ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

聴覚障害者の結婚相談所 

2011年02月13日 01時11分44秒 | 障害者の自立
2人育てた経験生かす 須磨の女性 登録募りパーティー

 出会いの場が限られがちな聴覚障害者の結婚を支援しようと、神戸市須磨区の介護ヘルパー大島玉子さんが、全国的にも珍しい、耳の不自由な人を対象とした結婚相談所「Deaf(デフ)キューピット」を設立した。聴覚障害を持つ2人の子どもを苦労して育てた経験を生かし、「自分に自信が持てず、恋愛に臆しがちな障害者の背中を押してあげたい」と話す。(川添響子)
 「全日本ろうあ連盟」(東京)によると、耳の不自由な人の出会いの場は、障害者が多く集まるサークル活動や、障害者団体が主催する交流会が中心。コミュニケーションの壁もあって健聴者との出会いは決して多くない。
 大島さんは、難聴の長女(32)と、ろうの長男(26)の2人の子どもを自立させた経験を持つ。発声や発音の訓練施設に一緒に通い、「言葉を覚えるには本物を見せなければ」と動物園などに連れ出しては意思疎通の方法を教えた。
 2人とも就職後、知人の紹介などで出会った相手と恋愛結婚した。それだけに、「自分に自信を持てず恋愛に奥手になったり、一般の相談所で紹介をためらわれたりする障害者が多いと知ってショックを受けた」と大島さんは話す。
 聴覚障害者の結婚相談所があればと考えたが、全国を探してもそのような場所はない。「それなら自分が」と、仕事の合間に、高齢者向けの結婚相談所に見学を頼み込み、約4年間、運営の仕方を研究。長女から「若い世代の聴覚障害者はインターネットやメールを活用している」と聞くと、パソコン教室にも足を運んだ。1年がかりで初歩的な技術を習得し、昨年10月、相談所のホームページ開設にこぎつけた。
 現在、登録者を募集しており、男女各10人集まればパーティーを開く。参加者同士のコミュニケーションを優先するが、手話や筆談ボランティアのサポートも設ける予定だ。
 自宅の居間に「結婚相談所を必ず作る」と書いた紙を張って、くじけそうになる気持ちを奮い立たせてきたという大島さんは「一人一人の長所を引き出し、力強くサポートをしてあげたい」と話す。
 対象は、男性が20~40代、女性が20~30代の聴覚障害者。登録料は2万円、月会費は男性3000円、女性2000円で、パーティー代などの必要経費に充てる。
 詳細は、ホームページhttp://deafcupid.web.fc2.com/

(2011年2月12日 読売新聞)

伊達・砂浜君、行方不明から3年…情報提供求める

2011年02月13日 01時08分51秒 | 障害者の自立
 伊達市幌美内町の知的障害者総合援護施設「太陽の園」の入所者、砂浜佳祐君(当時15歳)が行方不明になって3年となった11日、同施設の職員らが伊達、登別両市内で情報提供を求めるチラシを配布した。


砂浜佳祐君

 伊達市内では職員9人に伊達警察署員が加わり、松ヶ枝町のコープさっぽろ伊達店、ケーズデンキ伊達インター店、ゲオ伊達インター店の各入り口付近で実施。砂浜君の顔写真入りのチラシを手渡し、「どんな情報でもいいので、お寄せください」と呼び掛けた。

 砂浜君は平成20年2月11日午前8時ごろ、施設の男子寮で見かけられた後、行方が分からなくなった。当時の身長は161センチ、体重48キロ。服装は上が黒のジャージー、下が黒のジャージーかズボン姿で、紺色のスニーカーを履いていた。名前の返答や日常会話はできるという。

 情報提供は太陽の園(電話0142・23局3549番)へ。

室蘭民報

ネット結び障害者ら合奏

2011年02月13日 01時03分54秒 | 障害者の自立
県内3会場で355人挑戦 一体感に歓喜の渦「またやりたい」

 障害者に音楽を通じて表現する喜びを感じてもらおうと、上富田町岩田の県福祉事業団などが11日、県内の3会場をインターネット中継で結び、大勢で合奏に挑戦するイベントを行った。障害者施設の利用者や高校の吹奏楽部員ら計355人が参加し、それぞれの演奏が一つにまとまると、会場は歓喜に包まれた。
 同事業団などは10日から3日間の日程で、障害者の社会参加と理解促進を目的に絵画作品やダンスを発表する「喜の国♪フェスティバル」を、和歌山市北出島の県勤労福祉会館プラザホープで開催している。
 11日は同会館に加え、新宮市蜂伏の県立みくまの支援学校、上富田町岩田の県立南紀福祉センター南紀療育園を会場とした。楽器メーカー「ヤマハ」の協力で、各会場の音がずれないようにインターネット中継できる最新技術を使うことで合奏が実現した。
 曲は1967年米のヒット曲「君の瞳に恋してる」。和歌山市では県立貴志川高校、新宮市では同新宮高校の各吹奏楽部が協力し、上富田町では同事業団の職員によるアマチュアバンドが演奏をリードした。
 各会場には、他の2会場の演奏を映し出すスクリーンと、音を伝えるスピーカーが設置され、3会場の音がぴったり一致。特別支援学校の児童生徒や、障害者施設の利用者、地域住民らがカスタネットやタンバリンで演奏に加わり、体を揺らしてリズムに乗った。
 3会場の一体感に参加者は興奮し、演奏が終わると、指笛や拍手が鳴り響いた。太鼓をたたいて合奏に参加した県立紀伊コスモス支援学校高等部2年、増子愛さん(17)は「すごく盛り上がった。またやってみたい」と笑顔で話していた。

(2011年2月12日 読売新聞)