ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

字幕付き映画:背景音や感情表現 耳の不自由な人も楽しんで--来月、横浜 /神奈川

2011年02月14日 01時08分55秒 | 障害者の自立
 ◇「アリス・イン・ワンダーランド」上映

 入場無料、鑑賞希望300人募集--横浜ラポール、来月6日  耳の不自由な人たちにも映画を楽しんでもらおうと、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(横浜市港北区)が3月6日、聴覚障害者向けの字幕付きで、昨年ヒットした米映画「アリス・イン・ワンダーランド」を上映する。入場無料で定員300人。字幕を担当したボランティアサークルのメンバーは「数少ない機会なので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
 同センターの「バリアフリー映画会」の一環。センターを拠点に活動する「まじっく」が字幕を制作した。スタッフの山下武信さん(62)=横浜市神奈川区=は、サークルに参加するようになって8年目。以前勤めていた保険会社で、自身が採用担当者だった時に出会った職場の聴覚障害者の女性から「映画が好きだけれど、字幕がないから見られない」と知らされたのが、きっかけだったという。
 セリフ以外にも<足音が聞こえる><鳥の鳴き声>などの背景音を入れ、声に含まれる感情表現を伝える必要があるときは<優しい声で>といった説明も加える。観客は字幕と映像を同時に見るので、いかにセリフを要約するかもポイントだ。「そもそも脚本は一字一句が練りに練られている。セリフの意味やニュアンスを残しながら要約するのが一番難しい」と山下さん。今回は日本語の吹き替え版と字幕版を基に、約2カ月かけて制作にあたった。ファンタジー映画とあって「想像上の動物の鳴き声の擬音も難しかった」と振り返る。山下さんは「耳の聞こえない人、お年寄りで耳が遠い人、知的障害のある人などに楽しんでもらいたい」と話している。
 上映は午後2時から。申し込みは、氏名▽郵便番号▽住所▽年齢▽電話(ファクス)番号▽障害の有無を記載し、はがきの場合は〒222-0035横浜市港北区鳥山町1752の横浜ラポール「字幕付き映画会」へ、ファクスの場合は横浜ラポール企画文化担当(045・475・2053)へ。20日必着。問い合わせはラポール(045・475・2055)。

毎日新聞 2011年2月13日 地方版

プラネタリウム:点字で楽しめる 福島で投影会 /福島

2011年02月14日 01時06分25秒 | 障害者の自立
視覚障害者も楽しめるプラネタリウムの投影会が12日、福島市早稲町の教育文化施設「こむこむ」で開かれた。障害の有無にかかわらず参加者には星の位置を点字で表した星図が配られた。星が映し出される際に出る「ピーン」という音や音楽を聞きながら星図を触ると、目の見える人にとっても星空のイメージがより膨らんだ。
 09年から始め、3回目。伊達市保原町から息子の幹太君(7)と参加した近藤美香子さん(39)は、視覚障害はないが「目の見えない人も楽しめる工夫にびっくりした。点字の勉強にもなった」と話した。
 13日は午後1時半~同2時半。大人300円、高校生と大学生200円、中学生以下100円。障害者手帳を持っている人は無料。

毎日新聞 2011年2月13日 地方版

大相撲藤沢場所中止で余波、会場献血も中止で血液不足の恐れ/神奈川

2011年02月14日 01時04分30秒 | 障害者の自立
 中止が決まった大相撲藤沢場所(会場・秋葉台文化体育館、主催・同実行委員会)。チケットの払い戻しなど直接的損害も避けられない見通しだが、周辺への予想外の影響も次第に明らかになってきた。会場で5年前から行われてきた献血キャンペーンも中止となり、県内の血液が一時的に不足気味になる恐れが出てきた。また、同場所は地域の障害者、高齢者の貴重な楽しみの場だっただけに、落胆の声も大きい。

 関係者が頭を抱えているのは、2006年から始まった「大相撲藤沢場所献血キャンペーン」。チケット販売の際に呼び掛けているもので、当初は145人(52リットル)だった採血者は次第に増え、昨年は力士らを含め312人(120リットル)にまでなった。この量は、全県での1日の献血量の半分に相当するという。

 県内の献血業務を一手に担う県赤十字血液センターによると、「県内に、これほど多くの血液を確実に安定的に採れるイベントはほかにない」という。

 血液の適正在庫は、3日分の需要量とされるが、毎年春先は企業献血が行われないことなどから、在庫が不足気味になる。「そこで、藤沢場所の献血は不足を挽回できる極めて重要な機会になっている」と同センターの渉外課長、湯川昇さんは明かす。天候に左右される街頭献血と異なり、藤沢場所は採血時間を事前に予約する仕組み。効率的で確実に大量の血液が確保できていたのだ。

 同センターでは年間を通じて血液を確保するための採血計画を急遽(きゅうきょ)変更。「採血車による街頭献血の稼働日を増やすしかない」と対応策に追われている。

    ◆   ◆

 「今年はないんだね」。昨年、招待券で藤沢場所を楽しんだ知的障害のある40代の男性は残念そうに肩を落としたという。

 高齢者福祉施設や障害者が通う就労支援事業所など向けに計600万円(約600人分)のチケットが寄付される予定も吹き飛んだ。

 就労支援事業所などを運営する社会福祉法人、光友会(藤沢市獺郷)の五十嵐紀子理事長は「春の恒例になりつつあった。残念としかいいようがない」と話す。県遊技場協同組合や神奈川福祉事業協会が数百万円規模で買い取り、周辺自治体に招待券として寄付、各自治体が高齢者福祉施設などへ配っていた。

    ◆   ◆

 この20年間、実行委員長を務めてきた最上重夫さんの思い入れはひときわ強い。「スタートの時から20回が節目と思っていた。20年やれば相撲文化が藤沢に根付くと信じて」。開催されていれば全国の地方巡業で過去最多の開催回数となっていただけに悔しさは大きい。

 「おわび巡業と銘打ってでも、生まれ変わった勇姿を来年の春、見せてもらいたい」。多くの期待を代弁するかのように語気を強めた。

カナロコ(神奈川新聞)

高次脳機能障害医療の支援充実へ拠点・協力病院を指定 鹿児島県

2011年02月14日 01時01分15秒 | 障害者の自立
 鹿児島県は、高次脳機能障害者の診察やリハビリテーションなど医療支援の充実に向けて、鹿児島大学霧島リハビリテーションセンター(霧島市)を拠点病院に、鹿児島市立病院など23病院を協力病院に指定した。
 高次脳機能障害は、交通事故や脳内出血などで脳に損傷を受け、言葉や記憶に生じる障害。県高次脳機能障害者支援センター(県精神保健福祉センター内)によると、「診察ができる病院が知りたい」という相談が目立つことから、病院をネットワーク化し、連携強化を図ることにした。
 拠点病院は主に専門的診断、協力病院は日ごろの治療、リハビリテーション、生活相談にあたる。指定は1日付。
 12日には、指定後初の研修が鹿児島市の鹿児島大学医学部であった。医師、作業療法士、理学療法士ら約70人が参加。先進県の支援態勢などを学んだ。霧島リハビリテーションセンターの下堂薗恵准教授は「社会復帰まで行き届いた支援ができるよう、自治体や福祉施設との連携も進めたい」と話した。
 問い合わせは県高次脳機能障害者支援センター=099(252)3366。

南日本新聞

手話は私たちの命です 聴覚障害者団体、法整備求め署名活動‎

2011年02月14日 00時56分22秒 | 障害者の自立
 宮城県ろうあ協会などが、聴覚障害者に情報が確実に伝わる社会を実現する法整備を求め署名活動を行っている。手話を言語として認め、障害者が「情報過疎」のまま放置されないようにする運動で、県内の目標は2万1600人分。3月まで、仙台市内の街頭などで署名への協力を呼び掛ける。

 活動は聴覚障害者団体などで全国展開する運動の一環で、集まった署名は国に提出する。要望は(1)手話を言語として認め、あらゆる場面で聴覚障害者がコミュニケーションできるような法整備(2)障害者の情報・コミュニケーション施策の基本となる法律の策定―が大きな柱になっている。
 県ろうあ協会の小泉正寿会長によると、県内の聴覚障害者は約6000人。これに対し資格を持つ手話通訳者は約60人しかいない。学校や職場、公共交通機関でも文字情報は不十分で、手話を使える機会も限られる。
 空港では飛行機の欠航が分からなかったり、地震時はテレビで発生場所や震度しか示されず、避難が必要かどうか判断に迷ったりすることもあるという。
 自らも聴覚障害がある小泉会長は「行く先々に手話通訳者がいれば、安心してコミュニケーションできる。手話が必要な人間がいることを知ってほしい」と話す。
 署名は聴覚障害者関連の団体などを通じ求めているほか、20日と3月27日は仙台市青葉区の旧佐々重ビル前などで、関係者が協力を呼び掛ける。
 協会は聴覚障害者の現状を理解してもらうパンフレット「We Love コミュニケーション」(1部300円)も販売している。連絡先は同協会022(293)5531。


1月に行った街頭での署名活動。聴覚障害者が日常生活での手話通訳の拡充などを訴えた=仙台市青葉区一番町

2011年02月13日日曜日 河北新報