ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

熊本市内で障がい者をめぐるイベント、松野明美さんら講演

2011年02月12日 01時17分19秒 | 障害者の自立
障がい児の一生を考える「食と文化で地域の結(ゆい)づくり」をテーマに活動している「くまもと障害者労働センター」の25周年記念イベントが、市内の熊本学園大学で行われた。

教育とその後を考えるセンターは85年に、障がい者の労働環境の整備を目的に開設されたもので、現在は15名でサーターアンダギーなどの食品加工などを行っている。

イベント当日は内閣府障がい者制度改革推進会議室長の東俊裕さんと、元マラソン選手でダウン症の子どもを持つ熊本市議会議員の松野明美さんが講演を行った。東さんは「社会が細分化する中、一般の子供たちが学ぶためにも、一般の学校に障害児が通う『教育のユニバーサル化』が必要だ」と強調。

松野さんは、そうした教育を受けたのちの労働環境の整備について、「市などの行政がもっと力を入れて雇用すべきだ」と語った。

障がい者の働く場ニュース

県雇用開発協会が今年度限りで解散へ

2011年02月12日 01時12分15秒 | 障害者の自立
県雇用開発協会は10日までに、平成22年度限りで解散する方針を固めた。
3月4日に開く緊急総会で正式決定する。
同協会は、高齢者や障害者の雇用安定と若年労働力の確保を図る目的で、昭和61年に事業主や経営者団体、市町村を会員に設立された。
会費収入と独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構からの事業委託費で運営を賄ってきたが、機構が23年度からの業務委託の中止を決定。
昨年9月に緊急理事会を開き、解散の方針を決めた。
これまで協会が受託してきた企業への助成金事業や相談・援助事業は、機構が自ら継続する方針。
協会は「事業委託費が運営費の九割弱を占めている。
存続に向けた会費の大幅アップは現実的に難しく、解散やむなしと判断した」としている。

福島放送 -

知的障害者雇用施設で説明会 神栖のクラレ鹿島事業所

2011年02月12日 01時10分42秒 | 障害者の自立
 神栖市知手にクラレ鹿島事業所が開設した知的障害者雇用施設「あおぞらワークス」で10日、説明会があった。近く操業が始まるが、雇用された5人は「ずっと続けられそう」などと張り切っている。
 5人は鹿島、神栖市などに住む19歳から38歳までの男女。いずれもハローワークを通じて雇用された。通勤方法は3人がバスで、マイカーと徒歩が1人ずつ。同事業所で製造した液状ゴムを入れる2重のポリ袋を作るという。
 大きさの違うポリ袋を重ねるが、よれないようにぴったり重ねなければならない。穴が開くのは厳禁。手のクリームなどが付着してもだめで、なかなか神経を使う作業だ。
 指導員の土屋真希さん(31)は「ノルマを作るとあせってばらつきが出る恐れがある」といい、本人にその日の成果を記入してもらい、仕事にやりがいを持ってもらうことにしている。
 全員が授産施設や企業などでボルトのはめ込み、清掃、編み物といった軽作業の経験はある。だが、3人は通常の給料をもらった経験がないという。「早く貯金して親元を離れ、グループホームに住みたい」「仕事が見つかって自分より親が喜んでいる」「とにかく一生懸命頑張る」。笑いながら話していた。
 クラレでは同様の施設を新潟、愛媛県内にも開設している。いずれも同社各事業所の一部門と位置づけられ、給料をクラレが支払う。

朝日新聞

雪で障害者の生活困難 点字ブロック、雪下ろし… 

2011年02月12日 01時08分03秒 | 障害者の自立
 年末からの大雪で、身体障害者らの日常生活が困難を極めている。今月に入って気温が上がり、雪はかなり解けたとはいえ、歩道や車道脇にはいまだに残り、車いす利用者や視覚障害者らの外出、通行を阻んでいる。週明けにかけ、寒気の影響でまた積雪が予想されており、関係者らが支援を呼び掛けている。

 光を感じられない重度の視覚障害がある鍼灸マッサージ師の男性(55)は、毎日、豊岡市高屋の自宅から同市泉町の勤務先に歩いて通う。歩道の点字ブロックやマンホールなど、道の凹凸で位置を確認しているが、雪が降れば情報がなくなり、迷子になることも。
 特に歩道の除雪はまばらで幅員が狭く、交差点には除雪車が寄せた雪の塊があるなど、健常者にない危険が伴う。「点字ブロックの上を優先的に除雪してくれる人もいて、大変助かる。こうやって障害者のことを気にとめてくれるとありがたい」と男性。
 県のまとめによると、但馬地域に住む視覚、肢体など身体に障害のある人は9738人(2010年3月現在、身体障害者手帳交付状況から)。県身体障害者福祉協会理事で、豊岡市身体障害者福祉協会の吉岡賢治会長(72)は昨年末以降、「雪に囲まれて外出できない」といった相談を多く受けた。
 自宅周辺の雪かきができず、家を出ること自体できないケースもあったが、たとえ外出できても車いす用のスロープが凍結していたり、除雪されていなかったり。「障害者は自分で解決したいという思いも強いが、危険が多く、深刻だ」。吉岡さんは説明する。
 雪下ろしも頭痛の種だ。作業を業者に頼む場合、豊岡市など一部の自治体は費用を補助しているが、同市内の作業所管理者は「障害者の大半は年金生活。自己負担分の余裕すらないのが実情では」と話している。



点字ブロックにかかる雪。障害者の外出には健常者にない危険が伴う=豊岡市内

神戸新聞

障害者も気楽に外食を 慈善招待300人超に

2011年02月12日 01時04分14秒 | 障害者の自立
日田市「ののひるの会」

 障害者に外食を楽しんでもらおうと、日田市のボランティアグループ「ののひるの会」は、日田玖珠地区の福祉施設の通所者、入所者を毎月、同市中ノ島のレストラン「銀の鈴」に招待している。珍しい取り組みで、これまでに出席者は延べ300人を超えた。普段は外食を控えている障害者が多いこともあり、毎回、笑みがこぼれる楽しい食事会になっている。
 同会は、銀の鈴の長澤道夫社長(61)が、高校の同級生で保険会社を営む手嶋直義さん(61)と「障害者が街に出やすくする機会をつくろう」とお金を出し合い、2009年11月に始めた。市内の福祉施設「神来の郷(さと)」の大下小弓(さゆみ)施設長(60)を通じて、地元の16施設に順に声を掛け、毎月20人を無料で招いている。食事は、約60種が並ぶバイキング形式で、20人を超える分は施設側に費用を負担してもらっている。
 出席者は、子どもから60代まで幅広く、中には、「会に参加したことで自信が付き、家族で外食をすることができるようになった」と話す人も。体の自由が利かず、1人で食事ができない人も、施設職員らが付き添っており、これまでトラブルは1件もないという。
 10日には、日田市友田の「ラム」と、同市天瀬町塚田の「スマイル」に通う30人が招かれ、空揚げや煮物など、好きな料理を皿に取り、おなかいっぱいになるまで食べた。スマイルの馬野弘美さん(45)は「外食は、なかなか行けないので、きょうが待ち遠しかった。カレーが特においしかったです」と満足そうだった。
 長澤社長は「障害者が自信を持って普段の生活を送れる社会をつくるためにも、取り組みを続けていきたい」と話した。

=2011/02/11付 西日本新聞朝刊=