ゴエモンのつぶやき

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「仕事に対するひたむきさ生かしたい」、障害者自立へ企業に“橋渡し”新事業が軌道に/海老名

2011年02月22日 00時56分29秒 | 障害者の自立
 障害者の自立につなげようと海老名市の女性ラーメン店主らが起こした、企業と障害者地域作業所の橋渡し事業が軌道に乗り始めた。仕事の発注量も増え、受け入れ態勢も整ってきた。地域の理解や支援の輪も広がっている。

 ラーメン店を営む鈴木晶子さん(45)が本業の傍ら社長を務める会社が「ECエンターテインメント」。さまざまな業種の企業を回って仕事を受注し、作業所に発注するのが主な業務内容だ。

 現在、企業20社と6カ所以上の作業所との業務委託や新規ビジネスの調整、開拓企画役を務め、営業から発注後の品質管理までを担当する。大量発注でも仕事がさばけるようにと、作業スタッフとして子育てママ約30人も登録する。

 鈴木社長が障害者と関わるようになったのは、3年前にボランティアを経験してから。活動を通じて特別支援学校卒業生の就職率の低さや障害者の低賃金の実情を知った。2009年夏には店の客の一人でもあった山本准さん(31)らとともに障害者支援ボランティアグループ「EC」を設立。地域作業所に、DVDの付録詰め作業などを取り次ぐ支援を始めた。

 ただ、作業所によっては商品の品質保証への意識欠如や納期が守られないことも。「このままでは障害者の自立支援が進んでいかない」(鈴木社長)と感じて、昨年4月に法人化したのが同社だ。

 鈴木社長は「障害者の社会進出には、地元企業、住民が一つになって、理解を深めることが大事」と強調。その上で「障害者が持つ能力や仕事に対するひたむきな姿勢を何とか生かしたい」と話す。

 20日には、海老名市中央の海老名郵便局で、障害者らの社会見学会を企画している。

 鈴木社長は「見学会を通じて、障害者の社会進出への理解が深まるとともに地域交流が盛んになれば」と、企業の協力を呼び掛けている。

 問い合わせはECエンターテインメント電話046(207)7339。

カナロコ(神奈川新聞)

精神障害者へ支援と理解を 佐世保で「心の健康フェス」

2011年02月22日 00時48分44秒 | 障害者の自立
 精神障害や心の健康に理解を深める「第16回心の健康づくりフェスティバル」(実行委、佐世保市など主催)が19日、同市三浦町のアルカスSASEBOで開かれ、精神障害者に対する地域支援や市民の役割についての講演があった。

 精神保健知識の普及・啓発や当事者の社会参加の場として、市と民間の支援団体などが連携し毎年開催。当事者や家族、支援者ら約350人が参加した。

 講演した県長崎こども・女性・障害者支援センターの大塚俊弘所長(精神科医)は、10人に1人がうつ病になる実態を挙げ「精神障害は私たち自身の問題」と強調。精神力の弱さなどが原因とする偏見の問題を指摘し「精神障害者と家族は病気という災害に遭った被災者と考え、当事者の立場で支援を」と呼び掛けた。

 当事者4人の体験発表もあり、精神障害の男性は障害者が仕事を見つける困難さを紹介。「短い時間でいいから仕事を提供してほしい」と訴えた。

朝日新聞

障害者雇用で「ビーハッピー」

2011年02月22日 00時44分32秒 | 障害者の自立
■山田養蜂場 子会社設立


 ハチミツ製造・販売の山田養蜂場(山田英生社長、鏡野町)は、障害者に働く場を提供する子会社「ビーハッピー」を設立した。4月から業務を始める。5月には障害者雇用促進法に基づく特例子会社としての認定を申請する。


 資本金1千万円で、山田社長が社長を兼務する。障害者12人と支援員3人の募集を始めた。通販商品の簡単な荷造りや本社の清掃、草抜きをしてもらうという。10月にはさらに6人を募集する予定。


 特例子会社は昨年4月現在、全国に281社、県内に3社ある。採用の問い合わせはビーハッピーの特例子会社開設準備室(0868・54・1300)。



朝日新聞

作陶 障害者に元気

2011年02月22日 00時34分01秒 | 障害者の自立
 鹿嶋市内の障害者6人が、陶芸クラブ「さつき会」で月3回、創作活動に励んでいる。ろくろを載せる低い作業台や、車イスでも楽に動き回れる工房には笑い声が絶えない。「どこか体が不自由でも焼き物は大丈夫。作陶に来ませんか」。4月からの新年度を前に新規の参加者を募っている。(池田敏行)


 同市小山の「ひまわり工房」での作陶は毎月第1、2、4金曜日にある。


 4日午前10時前。工房に家族の車で送られて6人が集まった。うち3人は車イスだ。工房の指導者・塚崎弘さん(72)が現れると、みんな自分の席でろくろ台を回し始める。車イスの男性が、きれいな円錐(えん・すい)形ができずにいると、「硬いところがあると遠心力でひずみが出る。だからよく粘土をこねないと。土練り3年、ろくろ10年というぐらい努力が必要です」と、塚崎さんが助け舟を出す。


 分厚い眼鏡をかけた小倉善一さん(66)は50代前半に病気で失明した。今は光を感じられるだけだ。家にこもりがちだったが、さつき会を知って工房に通い始めた。もうすぐ2年になる。


 「最初は子どものころの泥遊びの感覚だった。今は通う度に作り上げる喜びが増してくる」と小倉さんは笑う。


 小倉さんが粘土を削る速度はゆっくりだ。その姿は作品に向かって祈っているように見える。塚崎さんは「見えないから余計になのか、手先の感性が鋭い。出来栄えはたいしたものです」と評する。


 そうした合間にも「住金と新日鉄の社長の給料はどっちが高いんだろうね」などと、受講生たちの世間話が弾む。


 車イスの女性(69)は「作業台が低いので作業しやすい。陶芸はやるほどに奥が深くなって楽しい。あなたもやってみたら」と屈託がない。


 塚崎さんはあまり上薬を使わないが、色づけする時もある。小倉さんが「空のような青でお願いします」と色のイメージを伝えると、塚崎さんは上薬を塗る。「焼き上がった色が、心で思い描いたイメージ通りになり、みんなに評価してもらえると、うれしくなります」と小倉さん。


 さつき会が所属する鹿嶋市身体障害者福祉協議会の鈴木康道会長(77)は「どれだけの数の障害者が家にこもっているか把握しきれない。陶芸以外にも講座はある。家に閉じこもっていないで、まずは気軽に出かけてきてほしい」と話している。


 問い合わせは同協議会事務局(0299・82・2621)へ。



視力を失った小倉善一さん(左)に粘土の削り方を教える塚崎弘さん=鹿嶋市

朝日新聞

ユニバーサルスポーツ:年齢、障害超え笑顔 港区で170人がボウリング /東京

2011年02月22日 00時29分18秒 | 障害者の自立
 参加者が年齢の違いや障害の有無などを超えてボウリングを楽しむ「ユニバーサルスポーツ 第1回東京ボウリング大会」(NPO法人ジャパン ユニバーサルスポーツ・ネットワーク主催)が20日、港区芝浦1の東京ポートボウルで開かれ、約170人が参加した。障害で球をうまく投げられない参加者には周りがサポートし、協力して楽しんだ。

 「ユニバーサルスポーツ」は、世代差やハンディに関係なくスポーツを楽しもうと同NPOが提唱、これまでに駅伝大会が開催された。誰もが自分らしく生きられる「ユニバーサル社会」の実現を目指している。

 ボウリング大会は今回が初めてで、7歳から89歳までの人たちが参加。視覚・聴覚障害者や知的障害者、車いす利用者らが、健常者とともに汗を流した。

 自力で球を投げることが難しい車いす利用者や視覚障害者、子供らは同じレーンの参加者が横につき、投球を補助するための滑り台を使うなどして手伝った。ストライクが出ると仲間がハイタッチで迎え、笑い声があふれた。主催者側が設定したスコアに近いチームには「ぴったり賞」などが贈られた。

 大会には、シドニーパラリンピック自転車競技金メダリストで、現在はブラインドサッカー日本代表の葭原(よしはら)滋男さん(48)も参加。「投げるのにいろいろ工夫が必要だった。スコアは悪かったけど、楽しかった」と笑顔。車いす利用者の足立区、戸川健洋さん(22)と一緒に参加した母の恵美子さん(56)は「投げ方を教えてくれる人がいてよかったです」と話していた。


毎日新聞 -