%と過半数を占めており、雇用を促進するため要請書を提出した。

 村上局長らが訪問したのは、県商工会議所連合会のほか、県経営者協会、県商工会連合会、県中小企業団体中央会の事務局。県商工会議所連合会で、村上局長は「さまざまな形態の障害があり、雇用を促進するためには、それぞれの障害に合った職場環境整備と事業主の理解が必要」と述べ、積極的な障害者雇用を求める要請書を同連合会の井ノ口輔胖・専務理事に手渡した。

 同局ではこのほか、19日から12月2日までの間に県内7カ所で障害者を対象にした就職面接会を実施。今月29日に津市で、11月10日には四日市市で「障害者雇用のための職域開発セミナー」を開くほか、10月10日には津市で「高齢・障害者雇用フェスタ2008inみえ」も予定している。【