◇「精神障害者の自立支援に」
精神障害者の自立支援活動を展開するNPO法人「てくてく」(松本市元町2)が10日、松本城公園で始まった第6回信州・松本そば祭り(~12日)会場で、独自商品「みそまふぃん」を販売した。みそメーカー、「上高地みそ」(同市渚1)の製品を使用し、1個150円。不況のあおりを受け障害者の工賃低下が広まるなか、自立の機会を増やす試みの一環だ ◇「精神障害者の自立支援に」
精神障害者の自立支援活動を展開するNPO法人「てくてく」(松本市元町2)が10日、松本城公園で始まった第6回信州・松本そば祭り(~12日)会場で、独自商品「みそまふぃん」を販売した。みそメーカー、「上高地みそ」(同市渚1)の製品を使用し、1個150円。不況のあおりを受け障害者の工賃低下が広まるなか、自立の機会を増やす試みの一環だ。
「信州しなののそば祭り! あなたのおそばにみそまふぃん!」
緑色のエプロンと帽子に身を包んだボランティアや障害を持つメンバーが、観光客らに大声で呼び込みを行うと、家族連れなどが足を止めて「みそまふぃん」を買い求めていた。
「てくてく」は、同市を中心に毎年30~50歳代の障害者約1500人が利用・参加している。今回、信州にちなむ商品を考えたが、そばは単価が高く難しかったため、みそに狙いをつけた。商品開発に携わった「てくてく」職員の鈴木かおるさんによると、みその分量の調整が難しかったが、「上高地みそ」のこうじみそを安価で使うことができ、今年8月に商品化にこぎつけた。
桑原美由紀理事長(45)は、「商品を知ってもらい、自立支援につなげたい。多くのお客様に声を出して呼びかけること自体、彼らには大切な自立の訓練にもなる」と話す。
「上高地みそ」の赤羽総一郎社長(55)は、「自立を側面的に支援したい。スイーツ関係でのみその利用は初めてで、みそのおいしさ、素晴らしさを再発見してほしい」と語る。添加物や保存料を使用しないため賞味期限は約3日。
桑原理事長は「商品の置き場を提供してくださる方がいればうれしい」と話している。連絡先は桑原理事長0263・34・0611。
「信州しなののそば祭り! あなたのおそばにみそまふぃん!」
緑色のエプロンと帽子に身を包んだボランティアや障害を持つメンバーが、観光客らに大声で呼び込みを行うと、家族連れなどが足を止めて「みそまふぃん」を買い求めていた。
「てくてく」は、同市を中心に毎年30~50歳代の障害者約1500人が利用・参加している。今回、信州にちなむ商品を考えたが、そばは単価が高く難しかったため、みそに狙いをつけた。商品開発に携わった「てくてく」職員の鈴木かおるさんによると、みその分量の調整が難しかったが、「上高地みそ」のこうじみそを安価で使うことができ、今年8月に商品化にこぎつけた。
桑原美由紀理事長(45)は、「商品を知ってもらい、自立支援につなげたい。多くのお客様に声を出して呼びかけること自体、彼らには大切な自立の訓練にもなる」と話す。
「上高地みそ」の赤羽総一郎社長(55)は、「自立を側面的に支援したい。スイーツ関係でのみその利用は初めてで、みそのおいしさ、素晴らしさを再発見してほしい」と語る。添加物や保存料を使用しないため賞味期限は約3日。
桑原理事長は「商品の置き場を提供してくださる方がいればうれしい」と話している。連絡先は桑原理事長0263・34・0611。