国土交通省は、介護技術のある添乗員の同行やバリアフリー対策をとった宿泊施設の利用など、年齢や障害にかかわらず国内旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム(福祉旅行)」の普及に乗り出す。観光施設や宿泊施設にどのようなバリアフリー対策が施されているかチェックするシートを作成し、地方自治体などによる情報提供に役立てる。同省は「新たに観光需要を生み出し、地域経済の活性化にもつながる」としている。
計画によると、2009年度に学識経験者や旅行業界からなる第三者委員会を立ち上げ、情報提供にどのような項目まで盛り込むのが必要かを検討。同年度中に、設備の対策状況のチェックシートを作って同省のホームページに掲載、自治体や観光協会がダウンロードできるようにする。
一方、多くの旅行会社でユニバーサルツーリズムの導入が進んでいない現状から、同省は09年度から旅行業界向けのシンポジウムを開き、NPO法人などによる旅行時の介護技術などを紹介。旅行業界に導入の意義について啓発を進める考え。専門家も「整備を進めた施設や自治体に補助金が出る仕組みをつくるなどの必要がある」(船井総合研究所の大坪敬史チーフコンサルタント)としており、政策面でのサポートの重要性を指摘している。
計画によると、2009年度に学識経験者や旅行業界からなる第三者委員会を立ち上げ、情報提供にどのような項目まで盛り込むのが必要かを検討。同年度中に、設備の対策状況のチェックシートを作って同省のホームページに掲載、自治体や観光協会がダウンロードできるようにする。
一方、多くの旅行会社でユニバーサルツーリズムの導入が進んでいない現状から、同省は09年度から旅行業界向けのシンポジウムを開き、NPO法人などによる旅行時の介護技術などを紹介。旅行業界に導入の意義について啓発を進める考え。専門家も「整備を進めた施設や自治体に補助金が出る仕組みをつくるなどの必要がある」(船井総合研究所の大坪敬史チーフコンサルタント)としており、政策面でのサポートの重要性を指摘している。