事故や病気で脳に重い障害を負った「遷延(せんえん)性意識障害」の患者と家族でつくる県遷延性意識障害者・家族の会「らいめい」の設立総会が18日、宇都宮市内で開かれた。同障害者の独自の看護プログラムを開発し、患者を回復させてきた紙屋克子筑波大名誉教授が講演し、家族や医療、福祉関係者らが聴き入った。
総会には、脳外科医の石森久嗣衆院議員や県障害福祉課の角田孝之課長らが出席した。代表の八神春雄さん(67)=宇都宮市富士見が丘=が「どんな障害を持っていても、人間として幸せな生活を獲得することを目指し、頑張る」とあいさつ。全国遷延性意識障害者・家族の会副代表の沼田孝市さん(51)=仙台市青葉区=は「会の設立は県内の遷延性意識障害者のともしびとなる」と述べた。
同障害は、自分で食事ができないなど6条件が3カ月以上続く状態を指す。24時間の介護が必要で、家族は肉体的、精神的に過酷な状態にある。同会は家族の交流を深め、行政に医療、福祉サービスの充実を求めていくことなどを目的に設立され、県内16家族と賛助会員9人が参加する。問い合わせは八神さん(電話028・650・5320)。
紙屋教授は「患者を寝たきりにしておくと、筋力が衰え、意思表示をできない状態になってしまう」と指摘。温浴やトランポリンなど、患者に刺激を与える実践的なリハビリ法を紹介した。
総会には、脳外科医の石森久嗣衆院議員や県障害福祉課の角田孝之課長らが出席した。代表の八神春雄さん(67)=宇都宮市富士見が丘=が「どんな障害を持っていても、人間として幸せな生活を獲得することを目指し、頑張る」とあいさつ。全国遷延性意識障害者・家族の会副代表の沼田孝市さん(51)=仙台市青葉区=は「会の設立は県内の遷延性意識障害者のともしびとなる」と述べた。
同障害は、自分で食事ができないなど6条件が3カ月以上続く状態を指す。24時間の介護が必要で、家族は肉体的、精神的に過酷な状態にある。同会は家族の交流を深め、行政に医療、福祉サービスの充実を求めていくことなどを目的に設立され、県内16家族と賛助会員9人が参加する。問い合わせは八神さん(電話028・650・5320)。
紙屋教授は「患者を寝たきりにしておくと、筋力が衰え、意思表示をできない状態になってしまう」と指摘。温浴やトランポリンなど、患者に刺激を与える実践的なリハビリ法を紹介した。