舛添要一厚生労働相は5日の閣議後記者会見で、6日に開幕する北京パラリンピックのメダリストに対する報奨金制度を創設すると明らかにした。金額は金メダルが100万円、銀メダルが70万円、銅メダルが50万円。財源は民間からの募金を充てる方針。舛添厚労相は「夏、冬の大会で毎回、報奨金を出してあげたい」と述べた。(2008/09/05-12:34)
パラリンピック:選手強化に2億円 報奨金制度も創設
障害者スポーツの祭典である北京パラリンピックが6日開幕するのを前に、厚生労働省は5日、パラリンピック競技の選手強化策を発表する。メダリストへの報奨金制度を創設することに加え、12年のロンドン大会も見据えて11年度までの4年間で計2億円規模の選手・指導者強化策を打ち出す。
日本は前回のアテネ大会(04年)で、史上最多の計52個(金17、銀15、銅20)のメダルを獲得し、パラリンピックが一躍注目を浴びるようになった。だが、オリンピックには存在するメダリストへの報奨金(金300万円、銀200万円、銅100万円)制度は、これまでパラリンピックにはなかった。
パラリンピックには障害の種類や程度に応じて多数の競技が存在するうえ、障害者用器具の発達した先進国の選手が有利になるため、政府はパラリンピックでの報奨金創設には慎重だった。
しかし、障害者団体や超党派の障害者支援議員連盟が支援制度の充実を強く要望。アテネ大会での活躍もあり、政府は障害者競技のすそ野を広げるために金100万円、銀70万円、銅50万円の報奨金を贈る方針を決めた。
このほか(1)競技別指導者養成(2)次世代選手育成強化(3)スポーツ推進--を柱に具体的な強化策を詰める。財源は独立行政法人「福祉医療機構」の障害者スポーツ支援基金を活用し、日本経団連も一部の支援金を負担する。【
パラリンピック:選手強化に2億円 報奨金制度も創設
障害者スポーツの祭典である北京パラリンピックが6日開幕するのを前に、厚生労働省は5日、パラリンピック競技の選手強化策を発表する。メダリストへの報奨金制度を創設することに加え、12年のロンドン大会も見据えて11年度までの4年間で計2億円規模の選手・指導者強化策を打ち出す。
日本は前回のアテネ大会(04年)で、史上最多の計52個(金17、銀15、銅20)のメダルを獲得し、パラリンピックが一躍注目を浴びるようになった。だが、オリンピックには存在するメダリストへの報奨金(金300万円、銀200万円、銅100万円)制度は、これまでパラリンピックにはなかった。
パラリンピックには障害の種類や程度に応じて多数の競技が存在するうえ、障害者用器具の発達した先進国の選手が有利になるため、政府はパラリンピックでの報奨金創設には慎重だった。
しかし、障害者団体や超党派の障害者支援議員連盟が支援制度の充実を強く要望。アテネ大会での活躍もあり、政府は障害者競技のすそ野を広げるために金100万円、銀70万円、銅50万円の報奨金を贈る方針を決めた。
このほか(1)競技別指導者養成(2)次世代選手育成強化(3)スポーツ推進--を柱に具体的な強化策を詰める。財源は独立行政法人「福祉医療機構」の障害者スポーツ支援基金を活用し、日本経団連も一部の支援金を負担する。【