ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

鳩山首相夫妻がサプライズ出演 障害者主役のファッションショー 

2009年10月04日 00時43分04秒 | 障害者の自立
 障害者が「主役」になってモデルを務めるファッションショーが3日、東京・代々木のYAMANO HALLで開かれた。ショーにはボランティアで付き添い役を買って出たタレントや歌手も出演。ラスト近くでは鳩山由紀夫首相と幸夫人もサプライズゲストとして特別参加して障害者の女性と一緒に舞台を歩き、会場を沸かせた。

 このイベントは、NPO法人「勇気の翼インクルージョン2015」(細川佳代子理事長)などが障害者の社会参加を応援する目的で開催。聴覚などに障害を持つ小学生から30代半ばまでの男女47人が参加した。

 付き添い役には、歌手の研ナオコさんや女優の黒谷友香さん、プロレスラーの神取忍さん、俳優の勝野洋さん、2007年度ミス・ユニバース世界大会を制した森理世さんら30人近くの多彩な顔ぶれの著名人も出演。それぞれ障害者とコンビを組み、個性的でおしゃれな衣装を披露した。参加者は会場を埋め尽くした約700人の観客らに笑顔を振りまき、投げキスをしたりしながら堂々と舞台を歩いた。

 細川理事長によると、鳩山首相夫妻の出演はこの日朝、急遽決まったという。首相夫妻はショーが始まって1時間ほどがたったころ突然、舞台に姿を見せた。

 鳩山首相は赤っぽい秋らしいジャケット姿、幸夫人は五輪をイメージ!?したカラフルなスカートで登場。障害者の浜井ケイさん(14)とアップテンポの音楽に合わせて舞台を歩いた。そしてポーズを決めると会場の拍手は一段と大きくなり、一気にクライマックスへ。最後は、この日のイベントのために音楽プロデューサーのつんく♂さんが作曲したテーマソング「笑顔がいっぱい」を披露。出演者全員で手をたたきながら歌い上げ、無事に幕は下りた。

 ショーの後、鳩山首相と一緒の舞台に立った浜井さんは「ちょっと緊張したけど、(鳩山首相夫妻と)一緒に出ることができてよかった。(舞台は)広くて歩きやすかった」と感想を述べた。

 歌手でタレントの辻希美さんは、小学校の特別支援学級に通う2年生の大箸ゆめのさん(7)に付き添って出演。大箸さんは「大好きなピンク色の洋服を着て出ました。辻ちゃんは優しくてかわいかった。始まる前はドキドキしたけど、ステージに上がるとワクワクして楽しかった。またやってみたい」と笑顔を見せた。

 ダウン症の次男、健太郎君を抱いて舞台に上がり、喝采(かっさい)を浴びた元マラソンランナー、松野明美さんは「皆が集まると怖いもの知らずになる。今後もこの取り組みが世界中に広がってくれたらいい」と満足そうな表情で会場を後にした。

 ショーを主催した細川さんはイベントに先立ち、報道陣に「障害者が普通に当たり前に健常者と一緒に学び働けるインクルージョンの社会(包み込む共存社会)には、今の日本はまだほど遠い」と指摘。障害の有無にかかわらず、互いの個性を認め合う社会作りが必要と訴えた。

 細川さんは、ショーの冒頭で「近い将来、障害者を当たり前に受け入れる共生社会になってほしい」とあいさつ。終了後は「ほっとした。大成功で非常に良かった。すべての人が楽しい笑顔で帰る姿を見て、本当にうれしいです」と感慨深げに語った。

アジアユースパラゲームズ:穂波学園の知的障害者、3人が金メダル獲得 /福岡

2009年10月04日 00時41分31秒 | 障害者の自立
 ◇スポーツ頑張る
 ◇今月、新潟で全国大会 女子バレー、陸上出場
 飯塚市の知的障害者施設・穂波学園の入所者らが2日、9月に東京で開かれた「アジアユースパラゲームズ」の出場結果と今月10~12日に新潟県である「全国障害者スポーツ大会」への出場を報告するため、斉藤守史市長を表敬訪問した。

 アジアユースパラゲームズは障害のある14~19歳を対象にした陸上などの国際大会で、北嶋伸吾さん(17)と金子美紀さん(19)がいずれも400メートルで、北嶋良美さん(15)は1500メートルでそれぞれ金メダルを獲得した。北嶋さんは「うれしかった。自己ベストを更新し、パラリンピックに出場したい」と話した。

 全国障害者スポーツ大会には、女子バレーボールチームと陸上競技の3人が出場する。バレーボールは5月に宮崎県であった九州大会で優勝し、全国大会出場が決まった。キャプテンの柳沢一美さん(28)は「大会は緊張する。しっかりチームを盛り上げたい」と意欲を燃やしていた。

 斉藤市長は「みなさんの頑張りで、飯塚の街も元気になる」と選手たちを激励した

視覚障害者に読書の光 16年  元教諭が功労表彰

2009年10月04日 00時39分16秒 | 障害者の自立
 視覚障害者向けに、本の内容を録音テープやCDに吹き込んだ「朗読録音図書」を16年にわたって作り続けている女性がいる。元小学校教諭で、川越市古谷上の主婦村山朋枝さん(54)だ。先月18日には、「第39回朗読録音奉仕者感謝の集い」(鉄道弘済会、日本盲人福祉委員会主催)で、関東甲信越地区の功労者の一人として表彰を受けた。村山さんは「聞きやすさが評価されたのかな。励みになる」と喜んでいる。

 村山さんは、作品を低い声で、淡々と読む。「感情を入れずに読むのが大切。朗読者と聞き手の受け取り方は違うから」と村山さん。これまでに録音した本は50~60冊に上る。

 もともと鶴ヶ島市内の小学校教諭だった。当時は、幼い子供3人を抱えて働く毎日。帰宅後もテストの採点などに追われ、寝るのは午前0時過ぎ、という日々が続いた。やがて胃潰瘍(かいよう)を患い、子育てを優先させようと、1993年春、12年間勤めた教職を離れた。

 市内の図書館でボランティア朗読者を募集していると聞きつけたのは、同年秋。朗読は以前、国語の授業で小学生を相手に行っており、自信があった。市の養成講座を受け、94年春頃から朗読者のボランティアを始めた。

 朗読録音は、〈1〉声に出して1回読んでみる「下読み」〈2〉人名など漢字の読み方を確認する「調査」〈3〉録音〈4〉間違いがないか確認する校正――の工程を、自宅で一人で行う。本1冊を吹き込むのに、90分テープが3~10本ほど必要で、丸々ひと月かかる。村山さんは「初めの頃は、子供を寝かせつけてから、自室にこもって徹夜で録音していた」と振り返る。

 声に出して読む作業は1日4時間が限度。アクセントや間の取り方に気を付けながら進める長時間の作業は、非常に根気のいる仕事だ。ただ、自分が普段手に取ったことのない分野の本を読むのは新鮮だった。忘れられない本も数多い。

 鉄道弘済会によると、朗読録音に携わる人の活動拠点は、地域の図書館や社会福祉協議会など幅広く、その人数の具体的な統計はないという。ただ、吹き込む情報量の増加、音質のいいCDなどのデジタル化進行で、村山さんのような熟練朗読者の活躍の場は広がっている。

 村山さんは「視覚障害者だけでなく、高齢で字が読みづらくなった人などにも利用してもらえれば。今後も朗読を続けたい」と意欲を見せている。

障害者を検診--豊川歯科医師会 /愛知

2009年10月04日 00時37分07秒 | 障害者の自立
豊川歯科医師会の歯科医や衛生士が1日、豊川市勤労福祉会館で市内の知的障害者193人の歯科健診をボランティアで行った。

 88年に始め、今年で22回目。最初は恐怖心からパニック状態になる障害者もいたが、健診後にアトラクションを催して交流を深めるなど試行錯誤を重ねてきた。努力が報われ、今ではスムーズに健診や治療ができるようになり、健診者数も年々増えているという。

 歯科医45人と歯科衛生士51人が参加。健診やブラッシングの指導などを個別に行った。アトラクションでは障害者らが歌や踊りを披露した

重度障害者の入院先へ支援員派遣 京都市、意思疎通などで10月から

2009年10月04日 00時33分07秒 | 障害者の自立
 意思疎通が難しい重度の障害者が入院した場合のコミュニケーション支援や見守りのため、京都市がケアに慣れた人を入院先に緊急派遣する事業を今月から始めた。病院では障害福祉サービスが利用できないという国の制度が抱える不備を補う独自事業で、京都府内では初めての取り組み。意思疎通できる重度障害者が入院した場合でも、市職員ヘルパーを派遣して対応する。

 病院内では、医師や看護師による完全看護が建前のため、障害福祉サービスの提供は医療サービスとの二重給付になるとして、国は認めていない。しかし現実には、寝返りや排せつなどきめ細かな見守りが必要な重度障害者が入院した場合、多忙な医師や看護師が頻繁に付き添うことは不可能で、深刻な問題になっている。

 重度障害者らでつくる日本自立生活センター自立支援事業所(JCIL、京都市南区)によると、看護師が言葉を理解できず適切な治療を受けられなかったり、体位交換が不十分で床ずれとなるなどのケースや、ナースコールが押せず死亡した例まであったという。

 このため市は、病院内での障害福祉サービスを「コミュニケーション支援」と位置づけ、入院時に本人の障害特性を理解している支援員を派遣する制度を10月1日から新たに設けた。支援員は、居宅介護事業者だけでなく、ヘルパー資格がなくてもケアに慣れた知人なども対象に含めた。

 利用できるのは(1)言語などでの意思疎通が困難(2)単身か介護者不在の人(3)重度訪問介護か行動援護対象者(4)障害程度区分6-の全条件が当てはまる人。

 この条件に合わなくても、障害程度区分4以上の重度障害者なら、入院先で市職員ヘルパーの派遣を受けられる。

 また、家族などの介護者が病気などで突然介護ができなくなった場合、現行制度ではヘルパー派遣までの手続きなどに1カ月近くかかることから、在宅生活支援のためヘルパーを派遣する制度も新たに設けた。