◇県産焼酎「自立」の原料2トン収穫--仕込み後、来年3月販売へ
宗像市の障害者施設、玄海はまゆう学園の入所者ら15人がこのほど、県産芋焼酎「自立」の原料となるサツマイモを収穫した。30日からは宇美町の造り酒屋、小林酒造本店で芋洗いが始まり、仕込みに入る。販売開始は来年3月の予定。
芋は焼酎用に国が品種改良したジョイホワイト。4月中旬、農家から借りた畑約900平方メートルに1500本の苗を植えた。イノシシや害虫の被害を農家のアドバイスで克服。入所者らはスコップなどで次々に掘り出した。
今年は昨年の2施設に加え、第二ひびき学園(北九州市若松区)、若宮園(宮若市)、こがね園(朝倉市)、サングリーン(広川町)の4施設も栽培に参加。玄海はまゆう学園の収穫量は昨年の800キロを大きく上回る約2トンに上るという。
焼酎は、昨年1800本(720ミリリットル入り、1260円)を2カ月で完売。今年は6施設で計約6000本の製造を予定している。玄海はまゆう学園の上田浩司施設長は「今年は芋の出来も良い。(同園だけで)2000本はできるのではないか」と話していた。
「自立」は昨年、県、玄海はまゆう学園と嘉麻市の障害者施設・誠心園の3者で共同開発した。県が11年度までに障害者の工賃倍増を目指して開発を進める「売れる商品」の一つ。
県障害者福祉課によると、工賃倍増を目指す対象施設(08年度)は216施設、障害者の平均工賃は月1万2000円。今年、2施設では約1500円アップしたという。
宗像市の障害者施設、玄海はまゆう学園の入所者ら15人がこのほど、県産芋焼酎「自立」の原料となるサツマイモを収穫した。30日からは宇美町の造り酒屋、小林酒造本店で芋洗いが始まり、仕込みに入る。販売開始は来年3月の予定。
芋は焼酎用に国が品種改良したジョイホワイト。4月中旬、農家から借りた畑約900平方メートルに1500本の苗を植えた。イノシシや害虫の被害を農家のアドバイスで克服。入所者らはスコップなどで次々に掘り出した。
今年は昨年の2施設に加え、第二ひびき学園(北九州市若松区)、若宮園(宮若市)、こがね園(朝倉市)、サングリーン(広川町)の4施設も栽培に参加。玄海はまゆう学園の収穫量は昨年の800キロを大きく上回る約2トンに上るという。
焼酎は、昨年1800本(720ミリリットル入り、1260円)を2カ月で完売。今年は6施設で計約6000本の製造を予定している。玄海はまゆう学園の上田浩司施設長は「今年は芋の出来も良い。(同園だけで)2000本はできるのではないか」と話していた。
「自立」は昨年、県、玄海はまゆう学園と嘉麻市の障害者施設・誠心園の3者で共同開発した。県が11年度までに障害者の工賃倍増を目指して開発を進める「売れる商品」の一つ。
県障害者福祉課によると、工賃倍増を目指す対象施設(08年度)は216施設、障害者の平均工賃は月1万2000円。今年、2施設では約1500円アップしたという。