ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者の思い、感動知って 鯖江であすコンサート

2008年09月27日 10時10分43秒 | 障害者の自立
 脳性まひによる障害のため、車いすで生活している鯖江市吉江町の小玉聖紀(せいき)さん(43)が28日、障害のある人がつづった詩に曲を付けて歌う「わたぼうしコンサート」を同市図書館「文化の館」で開催する。歌を通して人々がつながり、支え合う「心のバリアフリー」をはぐくめたらと夢を描いている。 

 このコンサートは、障害のある人の自己表現の場を支援する「たんぽぽの家」(奈良市)が全国で開いている。

 小玉さんは詩に込められた思いと感動を多くの市民に知ってもらいたいと考え、コンサートの誘致を企画した。交流のある鯖江市内の特定非営利活動法人(NPO法人)「さわやかさばえボランティア虹」のスタッフに相談。スタッフも協力し、小玉さんの名前の「聖紀」を「世紀」に読み替え、英語読みした事業団体「スターズ・オブ・センチュリー」を設立し、準備してきた。

 コンサートでは小玉さんが作詞した「思いをこめて」も披露される。小玉さんは「1人で何でも解決できることは少ない。僕たちは人の優しさをいっぱい知っている。つらいことがあっても何とかして生きていける、それを確認できる場にしたい」と話している。

 午後1時半開場、同2時開演。当日券は2000円(高校生以下は1500円)。

福祉作業所施設長が虐待  解任へ  障害者をタワシで洗う

2008年09月27日 10時08分00秒 | 障害者の自立
正常化へ来月 再建委員会設置

 松伏町築比地の福祉作業所「ひばり園」(吉田常夫代表理事)は25日夜、施設理事会を開き、施設内で障害者を虐待したとして、現場責任者である女性施設長(59)を30日付で解任することを決めた。施設長の虐待を見かねた園職員3人が今月上旬、町や県警に相談していた。理事会は10月1日に再建委員会を設置し、園の運営の正常化を目指す。

 吉田代表理事によると、施設長は今年8月、重度の知的・身体障害のある男性が自宅で入浴してこなかったとして、男性を作業所裏で全裸にした上、水をかけてタワシで洗ったという。ほかの施設利用者に対しても、食事を与えない、顔をたたく、ののしるなどの行為を繰り返したとしている。

 理事会に出席した施設長は、こうした虐待の指摘に特に反論しなかったという。

 同園は施設長が2001年に設立。今年3月に特定非営利活動法人となり、施設長は副代表理事に就任した。施設では春日部、越谷、草加市内の19歳から30歳代までの障害者9人が週日の午前9時半から午後3時まで、軽作業や施設周辺の資源回収にあたっている。

 理事会には町福祉健康課長らも出席。町として園の会計実務などで支援する方針だ。

 県障害者協議会の副会長も務める吉田代表理事は「7年ほど前に施設長に頼まれ、無給で園の運営委員長になった。月1回は様子を見に行っていたが、虐待は見抜けなかった。強く責任を感じる」と話した。

 保護者の一人は「以前から施設長による虐待のうわさは聞いていたが、子供を預かってもらっているという負い目があり、耐えてきた」と正常化に期待する。

 女性施設長は理事会前に読売新聞の取材に応じ、「手をぴしゃりとたたくのはしつけ。とらえ方の違いで虐待は断じてしていない」と潔白を主張していた。

 障害者施設の運営に詳しい文教大の星野晴彦講師(障害者福祉)の話「ひばり園での虐待は残念ながら特異な例ではない。施設の閉鎖性が、物言わぬ障害者の人権侵害の温床となっている。自治体、ボランティアなどによるチェックを仕組みとして確立しなければ、同様な虐待はどの施設でも起こる」


東京都が身体障害者手帳改善検討

2008年09月27日 10時02分52秒 | 障害者の自立
 顔写真や氏名が障害者手帳の中に掲載されているため、手帳を開くことが難しいうえ、半身障害者にとって本人確認が困難な状況にあることを受けて、都は26日、都議会一般質問で、身体障害者手帳を開かなくても、本人確認に必要な事項が表紙を見ればわかるよう、手帳を改善する意向を明らかにした。来年1月にも改善される見込み。