ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「サピエ図書館」の利用低調 岡山県内登録わずか130人

2011年02月01日 01時15分03秒 | 障害者の自立
 インターネットで読みたい本の音訳をダウンロードしたり、音訳カセットテープの貸し出し予約ができる視覚障害者100+ 件総合ネットワーク「サピエ図書館」の利用が県内で低調だ。県内の視覚障害者約7千人のうち、利用者はわずか約130人。県視覚障害者センター(岡山市北区西古松)は「うまく活用して知識や情報を増やして」と積極利用を呼び掛けている。

 「サピエ」は、ラテン語のサピエンティア(知恵の意)にちなみ、全国視覚障害者情報提供施設協会(大阪市)が昨春から運営。小説や文学書、専門書から最新の週刊誌まで、全国の視覚障害者団体などが制作した約10万タイトルの音訳などを収録している。

 各都道府県の視覚障害者100+ 件センターに登録した上で、同図書館に利用登録すれば24時間、無料で書籍タイトルを検索したり、データをダウンロードできる。問い合わせは同センター(086―244―1121)。

山陽新聞

点字ブロック:「ここは踏切」認識しやすく 大阪・豊中の阪急線で全国初

2011年02月01日 01時11分29秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が踏切を安全に通行できるよう、大阪府は3日、豊中市の阪急宝塚線・服部踏切内に点字の誘導標示(長さ約8メートル、幅約45センチ)を試験的に設置した。府によると、遮断機のある踏切内の誘導標示は全国初。半年間、通行した視覚障害者へのアンケートなどで効果を検証し、設置個所を順次、増やしたい考えだ=1面NewsClickに写真。
 服部踏切は服部駅の北側で線路と府道が交差し、横断する歩行者は1日約2万人と府内で2番目に多い。
 駅から約1キロ離れた障害者施設との間の歩道は、服部踏切を除き点字ブロックが整備されており、さらに利便性が向上する。また、通常の点字ブロックよりも突起部の上辺の幅を短くすることで、歩道との違いを出し、障害者が踏切内にいることを認識しやすくした。

毎日新聞

点字ブロック:年内にも国際規格決定 国内統一化を後押し

2011年02月01日 01時08分09秒 | 障害者の自立
 全盲や弱視、色覚障害などの視覚障害者の歩行を助ける点字ブロックの国際規格が、日本の提案を基に年内にも決まりそうだ。44年前に世界で初めて導入した国内でも、まだ統一されていない色や敷き方も盛り込まれ「国内統一化の後押しに」と期待が高まる。全盲男性がJR目白駅(東京)でホームから転落死した事故で、視覚障害者の外出を助ける社会基盤づくりが改めて問われる中、国際標準化機構(ISO)専門委員会で今秋にも最終案が審議される。
 世界初の点字ブロックは1967年に岡山県で敷設された。旧国鉄や大学で研究が進み、01年に日本工業規格(JIS)も決定。進む方向を示す4本の線状突起と、歩行注意を表す25個の点状突起の2パターンの組み合わせが国内では主流だが、色などは統一されていない。一方、海外では突起形状が7パターンある国もあり形態や敷き方はさまざまだ。
 ISO専門委で事務局を務める独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE)によると、ISOでも各国が自国モデルを主張し、規格の議論は80年代に始まったが、2回中断。各国間に「決裂してしまう」との危機感が強まり、10年6月の専門委で日本がJIS規格を基に、JISで規定していない(1)周囲と明暗差のある色(2)材質(3)敷設パターン--なども盛り込んだ素案を提示した。各国とも歩み寄る姿勢を見せており、早ければ年内に国際規格が決まるという。
 この動きに国内の視覚障害者たちは期待を寄せる。
 社会福祉法人「日本盲人会連合会」(東京都新宿区)点字出版所課長で、強度の弱視の一柳直治さん(58)は10年末、歩道から危うく車道に出そうになった。歩道の点字ブロックが黄色から、周囲のアスファルトと同系色に変わっていたためだ。「周りと違う色なら認識できていた。早く同一規格にそろえてほしい」と訴えている。
 同系色のブロックは80年代ごろからの景観意識の高まりとともに増えた。00年の交通バリアフリー法施行を機に黄色が多用されるようになったが、まだ同系色は少なくない。
 国際規格が決まれば国内の完全統一化も進み、こうした問題も解消に向かうとみられ、NITEの三谷誠二主査は「合意できれば、世界の視覚障害者にとって大きな一歩になるはずだ」と話す。

毎日新聞

出発を励ます集い:知的障害者の「出発(たびだち)」を祝福--戸畑 /福岡

2011年02月01日 01時06分13秒 | 障害者の自立
 人生の節目を迎えた知的障害のある人たちを祝う「第30回出発(たびだち)を励ます集い」(北九州市、同市手をつなぐ育成会主催、毎日新聞西部社会事業団後援)が30日、戸畑区のウェルとばたで開かれた。出席者がスーツや羽織袴(はかま)などの晴れ着で壇上に上がると、家族や関係者からあたたかい拍手が送られた。
 小学校入学、中学卒業、成人、還暦をそれぞれ迎える87人が対象でこのうち約40人が出席した。育成会の北原守理事長から記念品の時計が手渡されると、会場に手を振ったり、誇らしげな笑顔をみせていた。
 とばた通勤寮で一人暮らしを目指している吉田徹平さん(20)が代表してあいさつ。「いろんな壁にぶつかりますが、家族や先生方の支えがあって頑張っています」と感謝を語り、「自分を磨いて次の世代を引っ張れるような大人になりたい」と力強く語った。

毎日新聞 2011年1月31日 地方版

シイタケ:自立目指す駒打ち 障害者ら栽培--みやま市 /福岡

2011年02月01日 01時03分48秒 | 障害者の自立
 みやま市瀬高町下庄のNPO法人きよみず作業所で29日、シイタケの接種作業(駒打ち)があり、作業員と家族、職員ら約30人が参加した。2年後にシイタケが採れる約500本のほだ木を作った。
 障害者12人が自立を目指し、普段はノリ養殖で使う種袋などを作っている。新たな収入の柱にと、3年前からシイタケ栽培に取り組んでいる。
 ほだ木約1400本をビニールハウスなどで管理し、約200本から昨秋、初収穫できた。シイタケ約30キロを社会福祉協議会を通じて販売した。
 作業所の福田時光理事長は「作業員の本当の自立には月10万円が必要。シイタケで毎月5万円ずつ収入があれば、障害年金の約5万円とで生活できる。毎年500本ずつほだ木を増やしていく」と話した。作業員の兄(24)を手伝っていた弟(23)は「シイタケがうまくいけばうれしい」と話した。
 このシイタケ栽培は「異業種参入による造園業元気回復事業」の一環で始まり、国、県の助成を受けた県造園業協会(北川博良会長)が作業所を支援した。北川会長や西原親市長らが、この日の接種作業を視察した。

毎日新聞 2011年1月31日 地方版