ゴエモンのつぶやき

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「世界トップ狙う」 千葉市内拠点に本格活動 車いすラグビーBLAST

2011年06月16日 02時36分41秒 | 障害者の自立
 国内トップクラスの選手が在籍するウィルチェアー(車いす)ラグビーチーム「BLAST(ブラスト)」が、千葉県内で競技の普及を目指して活動している。千葉市内に拠点を移したばがりで、メンバーは「千葉でも多くの人に車いすラグビーを知ってもらい、世界トップを狙いたい」と意気込んでいる。

 車いすラグビーは手足にまひなどがある障害者のスポーツで、1977年にカナダで考案された。バスケットボールのコートが利用され、バスケットとラグビー、アイスホッケーなどの要素が取り入れられている。

 アメリカンフットボールにも似ており、バンパーなどが取り付けられた専用の車いすが使われる。車いす同士がぶつかり合い、障害者スポーツの中でも激しい競技の一つだ。2000年のシドニーパラリンピックから公式種目となり、欧米を中心に普及している。

 日本には1996年に紹介され、カナダで昨年行われた世界選手権で日本代表は銅メダルを獲得。この時、チームを率いたのがブラストでもキャプテンを務める佐藤佳人さん(31)だ。

 ブラストは09年、佐藤さんが中心となり結成した。埼玉県で活動していたが、千葉県内に車いすラグビーチームがなかったことから「千葉でも競技の普及を図りたい」と、今年4月に拠点を千葉市内に移した。

 現在のメンバーは21~40歳の10人で、稲毛区の県障害者スポーツ・レクリエーションセンターなどで月2~3回練習している。


拠点を市内に移し、活動している「BLAST」のメンバー=千葉市稲毛区

千葉日報

宮城―仮設住宅・フェリーなど ライフライン情報15日

2011年06月16日 02時25分27秒 | 障害者の自立
■仮設住宅

 県は15日、仮設住宅の第11次着工分1297戸の場所と戸数を発表した。着工総数は1万7101戸になる。残りは5708戸。15市町のうち10市町はほぼ必要戸数に達した。東松島市は、障害者用のグループホーム型福祉仮設住宅2棟を建設する。

 【石巻市】桃生・河北道路用地13戸▽名振地区3戸▽にっこりサンパーク31戸▽須江糠塚地区14戸▽袖ノ浜地区12戸▽小竹コミュニティセンター5戸▽大森地区500戸▽南境道路用地20戸▽雄勝峠崎自然公園駐車場10戸▽給分浜地区60戸【気仙沼市】小原木中学校グラウンド55戸▽三峰公園10戸▽水梨小学校グラウンド40戸▽浦島小学校グラウンド20戸▽松崎柳沢地区12戸【多賀城市】多賀城中学校48戸▽多賀城公園24戸【東松島市】宮戸小学校グラウンド29戸▽寺前地区10戸=障害者用▽室浜地区28戸【山元町】中山地区130戸▽浅生原地区130戸【女川町】小屋取地区6戸▽桐ケ崎地区20戸【南三陸町】平松地区10戸▽泊浜地区23戸▽名足地区34戸

■フェリー

 太平洋フェリー(本社・名古屋市)は震災被災者割引とボランティア支援割引を15日から始めた。来年3月末まで、仙台―苫小牧、仙台―名古屋の旅客、車両運賃が半額になる。罹災(りさい)証明書もしくはボランティア活動証明書を乗船手続き時に提示。仙台予約センター(022・263・9877)。インターネット予約不可。

■生協

 みやぎ生協は15日から、塩釜市の桂島を対象に共同購入配達の取り扱いを始めた。出資金千円を出して組合員になると、生鮮食料品や日用品などをカタログで注文することができ、船で週1回、島に商品が届く。県内の離島では網地島、田代島、大島に次いで4番目。問い合わせはサンネット共同購入運営本部(0120・581・870)。

■県警

 県警は14日から、身元不明の遺体が身につけていた着衣など、所持品の写真をホームページ(http://www.police.pref.miyagi.jp/hp/jishin/itai/syojihin_gazou/index_gazou.html)で公開している。


.データで見る秋田の防災:6/25市町村 進まぬ福祉避難所指定 /秋田

2011年06月16日 02時19分14秒 | 障害者の自立
 ◇バリアフリー化など課題

 東日本大震災では発生3カ月を過ぎてなお約9万人が避難所暮らしを続ける。高齢者や障害者、妊婦などにとっては、もはや限界を超えた状態だ。

 このような「災害弱者」のために、介護用品を常備したり、バリアフリー構造になっている建物を「福祉避難所」として指定しておくように、厚生労働省は県を通じて自治体に求めている。しかし、県内で指定できているのは、3月末現在で25市町村のうち6市町村にとどまっている。

 厚労省のガイドラインでは指定可能な場所として、学校や公民館のほか、民間も含めた老人福祉施設や宿泊施設などを例示。耐震、耐火性があり、スロープの設置などバリアフリー化されていることが望ましいとしている。さらに介護用品や医薬品、車いすなどを用意し、各小学校区に1カ所ほど指定することを推奨している。

 県が4月に調査したところ、各施設と協定を結ぶなどして福祉避難所を指定している県内市町村(数字は施設数)は、横手市27▽大館市3▽上小阿仁村3▽藤里町6▽三種町1▽八峰町7--の6市町村47カ所。一方、公共施設で対応するとして、指定はしていないが確保していると回答したのは、秋田市▽にかほ市▽小坂町▽五城目町▽八郎潟町▽井川町▽大潟村▽美郷町--の8市町村。残り11市町村は指定、確保ともに進んでいない。

毎日新聞 2011年6月15日 地方版


「大丈夫だよ、お母さん」

2011年06月16日 02時11分35秒 | 障害者の自立
障害のある子どもの母親たちが活動するマザーズ・ジャケット(吉田朋子代表)が、子育てに悩む人らが語れる「子育ておしゃべり会」を5年前からアートフォーラムあざみ野や荏田西地区ボランティアセンターまいーかで開催している。

 この日のおしゃべり会はスタッフを含め6人が参加。参加者は障害のある子どもの母親が多い。「学校の先生との意思疎通にカードを使ったら上手くいったよ」、「授業の休憩のタイミングが取りにくい」など、学校の情報交換や悩み、教育議論など自由に話し合った。

 会のルールは秘密を守る、否定をしない、自分の考えは押し付けないこと。「”私もそうだったわ”という言葉に救われることが意外と多い。お母さんを孤独にさせないことが大切」と吉田さんは話す。

価値観を見直そう

 同会は10年前に発足。障害をテーマに講演会の企画や体験談をまとめた本の出版などの活動を行う。

 吉田さん自身も中学生の娘がダウン症。少しでも障害を軽くしたいという一心で、幼児期は訓練会やクリニックに通いつめた。不安や焦りの子育てを救ったのは重度の障害がある子どものお母さんからかけられた言葉。『障害者にはできない理由がある。社会の価値観に合わせるだけではなく、社会が理解する必要もある』という一言に気持ちが楽になったという。「同じ不安を抱える人に大丈夫と言える、そんな場所を目指しています」と吉田さん。

 次回は7月11日(月)「まいーか」で開催。その他の相談や問い合わせは【電話】045・911・3808(月・火・金・土 正午〜18時)。


気軽な座談会のように行われるおしゃべり会 

タウンニュース

要約筆記 思いを共に

2011年06月16日 02時05分05秒 | 障害者の自立
 利き手に重度の障害を持つ尾道市御調町の金野惇子(か・のう・あつ・こ)さん(72)が、話し言葉をその場で文字にする要約筆記ボランティアとして引っ張りだこだ。聴覚障害者や高齢者向けの講演会など、要約筆記が求められる場は多いが、活動している人は少ないのが一因。金野さんは「障害がある私でもできた。ぜひ仲間になってほしい」と呼びかけている。


 要約筆記ボランティアは、講演などの音声の内容をその場で要約し、文字に通訳する人。文字を透明のシートに書いたりパソコンに打ち込んだりして、字幕として会場のスクリーンに大写しにするケースが多い。手話が苦手な失聴者や難聴者らにとっては大きな助けとなる。


 金野さんは5年ほど前、顔見知りの市社会福祉協議会の職員に勧められ、67歳で要約筆記の講座で学んだ。受講後、要約筆記グループ「キンモクセイ」を立ち上げた。今は4人のメンバーで、年20件ほどの依頼に応えている。


 利き手の右手に障害を持ったのは33歳。台所で滑って、加熱中の天ぷら油に右手が入ってしまい、大やけどをした。何度か皮膚の移植をしたが、指3本はまったく動かない。わずかに動く人さし指と親指で何とか文字は書けるが、強い筆致は無理という。


 「最初は文字も大きくしか書けず、動かない薬指が邪魔になって、なかなか速く書けなかった」。自宅で暇を見つけては練習し、月2回のキンモクセイの勉強会にも欠かさず出て訓練するうち、「何とか話す速度に合わせて要約して書けるようになった」という。


 要約筆記をした後は、書いたシートを持ち帰り、次へ向けて反省点がないか確認する。最近の失敗は、芥川龍之介を漢字で書いたこと。「芥川龍之介の『龍』を平仮名で書くことにどうしても抵抗があった」。画数が多いため時間がかかり、伝えるべき情報が一つ抜け落ちたと反省する。


 それでも、自分たちがいなければ情報が得られない人がいる。要約筆記があることで、内にこもりがちな人も外に出るかもしれないと思う。「つたなくても、いないよりはいい、と思うことにしている」と笑う。


 講演などの要約筆記は、講演者の人柄が出るように工夫している。方言をそのまま生かすこともある。


 市社会福祉協議会が主催する高齢者向けの教養講座では毎回、要約筆記をしている。「私らこれが頼りじゃけえ」。耳が遠くなったという参加者に、そう言われると喜びを感じる。


 か細い文字も、練習を重ねるうち、温かみがあると言われるようになった。「生きていれば苦労はついて回るもの。やけどが人生のマイナスとは思っていない」
 悩みはメンバー不足。1時間以上を1人で受け持つのは難しく、書いたシートを巻き取る役と交代でやるには3~4人は必要だ。5月には、イベント直前に1人が葬儀で出られなくなり、要約筆記ができなくなったこともあった。


 「いろいろな障害に理解を持って、誰もが生きやすい社会に」。その思いを共にする仲間が1人でも増えればと願う。キンモクセイへの問い合わせは市社会福祉協議会事務局(0848・22・8385)へ。


わずかに動く2本の指でペンを直角に立てて持ち、講演会で要約筆記をする金野さん=尾道市久保1丁目

朝日新聞