23日から千葉県で開幕する国内最大の障がい者スポーツの祭典「第10回全国障害者スポーツ大会ゆめ半島千葉大会」の陸上競技に初出場する新垣強さん(49)=浦添市。脳性まひによる四肢機能障がいのため、あごで電動車いすを操作する重度の障がいがあるが、県代表に決まった6月中旬から練習をスタート。「代表として責任を感じるが、やるからには金メダルを目指したい」と本番を前に意気込んでいる。(渡慶次佐和)
新垣さんが出場する陸上競技は、走路に設置された旗門に従い前進・後進でゴールを目指す「スラローム」と、大豆の入った小袋を投げて飛距離を競う「ビーンバック投」といういずれも車いす使用者の種目。
15年前から県身体障害者スポーツ大会に出場し続け、入賞した経験のあるスラロームは「金を目指したい」。初挑戦となるビーンバック投も「会場でほかの選手を見て勉強する」と意欲満々だ。
大会に同行し、新垣さんを介助する同市身体障がい者福祉協会の松茂良興さん(42)は「何にでも好奇心旺盛でエネルギッシュだが、責任感が強く少し緊張している。まずは大会の雰囲気を楽しんで」と隣で見守る。
大会を終え、沖縄に帰った翌日は50回目の誕生日。「周囲の人の支えがあってここまでこれた。良い気持ちで節目の年を迎えたい」と顔いっぱいに笑みを浮かべた。
「第10回全国障害者スポーツ大会ゆめ半島千葉大会」には県内から陸上や水泳、卓球など5競技に28人、聴覚女子バレーに1団体が出場する。
沖縄タイムス
新垣さんが出場する陸上競技は、走路に設置された旗門に従い前進・後進でゴールを目指す「スラローム」と、大豆の入った小袋を投げて飛距離を競う「ビーンバック投」といういずれも車いす使用者の種目。
15年前から県身体障害者スポーツ大会に出場し続け、入賞した経験のあるスラロームは「金を目指したい」。初挑戦となるビーンバック投も「会場でほかの選手を見て勉強する」と意欲満々だ。
大会に同行し、新垣さんを介助する同市身体障がい者福祉協会の松茂良興さん(42)は「何にでも好奇心旺盛でエネルギッシュだが、責任感が強く少し緊張している。まずは大会の雰囲気を楽しんで」と隣で見守る。
大会を終え、沖縄に帰った翌日は50回目の誕生日。「周囲の人の支えがあってここまでこれた。良い気持ちで節目の年を迎えたい」と顔いっぱいに笑みを浮かべた。
「第10回全国障害者スポーツ大会ゆめ半島千葉大会」には県内から陸上や水泳、卓球など5競技に28人、聴覚女子バレーに1団体が出場する。
沖縄タイムス