ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

名作映画を市民が吹き替え

2011年02月13日 01時35分23秒 | 障害者の自立
 名作映画「ローマの休日」が、高齢者や障害者たちと楽しめるバリアフリー版に生まれ変わった。NPO法人バリアフリー・シネマ&ライフ・ネットワーク(松江市)がボランティアと日本語に吹き替え、字幕や音声ガイドもつけた。

 同法人の呼びかけで昨年夏、14~80歳の市民63人が声優として吹き替えを担当。著作権の切れた原作を翻訳し、未経験者ばかりだったが、アン王女役のオードリー・ヘプバーンたちを熱演した。字幕や音声ガイドで場面を解説、障害のある人も臨場感を味わえる。

 島根県が共同事業として200万円を助成。7日、県庁を訪れた同法人の中嶋春喜理事長は「上映会は孤独なお年寄りたちの交流の場になる。声優志望者を県内で育てる組織もできた」と報告。ダイジェスト版を観賞した溝口善兵衛知事は「次回作では声の出演を考えさせてもらおうかな」と話していた。

中国新聞

障害の声楽家、町職員合格 地域との関わり心待ち

2011年02月13日 01時27分30秒 | 障害者の自立
 我妻(あづま)健太さん(28)=仙台市青葉区=は先天性上肢欠損の障害者。働きながら音楽活動を続けるテノール歌手だ。先ごろ宮城県蔵王町の職員採用試験に合格。採用通知を心待ちにしている。地域に密着する仕事に就くのを機に、障害者が社会で当たり前に生活する「ノーマライゼーション」への思いを語る。

 我妻さんは左腕がない。右腕は肘の辺りまで。「実は、自分が障害者だと意識し始めたのは、わりと最近なんですよ」とからりと笑う。
 京都市立芸大で声楽を学んだ。2年前に仙台に戻り、IT関連のコールセンターにことし1月まで勤務。その傍ら、声楽家としてオペラなどの舞台に立っている。
 日常に不便を感じてこなかった。それでも、片付けに手を貸されたりバスの中で席を譲られたりする。「何でも自分でできるのに」。周囲の善意に違和感があり、自分の周りに生まれるギクシャク感に腹立たしさも覚えた。
 ある時、声楽の先生に言われた。「自分の姿をちゃんと見ろ」
 初めて自分の障害と向き合ってみた。「できないこともある、不便さもある、見た目も衝撃的。そう気付きました。障害をポジティブに自覚したんです。そうしたら楽になりました」

 昨年5月、記者は我妻さんに取材を申し込み、断られている。「障害者が頑張っている、という視点はどうも…。いまもその気持ちは変わりませんが、その後、さまざまな出会いを通して僕自身が感じたことを、表に出す意義はあるかなと思い始めました」
 蔵王町での面接。町で初めての障害者枠なのだが、我妻さんのような人の受験は想定外だったらしい。仕事や生活に問題はないのか、ストレートに問われた。
 「成績は良いのに面接で不合格になった試験が何度もありました。それに比べ、正直に何でも聞いてくれた蔵王町には誠意を感じ、うれしかった」
 1月から自動車教習所に通っている。免許センターの職員が適切なアドバイスをくれた。教習所は、右手と両足で運転できるよう教習車を改造し対応してくれた。福祉車両を扱うディーラーを紹介してくれた人もいる。
 自分から一歩踏み出して直接付き合ってみれば「人って優しいんだ」と実感した。多くの助けに感謝している。
 「これまでは公的な場におじけづいていたのかも。障害者に限らず、社会でうまく生きられないと感じている人たちは多いと思う。僕の場合は、自分が変わることで居心地良くなれた、ということです」

 今月26日、エルパーク仙台(青葉区一番町)で、初のソロリサイタルを開く。お付き合いしている女性が写真入りのパンフレットを作ってくれた。彼女に言った。「必ず右手の写ったカットを使って」
 「障害者を嫌いな人がいたっていい。タブー視したり、見ることもせずに通り過ぎたりする無関心がいけない」。地域に当たり前に暮らす生活者として、共にいることを知ってほしい。歌い手としての決意とともに、そんなメッセージが感じ取れた。
 リサイタルは子ども虐待防止のチャリティーに協力している。蔵王町の採用が正式に決まれば、積極的に町民と接したいとも言う。
 「社会や地域にもっと関わっていくことが、僕のできることだと思っています。世の中を変えてやろうとは思わないけど、僕が町の顔になる、ぐらいの気持ちでいますよ」


「今日もビシビシいくよ」。「はい、お願いします」。ちょっぴり緊張しながら自動車教習に臨む我妻さん=仙台市宮城野区の仙台ドライブスクール

2011年02月12日土曜日 河北新報

聴覚障害者の五輪、応援して デフリンピック大会

2011年02月13日 01時18分11秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者100+ 件のオリンピック「デフリンピック」冬季大会が2月18~26日にスロバキアで開かれる。日本から21人が参加する予定だが、身体障害者の「パラリンピック」に比べ知名度は低く、選手は「応援してほしい」と呼び掛けている。

 「遠征費や用具代で既に150万円の持ち出し」。スノーボード日本代表で選手団主将の原田上さん(34)=栃木県塩谷町=は手話通訳を介し、厳しい懐事情を訴えた。

 生まれつき耳が聞こえない。平日は医療機器製造工場で働き、週末に北海道や長野県に遠征。デフリンピックでは2大会連続で金メダルを獲得し、今回世界初の冬季同一種目3連覇を目指す。

 だが活躍はあまり知られておらず、スポンサーも付いていない。2006年度の内閣府調査では、パラリンピックを知っている人が94・0%だったのに対し、デフリンピックはわずか2・8%。

 耳が聞こえないという意味の英語「デフ」とオリンピックを合わせたデフリンピックは4年に1度開催。歴史はパラリンピックより古く、夏季は1924年、冬季は49年に始まった。




厚労省での記者会見後、ポーズをとる原田上主将(前列右端)とデフリンピック出場選手ら=1月18日


 連絡先は全日本ろうあ連盟デフリンピック派遣委員会事務局、電話03(3268)8847。

47NEWS (プレスリリース

ダンスダンスフェスティバル

2011年02月13日 01時15分59秒 | 障害者の自立
障害者と学生が一年間に渡って練習してきた創作ダンスの発表会が大分市で開かれ、元気いっぱいのステージを繰りひろげました。この催しは、大分大学で音楽・美術・身体表現を学んでいる学生などが、研究成果を地域の福祉や教育につなげていこうと開催しています。4回目の今年は、大分と臼杵の福祉施設を利用している障害者80人と学生など80人が一緒になって、練習の成果を発表しました。ステージでは、サンバやJポップスのリズムに合わせ、学生が考案した創作ダンスを次々と披露しました。主催者は「障害のある人もない人も手をつないで、社会はひとつということをアピールしたい」と話していました。

大分放送

障害者らの声 生かそう 相談支援に変革を 市内でフォーラム

2011年02月13日 01時13分51秒 | 障害者の自立
就職、健康に不安抱える

 金沢市の障害者施策に市民の声を生かそうと、「市障害者施策推進協議会」の市民フォーラムが11日、同市高岡町の市松ケ枝福祉館で開かれ、障害者の自立に向けた相談支援体制のあり方について意見を交わした。(本安幸則)
 フォーラムには約百十人が参加。相談事を抱える障害者、相談支援している施設側からそれぞれ発言し、課題を探った。
 精神障害がある男性は、深夜に発症した時に一人暮らしで家族にも相談できなかった体験に触れ、「どこに相談すればいいのか不安を感じ、閉塞(へいそく)感を感じた」と語った。
 手足の障害で車いすの生活を余儀なくされている男性は、希望する就職が決まらない現状を報告。相談支援の充実とともに、障害者雇用の理解が広がることを期待した。
 事業者側からも現状の課題を指摘する声が上がり、「自立就労支援センターいしびき」(金沢市)のソーシャルワーカー林田雅輝さんは「相談を受ける側が地域のニーズを把握し、課題解決に向けて次の展開につなぐ機能も持ってほしい」と提言した。
 また、「相談支援の役割は、自己実現のサポート」と話した相談支援専門員の長谷川剛さんは、相談支援事業所の地域的な偏在から密着した支援体制が築けていないことを指摘した。

中日新聞