全国で初めて人を乗せたロボットが公道を走行する「つくばモビリティロボット実験特区」に認定されたつくば市で2日、実証実験が始まった。2地区の歩道や自転車道で、産業技術総合研究所(産総研)、日立製作所とセグウェイジャパンがそれぞれロボットを走らせ、安全性の検証などを行う。
国が道路交通法、道路運送車両法の規制を緩和し、電動の自律移動ロボットが時速10キロ以下で走ることを認めた。つくばエクスプレス・つくば駅と研究学園駅周辺の2地区で週1、2回実施。高齢者や観光客を想定した移動手段や、防犯パトロールの有効性などを現場で確かめる。
つくば駅近くで同日あった実験開始の式典で、市原健一市長は「ロボットは先端技術の集大成。環境に優しい移動手段であることを実証し、つくばから世界に広めたい」とあいさつした。
この日デビューした日立製作所のロボットは、センサーで歩行者や障害物を検知・回避する機能を持つ。同社システム研究部の梅北和弘部長は「周りの方がロボットをどう感じ、安心感を持つか、親和性を検討したい」と述べた。
欧米で普及している立ち乗り型のセグウェイを輸入販売するセグウェイジャパンの大塚寛社長は「安全性を実証し、社会にしっかり貢献したい」と説明。
産総研は車椅子型の「マーカス」と立ち乗りのマイクロモビリティを投入。フィールドロボティクス研究グループの松本治グループ長は「利便性と安全性が重要だ。自分で勝手に目的地に行き、下り階段や段差を理解するなどいろんな技術を試したい」と説明した。
毎日新聞 2011年6月3日 地方版
国が道路交通法、道路運送車両法の規制を緩和し、電動の自律移動ロボットが時速10キロ以下で走ることを認めた。つくばエクスプレス・つくば駅と研究学園駅周辺の2地区で週1、2回実施。高齢者や観光客を想定した移動手段や、防犯パトロールの有効性などを現場で確かめる。
つくば駅近くで同日あった実験開始の式典で、市原健一市長は「ロボットは先端技術の集大成。環境に優しい移動手段であることを実証し、つくばから世界に広めたい」とあいさつした。
この日デビューした日立製作所のロボットは、センサーで歩行者や障害物を検知・回避する機能を持つ。同社システム研究部の梅北和弘部長は「周りの方がロボットをどう感じ、安心感を持つか、親和性を検討したい」と述べた。
欧米で普及している立ち乗り型のセグウェイを輸入販売するセグウェイジャパンの大塚寛社長は「安全性を実証し、社会にしっかり貢献したい」と説明。
産総研は車椅子型の「マーカス」と立ち乗りのマイクロモビリティを投入。フィールドロボティクス研究グループの松本治グループ長は「利便性と安全性が重要だ。自分で勝手に目的地に行き、下り階段や段差を理解するなどいろんな技術を試したい」と説明した。
毎日新聞 2011年6月3日 地方版