ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

私らしく:障害者スポーツクラブ紹介 アイアン倶楽部 /香川

2008年09月10日 23時29分27秒 | 障害者の自立
 ◇目指せホールインワン
 ◇ホールポストに入れるだけ、マイペースのグラウンドゴルフ
 ゴルフと聞くと、お金がかかる、時間がかかる、移動距離が長い……と障害のある人々にとって、敷居が高いスポーツのように思える。「それでも、ゴルフが好き」。そんな人たちが、気軽に打ち込めるのが「グラウンドゴルフ」だ。

 グラウンドゴルフは、専用のクラブ、ボール、ホールポストを使ったゴルフで、ボールを打ってホールポストに入れるという、分かりやすく、気楽に始められるスポーツ。

 1ゲーム8ホール。と言っても、だだっ広いゴルフ場を必死で移動するわけではない。規定はないが、1ホール数十メートル程度。個人差はあるが3~6打くらいで、ホールポストに入れることができる。

 「アイアン倶楽部」は毎月2回、グラウンドゴルフを実施しているグループ。メンバーには、車椅子の人、つえが必要な人、クラブを握れない人……いろんな障害を持つ人がいる。そんなメンバーたちにとって、参加しやすい練習場となっているのが、主に夏場に使用している高松市国分寺町の屋内ゲートボール場だ。風雨防止のほか、平らな地面で車椅子も移動がしやすい。

 毎月第3金曜日には、チーム内で記録会がある。参加費は300円。成績上位者には、洗剤やティッシュペーパーなどささやかな景品が渡され、和やかな「表彰式」もある。

 独自で記録会を開くのは理由がある。

 古屋輝彦代表(65)によると、グラウンドゴルフは、健常者の間にも普及し多くの大会が開かれているが、障害者だけの大会はまだないという。トイレや芝生の移動、階段の昇降……。気楽なスポーツとはいえ、障害を持つ人にとって、一般の人たちと一緒に行動するのはなかなか難しい。健常者なら30分程度で回れるホールも、「アイアン倶楽部」のメンバーたちは約1時間かかることもあり、一般の大会参加は見合わせているのだという。「いつか障害者だけの大会を開催したい」と思いながら、現在は、記録会を通して技術の向上を目指している。

 メンバーには、もともとゴルフ好きな人も多い。約15年前に脳こうそくで右半身がまひした状態になったという上村一さん(78)は「ゴルフは若いころから大好きで、元気な時はコースにも出ていました」と胸を張る。「リハビリを兼ねてグラウンドゴルフを始めたけれど、友達ができていつも練習が楽しみ。健康第一で続けます」

 主婦の岩瀬恵子さん(61)は、電動車椅子での参加。「個人競技なので、失敗しても気兼ねなく参加できるのがいいですね。右手がまひしているので、左打ちです。一番短いクラブを使っています」と「マイクラブ」を見せてくれた。仕事中の転落事故で脊髄(せきずい)を損傷した多田羅節也さん(77)は「だんだんうまくなるのが、自分で分かるのがいいですね」とうれしそうに話した。

 「惜しい」「入った」「強過ぎるよ!」。ゲーム中には仲間たちのゲキが飛ぶ。ホールインワンのプレーヤーは思わずガッツポーズ。仲間の笑顔がはじける「マイペースのゴルフ」だ。【矢島弓枝】

 ◇自分で動いて健康になろう--古屋輝彦代表(65)
 会社員のころゴルフをやっていたので、「またやってみようかな」と気楽に参加したのが、グラウンドゴルフを始めたきっかけです。

 私は約20年前、原因不明の病気で左手がしびれてきました。今は両手両足がまひしている状態です。グラウンドゴルフに使うクラブも、しっかり握ることができません。それで、私は包帯で右腕にクラブを巻き付けて、参加しています。工夫次第で、皆と一緒にスポーツはできるんです。

 このチームには、高松市、丸亀市、多度津町など県内各地から、メンバーが集まっています。障害があるからといって、部屋に閉じこもっていたら、ますます体が悪くなる気がしませんか? だから、私はできる限り外に出て、人と交流をしています。

 国の政策が次々と変わって、障害者にとって厳しい時代です。だからこそ、自分で動いて健康になりましょう。一緒にプレーする仲間を募集しています。

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 ◆グラウンドゴルフ◆

 一般のゴルフと同じように、ボールをクラブで打って、ホールポストに入るまでの打数を競うスポーツ。クラブやボール、ホールポストなどはグラウンドゴルフ専用を使う。ホールポストは、一般のゴルフのように穴があいているのではなく、地面の上に設置する円形のもの。そのため、運動場や芝生など、いろんな場所ですぐにコースを作ることができる。高度な技術がなくても参加できるため、子どもからお年寄りまで幅広い年代に浸透しつつある。

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 ◇アイアン倶楽部◇
 06年10月発足。活動は、毎月第2、3金曜日、午後1~4時。第3金曜日は記録会。場所は、高松市国分寺町新名の市国分寺町橘ノ丘総合運動公園・屋内ゲートボール場、もしくは、高松市田村町のかがわ総合リハビリテーションセンター(要問い合わせ)。メンバーは約30人。障害の有無にかかわらず入会可能。古屋代表(087・865・0430)。

県障害者卓球選手権 出場者募集 健常者も参加を /和歌山

2008年09月10日 23時27分34秒 | 障害者の自立
◇親ぼく深めて
 11月3日に和歌山市中之島の県立体育館で開催される「第27回県障害者卓球選手権大会」の出場者を、主催者の県障害者スポーツ協会が募集している。健常者も参加でき、同協会は「障害者と健常者の親ぼくを深めていきたいので、誰でも気軽に」と広く参加を呼びかけている。

 障害者の競技種目は、肢体、視覚、知的、聴覚の各障害者の部▽車椅子使用者(常用者でなくとも可)の部▽マット卓球▽サウンドテーブルテニス--の7部門。男女別の個人戦で、リーグ戦形式で争われる。健常者が出場できるオープン競技は、男女混合のトーナメント戦となる。

 障害者の参加資格は、障害者手帳か療育手帳を持っていることなど。参加料は1人1000円(同協会員とオープン競技の参加者は500円)。申し込みは、所定の申込書に必要事項を記入し、〒641-0014 和歌山市毛見1437の218、県障害者スポーツ協会へ。22日必着。問い合わせは同協会事務局(073・445・7314)。

販売会:障害者12施設の製品を一堂に 小平市役所で初めて /東京

2008年09月10日 23時25分43秒 | 障害者の自立
 小平市役所で12日まで、市内の障害者通所施設や作業所など12施設の製品を一堂に集めた初めての販売会が開かれている。障害者の安定した労働環境の確保や製品の知名度アップが狙いで、今後も年2回のペースで続けていく。

 市役所の正面玄関脇に設けられた売り場には食品や雑貨など50種類が並ぶ。午前9時半~午後4時、就労や生活支援をしている社会福祉法人「ほっと」(大沼町)の職員や登録する障害者が販売している。

 売れ筋の食品は福祉工場エバーグリーン(小川町)のブルーベリージャム(800円)や、第二みどり作業所(回田町)のごまクッキー(200円)、ココアクッキー(150円)など。古着を再利用した「おだまき工房」(小川東町)の小銭入れ(600円)やペンケース(800円)も人気が高い。販売会の売り上げは製造元の各施設に還元される。

 市内で昨年12月に開かれた恒例の障害者による作品展示会で、試しに設けた製品の販売コーナーが好評だったという。このため市は、障害者雇用支援月間の9月と障害者週間のある12月の年2回、販売会を開くことを決めた。

 「ほっと」職員の野崎純子さん(37)は「実際に見て手にとってもらえば、商品としてしっかりしたものだと分かる。障害者理解の一助になれば」と話している。また、クッキーを買っていた市内の女性(74)は「労働環境の改善に向けて少しでも役に立ててほしい」と話していた。

障害者が自立し暮らせるまちを/19日に講演会

2008年09月10日 23時23分52秒 | 障害者の自立
 障害者が自立して暮らせるまちをつくろうと、香川県中小企業家同友会は19日、宇多津町内のホテルで講演会を開く。京都府舞鶴市で知的・精神障害者が働く本格的なフレンチレストランの支配人を務める西沢心さんが講師を担当し、地域や企業、障害者が一緒に快適に過ごすための方策を探る。

 講演会は、障害者が作業所などで働いて得る給料が1カ月で3000―5000円程度で、国や県などからの保護なしでは暮らせない実状を変えようと同会が企画。行政、企業、地域の人たちと障害者を同時に招き、直接意見を交えてもらう。

 西沢さんは、障害者作業所で指導担当をしている時に「社会にもっと貢献できる仕事をつくろう」と障害者による古本屋をオープン。2002年には話し合いを重ねてレストランを開設し、社員10人と障害者36人で年商6500万円を上げている。年金と給料で生活できている障害者、味わった顧客からの評判は上々という。

 講演会は、宇多津町のホテルセントカテリーナで午後7時開始。定員は先着百人で無料。問い合わせは同会事務局<087(869)3770>。

県:音声コード付きパンフ作成 点字が読めない障害者、視力が弱った高齢者に /栃木

2008年09月10日 09時52分39秒 | 障害者の自立
◇「行政書類などに普及を」
 県は今月から、視覚障害者向けに音声コードを添付したパンフレットを作成した。読み取り装置にコードをかざすと、自動音声で文章を読み上げる仕組み。点字が読めない障害者や、視力が弱り字が読みにくい高齢者などに役立つと期待されており、今後県は「行政関係の書類などに普及させていきたい」と話している。

 障害者自立支援法に基づく特別対策事業の一環。音声コードはバーコードの一種で、大きさは約2センチ四方。800字分ほどをデータ化でき、パンフレットなどの右下に添付する。コードが添付されている書類は、視覚障害者などが手で触って分かるように、近くの右隅に丸いへこみが刻まれている。

 県は今月から、障害者への接客方法をアドバイスする3種類のパンフレット計2万5000部に添付。音声コードの認知度向上を目的として、県内ホテルや飲食店のほか、県庁の全課や出先機関などに配布する。

 読み取り装置の価格は約10万円だが、視覚障害者には行政(県など)が購入費の9割を負担する。県によると、県内の視覚障害者は約4500人(4月現在)で、装置の普及は300台ほどという。

 県障害福祉課は「視覚障害者の内、点字が読める人は1割ほど。音声による情報支援を広げていきたい」と話している。【