ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

桃の節句にひなずらり

2011年02月11日 01時17分25秒 | 障害者の自立
竹筒入った手作り人形 桃の節句を前に、富山市八尾町黒田の精神障害者らの就労継続支援事務所「おわらの里」(島滝しず子施設長)で、通所者らが竹の筒に入ったひな人形「竹ひな」(2600円)を手作りして販売している。
  竹ひなは、近くの林で伐採した竹や、八尾町特産の和紙などを使用。綿棒に色鮮やかな和紙を幾重にも巻いて着物を表現した約10センチのおひな様とお内裏様が、金色に塗られた竹の筒の中に立っている。すべての工程が手作業で行われ、完成までに約2週間かかるといい、通所者らは50個を目標に制作に励んでいる。
  同事務所には、20歳代前半~68歳の男女34人が通っている。キーホルダーやお菓子などオリジナル商品を手作りして販売し、障害者の自立支援をしている。
  島滝施設長は、「目が見えない人も懸命に制作にかかわった。心を込めたおひな様をぜひ飾ってほしい」と話した。
(2011年2月10日 読売新聞)

働きがいバリアフリー

2011年02月11日 01時14分31秒 | 障害者の自立
■回収し粉砕、社員半数が障害者

 空き缶やペットボトルを集めてリサイクルする工場が昨年11月、鈴鹿市内にできた。回収から選別、粉砕までの作業を担うのは障害がある人たち。何かあった時を考え、機械をすぐに止められる装置をつけるなど、工場も障害者の働きがいを後押しする。(佐野登)

 「スズカッペリサイクル工場」と名付けた工場は、鈴鹿市内で飲食店などを経営する伊藤素近さん(50)が、約6千万円をかけ、住吉5丁目で立ち上げた。

 伊藤さんを含む社員12人のうち、6人が障害者で、さらに2人の障害者が県の委託で職業訓練をしている。

 伊藤さんは、飲食店のほか、鉄くずなどを事業所から回収する会社も経営。「空き缶やペットボトルのリサイクルもできないだろうか」と考えていた昨夏ごろ、障害者が空き缶を集める作業所に「缶を売って」と相談に行くと、逆に要望された。「工場で障害者を雇ってほしい」

 三重県の障害者実雇用率は昨年6月現在で1・50%と全国最低だ。「不景気でこれまで以上に障害者の仕事が減っている。改めてその厳しさを知らされた」と障害者の雇用を決めた。

 現在、知的、精神、聴覚の障害がある鈴鹿、亀山両市内の19~46歳が働く。トラックを運転して回収をするほか、工場で缶とペットボトルを選別して機械にかけ、ペットボトルは約8ミリ四方の小片に粉砕してよく洗い、乾かしたフレークにして業者に販売している。自動車部品や衣料品などの材料になるという。

 工場長の竹中奈穂美(なおみ)さん(49)は「どなたも、まじめに作業してくれています」と話す。

 亀山市から通う障害者の一人は「ここで働いて近くに部屋を借り、工場に通いたい」と前向きだ。ほかの障害者からも「これまで掃除しかさせてもらえなかったが、ここでは仕事ができてうれしい」「働きがいがある」などの声が聞かれる。

 伊藤さんは「これだけきれいなフレークを作れば、引き取り先の心配はしなくてもいい。障害者の働きぶりを再認識してもらい、地位向上をめざす」と意気込む。

 課題は、回収量が増えないこと。伊藤さんが協力を取り付けた40ほどの事業所や学校、病院などから回収しているが「空き缶、ペットボトルの1日の回収量がまだ目標の10万本の半分ほど」と話す。

 回収は工場でも受け付けている。問い合わせはスズカッペリサイクル工場(059・392・7177)へ。

朝日新聞

聴覚障害者が愛情込めて「すきやねん」 指文字クッキーいかが もうすぐバレンタインデー

2011年02月11日 01時11分57秒 | 障害者の自立
 バレンタインデーに指文字クッキーはいかが―。大阪府下にある2つの聴覚障害者施設が、聴覚障害者のコミュニケーション手段のひとつ、指文字をデザインした「ゆびもじクッキー」を考案した。聴覚障害への理解につながれば、と製造、販売に奮闘している。
 指文字クッキーが誕生したのは平成19年。大阪市港区に聴覚障害者の通所施設「あいらぶ工房」が開設されるのを前に、先輩施設にあたる聴覚障害者の社会就労センター・身体障害者療護施設「なかまの里」(熊取町)のスタッフらが1年かけて開発した。
 焼いたクッキーに、五十音と指文字を切りぬいたシルクスクリーンを重ね、着色用の粉をのせてプリント。再度焼いて完成させる。今は両施設で製造されており、「自分たちの使っている指文字を多くの人に知ってもらい、覚えてもらえたらという思いを込め、丁寧に手作りしています」とあいらぶ工房の辻本陽孝(ようこ)施設長。
 同工房では、20代から70代の聴覚障害の50人が通所。パンなどの製造販売や軽作業を行っており、指文字クッキーは1個の表面に指文字とひらがなを焼き付けている。味はココナツ、抹茶、紅茶の3種類で、「すきやねん」「ありがとう」「おめでとう」など5個セットのクッキーを選び、指文字表を添えた箱詰め(300円)と、好きな文字のバラ詰め袋入り(5個250円から)を用意している。
 辻本施設長は「卒業、入学、入社シーズンに向け、学校や会社でも使ってもらえたら」と話している。問い合わせは同工房(電話06・4395・7588)。

産経関西

であいのこんさぁと:CDに 障害者らの詩にメロディー付け--秋田市職労 /秋田

2011年02月11日 01時07分04秒 | 障害者の自立
 ◇幼稚園などに来月配布

 つぶされ さびて 独り言/あああ お家に帰りたい--(「カンコロリン」)。心身に障害のある人やその家族らがつづった詩にメロディーを付けて発表する活動を通じて生まれた曲を収めたCDが作られ、秋田市の幼稚園や保育所などに配布されることになった。
 「であいのこんさぁと」は、足が不自由だったり脳性マヒなどの障害がある人とそれ以外の人約20人が実行委を作り、年1回開催。昨年31回目を迎えた。
 道端に捨てられた空き缶や瓶のポイ捨てを嘆く曲「カンコロリン」などが市の進めるごみ減量や環境問題に対する取り組みと趣旨が合うとして、毎年催しを支援している同市職労がCD1000枚を作製することにした。3月上旬をめどに配布する。
 カラオケ版も含め全6曲を収録。「カンコロリン」のほかにも、“緑の洋服”をはぎ取られてコンクリートの冷たい服を着せられた地球がくしゃみをして火山を噴火させたり寒さに震えて地震を起こす「地球がカゼひいた」、であいのこんさぁとのテーマソングとなっている「であいの詩」などが収録されている。
 市職労の石川雅樹中央執行委員長は「より多くの人に発信できればと感じていた。歌いやすいメロディーなので、教材として使うこともできると思う」。実行委事務局長の星野勇さんは「30年間続けてきた活動が形になって残ることはうれしい。作詞者や歌を歌っている人の中には亡くなってしまった方もおり、追悼にもなる」と喜んでいる。

毎日新聞 2011年2月10日 地方版

障害者を高校で雇用へ 県教委

2011年02月11日 01時05分39秒 | 障害者の自立
 知的障害者や聴覚障害者に県立学校の非常勤職員として働いてもらい、民間企業に就職する地ならしをしようと、県教育委員会が新たな就労支援に乗り出す。

 昨年3月卒業の高校生の就職内定率は97・0%だったが、知的障害者や聴覚障害者が通う特別支援学校の生徒の就職率は73・9%と低い。

 そこで県教委は4月以降、智頭農林、倉吉農業の2高校に4人ずつ、鳥取湖陵、米子白鳳、日野の3高校に2人ずつ、知的障害者を農場管理補助職員として採用する。

 各校には農場があり、農作物の水やりや除草、農業用ハウスの清掃をしながら人と関わり合う力を高めてもらう。雇用期間は最長2年。障害者を指導し、支援する非常勤職員7人も別に雇う。

 また聴覚障害者は、業務補助職員として鳥取聾(ろう)学校の本校(鳥取市)とひまわり分校(米子市)で1人ずつ雇用する。データ入力などの事務作業を担ってもらう。

 この就労支援事業のため、県教委は人件費など4052万円を新年度の予算案に計上した。職員の公募や採用の時期は今後詰める。

 県内では毎年、特別支援学校の高等部や専攻科を120人前後が卒業する。就職先は食品や流通関係の倉庫業務、老人福祉施設の補助員が主で製造業は減っている。

朝日新聞