ゴエモンのつぶやき

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BDF:知的障害者入所施設「大松学園」、食用油で代替燃料精製 /岩手

2008年09月13日 00時21分23秒 | 障害者の自立
◇釜石市の公用車に供給
 釜石市甲子町大松の知的障害者入所施設「大松学園」(菊池久仁彦施設長)で、市内や大槌町から集めた使用済み食用油をバイオディーゼル燃料(BDF)に精製、11日から市の公用車に供給を始めた。同市が目指す資源循環型社会の実現に一役買う試みだが、園生たちはほのかに天ぷら油のにおいを出して走り出した車に大喜びだった。

 BDFづくりに取り組んだのは4月。学校給食センターや飲食店から食用廃油を1リットル1円で買い取り、数百万円かけて購入した機械で代替燃料に精製。今では回収先も病院や福祉施設を加えて計25カ所、回収量は月に600~800リットルに。大半は学園の2台の車と機械を動かす発電機の燃料に使っているが、一般の人にも1リットル100円で販売している。

 供給第1号の公用車は排気量2800CCで、燃料代は1リットル120円(配達料込み)。園生らが上村俊一副市長と一緒に36リットルを給油した。八幡義久理事長代理は「環境に優しい燃料づくりができてうれしい。園生の社会復帰のためにも事業を継続していきたい」と述べ、快調に走り出した車を園生らと見送った。

高次脳機能障害者の相談窓口 県支援センター発足 治療から社会復帰まで対応

2008年09月13日 00時19分36秒 | 障害者の自立
 交通事故や病気で脳に損傷を受けて起きる「高次脳機能障害」の患者や家族の相談窓口となる「県高次脳機能障害者支援センター」が11日、鹿児島市郡元3丁目の県精神保健福祉センター内に発足した。専任の保健師1人が治療から社会復帰まで、同障害の相談に無料で応じる。

 同障害は外見では分からないが、突然暴力的になったり、直前の行動を忘れたりする。国は全国の患者を30万人と推計。県内は数千人とみられている。これまで一本化された相談窓口は県内になく、患者や家族は内容によってたらい回しされるケースがあった。

 2006年施行の障害者自立支援法で都道府県が窓口を設置するよう規定され、県も本年度予算で支援センターの設置費を計上していた。同センターは医療機関やリハビリ方法の紹介のほか、福祉サービスの説明や就職の案内などを行う。

 この日は開所式があり、関係者が福祉センター玄関に看板を掲げた。専任の保健師加藤アヤ子さん(63)は「多様な悩みが予想されるが、きめ細かく対応したい」。県内の患者と家族でつくる「高次脳機能障害ぷらむ鹿児島」の湯之前八束(やつか)代表(64)は「相談を一カ所で受けてもらえるので、大変心強い」と歓迎した。

 相談は祝日を除く火曜、木曜、金曜日に、面談と電話で受け付ける。専用電話=099(252)3366。