ATOK for Androidのトライアル版が無償公開！

ワープロソフトの『一太郎』シリーズ、日本語変換ソフトの『ATOK』シリーズで有名なジャストシステムがAndroid用『ATOK』のトライアル版を3キャリア向けに無償公開した。トライアル版は6月30日まで無償で使えるほか、先行して公開されていたドコモ版のスマートフォン版も期限が延長され同じく6月30日となった。

『ATOK for Android』の正式版は5月よりリリースされ、それまではトライアル版を使用した方の意見を反映させつつ機能強化をしていくとのことだ。ジャストシステムはiPhone向け『ATOK』を開発しようとしたが、現状のiOSでは日本語変換システム部分を触ることが出来ないため『ATOK Pad』というアプリにて公開。ATOK変換がスマートフォンでも使うことが出来るメモアプリとしてリリースしたのだ。そして今年に入り同じくiPhoneで『Tweet ATOK』をリリース。ATOK入力で『Twitter』ができるアプリとして公開された。

『ATOK for Android』はPC版に負けないくらいの機能を持ったアプリとなっている。「ケータイ入力」「ジェスチャー入力」「フリック入力」「QWERTY キーボード入力」を搭載し、好みの入力方法を選ぶことが可能なほか、英語入力モードを選択すると、冒頭の数文字から入力したい英単語を先読みして候補を提示する英語予測機能が利用できる。そのほかにも日本語を英語に変換する機能など『ATOK』ならではの日本語入力が備わっている。

iPhoneでのリリースは今のところ難しいが、Androidユーザーは導入必須アプリとなってくるだろう。

【NTTドコモ向け無償試用版「ATOK for Android [Trial]」】
アプリケーション名：「ATOK for Android [Trial] docomo 」
提供開始日： 2010 年11 月26 日（金）～ 6 月30 日（木）
試用期限： 2011 年6 月30 日（木）まで※1
提供場所： Android マーケット（ドコモマーケットにも掲載中）
対応機種：ドコモスマートフォンXperia 、GALAXY TM S 、GALAXY Tab 、LYNX 3D 、
REGZA Phone※2
※1 『ATOK for Android [Trial]』が既にセットアップされたAndroid 携帯で6 月30 日（木）まで利用するためには、『ATOK for Android [Trial]』のプログラムをアップデートする必要がある。
※2 『REGZA Phone』には、『ATOK』がプリインストールされている。『ATOK for Android [Trial]』をセットアップして利用することも可能だが、異なる入力方法として扱われるので設定や学習内容は共有されない。

【au向け無償試用版「ATOK for Android [Trial]」】
アプリケーション名：「ATOK for Android [Trial] au 」
提供開始日： 2011 年2 月24 日（木）～ 6 月30 日（木）
試用期限： 2011 年6 月30 日（木）まで
提供場所： Android マーケット
対応機種： IS03 、REGZA Phone IS04※
※ 『REGZA Phone』には、『ATOK』がプリインストールされている。『ATOK for Android [Trial]』をセットアップして利用することも可能だが、異なる入力方法として扱われるので設定や学習内容は共有されない。

【ソフトバンク向け無償試用版「ATOK for Android [Trial]」】
アプリケーション名：「ATOK for Android [Trial] SoftBank 」
提供開始日： 2011 年2 月24 日（木）～ 6 月30 日（木）
試用期限： 2011 年6 月30 日（木）まで
提供場所： Android マーケット
対応機種： HTC Desire HD [001HT]、GALAPAGOS [003SH]

ガジェット通信

訪問リハビリマッサージ

　寝たきりや歩行困難な高齢者や身体障害者の自宅やホームでマッサージを施す訪問リハビリマッサージ。同院では手足にマヒや運動障害のある脳梗塞後遺症・パーキンソン病・認知症・その他慢性病による神経痛・坐骨神経痛・骨粗しょう症・骨折後遺症などの高齢者がリハビリなどで利用しているという。

　医療保険が適用。「費用負担が少なく身体障害者１・２級の方は無料」と同院。時間は30分程度で週２〜３回ペースの方が多いという。最近では寝たきり予防に利用する人もいるとも。

タウンニュース

駅ホームの安全確保を 視覚障害者が国交省要請

　全日本視覚障害者協議会（全視協・田中章治会長）は２３日、今国会でバリアフリー新法の見直しと交通基本法が提案されるのを受けて、駅ホームの安全設備の改善やホーム要員の配置など鉄道利用時の安全な歩行と移動の保障を求めて国土交通省に要請しました。

　要請では、全視協の野島潔執行委員が、固定式ホーム柵のある駅で、電車のドア位置に柵がないために転落した経験を話し、固定式ホーム柵の問題点を指摘しました。

　国交省担当者が「何もないよりは固定式柵でもあったほうがいいのではないか」との認識を示したため、参加者からは「視覚障害者はぶつからないと柵があるかどうかわからない」「固定柵を理由にホーム要員を減らされては困る」などの意見が出されました。

　要請の中で、同省側は「ホームドア整備促進等の検討会」を設置し、駅ホームの安全対策の検討をすることを明らかにしました。

　一方、田中会長は、国連の障害者権利条約の批准に向けて、交通基本法で歩行・移動を国民の権利と位置づけることを要求しました。

　しかし、同省側は「権利を規定すると行政面や社会的実態から問題が生じる」として、「権利」は盛り込まない考えを示しました。

越谷で四面卓球バレー大会 埼玉で考案の障害者競技

　埼玉で考案された障害者スポーツ競技・四面卓球バレーの「彩の国ハート＆スマイル・第３回四面卓球バレー大会」（県障害者スポーツ協会主催）が、越谷市三野宮の県立大学体育館で開かれた。

　同競技は、２台の卓球台と音の出る直径４センチのピンポン玉を使い、ラバーを張らない木質ラケットを使用して打ち合う。１チーム４人で、４チームが卓球台を囲み打ち合い、失点の少ないチームが勝者となる。今大会には事前エントリーの８チームと、試合当日に編成した１チームの計９チームが熱戦を展開した。

　決勝戦は、勝ち点上位のＡＭＣサンデースポーツＡ（さいたま市）、ＡＭＣサンデースポーツＢ（同）、前回優勝のジブリ１号（上尾市）、当日編成したチームコバトンの４チームで争われた。その結果、試合ごとに連携プレーに磨きをかけてきたチームコバトンが栄冠に輝いた。

　同チームの清水直也さん（さいたま市）は「いつもは試合で緊張するけど、今日は緊張しないで全力でプレーできた。優勝できて良かった」。同じく町田篤史さん（春日部市）は「チームが勝ち進むたびに強くなっていった」と、優勝の喜びを話していた。


卓球台を囲んで各チーム選手が優勝を目指した＝越谷市の県立大学体育館

埼玉新聞

しが☆スポ：立命館大ヨット部 障害者に体験企画、２０年目 ／滋賀

　◇「社会貢献で人間性向上」

　障害者にヨットを体験してもらう立命館大ヨット部の取り組み「チャレンジヨット」が、今年で２０年目を迎える。来年２月には２０周年のイベントを予定しており、部員らは「社会貢献を通して、人間性の向上を図りたい」と意気込んでいる。

　同企画は９０、９１年に同部が全日本インカレで優勝し、日本オリンピック協会の強化指定校に選ばれたことを機に９２年から始まった。会場は大津市柳が崎の県立柳が崎ヨットハーバー。県内や京都府内の養護学校に呼びかけて、毎年、中高生の身体・知的障害者数十人が参加しており、今年も約５０人の参加が見込まれている。

　参加者は１時間～１時間半、ヨットに乗る。競技としてのヨットは２人乗りで、個人の能力よりもチーム力、さらには人間性が問われるという。３回生の曽和慎也さん（２１）は「自分たちも、企画を通して周囲への気配りが養われる。また、参加者にはこれを機に、ヨットに限らずいろんなスポーツに参加してほしい」と期待している。

毎日新聞　2011年2月24日　地方版