【北広島】のりやガムテープを使わずに組み立てられる文書保存用の段ボール箱「エコ・ロジ・パコ」を、市内の障害者100+ 件就労事業所「北広島セルプ」が3月から製造・販売している。セルプは「障害者たちの収入アップにつながれば」と話している。(貝沢貴子)
文書保存箱は広島県東広島市の「平原建設」が開発。社会貢献活動として製造・販売を沖縄や広島などの福祉事業所に委託しており、道内にも販路を広げようとセルプに委託することになった。
文書保存箱は1枚の段ボールを折り込んで組み立てる仕組みで、のりやテープ、金具はいらない。幅4~12センチの書類ファイルと、書類ファイルを入れる外箱の2種類がある。
二重構造のため従来品よりも耐荷重が10キロほど多く、テープの跡も残らないので再利用しやすいのが特徴。同じ大きさで市販されているプラスチックファイルよりも割安だ。平原建設は「時間や経費、人件費の削減につながる」と話す。
セルプでは平原建設から仕入れた材料を使って、利用者たちが製品の折り込みや結束などを行い、一般企業などに販売。道内唯一の代理店として、ほかの事業所との連携も考えている。セルプは「利用者の工賃を増やしたいが、福祉事業所の受注作業は少ない。同じ悩みを抱えている道内の事業所と協力し、販売拠点を全道各地に広げたい」と話す。ファイルは1個199~241円。ファイルを入れる外箱は1個336円。問い合わせはセルプ(電)372・7860へ。
北海道新聞
文書保存箱は広島県東広島市の「平原建設」が開発。社会貢献活動として製造・販売を沖縄や広島などの福祉事業所に委託しており、道内にも販路を広げようとセルプに委託することになった。
文書保存箱は1枚の段ボールを折り込んで組み立てる仕組みで、のりやテープ、金具はいらない。幅4~12センチの書類ファイルと、書類ファイルを入れる外箱の2種類がある。
二重構造のため従来品よりも耐荷重が10キロほど多く、テープの跡も残らないので再利用しやすいのが特徴。同じ大きさで市販されているプラスチックファイルよりも割安だ。平原建設は「時間や経費、人件費の削減につながる」と話す。
セルプでは平原建設から仕入れた材料を使って、利用者たちが製品の折り込みや結束などを行い、一般企業などに販売。道内唯一の代理店として、ほかの事業所との連携も考えている。セルプは「利用者の工賃を増やしたいが、福祉事業所の受注作業は少ない。同じ悩みを抱えている道内の事業所と協力し、販売拠点を全道各地に広げたい」と話す。ファイルは1個199~241円。ファイルを入れる外箱は1個336円。問い合わせはセルプ(電)372・7860へ。
北海道新聞