ゴエモンのつぶやき

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激務改善なく…手話通訳者、5人に1人が「頸肩腕障害」

2011年06月05日 02時44分28秒 | 障害者の自立
 耳が聞こえない人に言葉を手話で伝える「手話通訳者」の約8割が肩凝りを訴え、5人に1人が「頸肩腕障害(けいけんわんしょうがい)」を発症している可能性が高いことが、「全国手話通訳問題研究会」(京都市)の調査で分かった。20年前と比べほとんど改善していない。手話通訳者は首相会見の同時通訳など専門性が高いが、見た目以上に仕事はハードだ。研究会は、仕事の質の割に待遇と人手が十分でないことが原因とみている。

 頸肩腕障害は、同じ姿勢のまま繰り返し手を使い続けることで、凝りやしびれに加え体のだるさや吐き気、睡眠障害などを引き起こす職業病。手話通訳者のほか、保育士やOA機器を使う会社員も発症する。

 調査は昨年9月、全国の手話通訳者1535人を対象に実施。首、肩、腕、手のどこかに常に痛みやしびれを感じている手話通訳者は20.2%で、10年前の調査(20.4%)の横ばい。20年前(24.2%)からも改善されていなかった。

 また、痛みやしびれを伴う頸肩腕障害の前兆となる凝りは「いつも」と「時々」を合わせると肩79.8%、首68.0%にのぼったほか、目の疲れを訴える人も77.8%にのぼった。

 研究会の森川美恵子理事は「専門的な仕事なのに、待遇が悪く、なり手がいないから、特定の人に仕事が集中する。健康問題を解決するには、社会の理解が欠かせない」と話している。


手話通訳付きで記者会見する枝野官房長官=3月14日夜、首相官邸




【用語解説】手話通訳者

 健常者の話を手話に変え、聴覚障害者の手話を話し言葉に置き換える専門職。手話通訳技能認定試験を合格した厚生労働大臣公認の「手話通訳士」のほか、都道府県などに認定される人もいる。今年2月1日現在の手話通訳士は2614人。


MSN産経ニュース

越谷市:市長ら、中核市実現を県に要請 2000項目事務拡大目指す /埼玉

2011年06月05日 02時35分17秒 | 障害者の自立
 越谷市の高橋努市長と地元選出県議は3日県庁を訪れ、上田清司知事に15年度の中核市指定に向けた協力の要請書を提出した。県内で川越市に次ぐ2番目の中核市実現を目指す。

 中核市は地方自治法に定められた都市制度。対象は人口30万人以上の都市で、自治体の権限を強化、住民の身近なところで行政を行うのが狙いという。1日現在、全国で41市が指定されている。

 人口約33万人の越谷市は昨年4月、県越谷保健所が春日部保健所に統合、廃止されたのを機に中核市移行の機運が高まった。市企画部によると、中核市になった場合、福祉・保健・環境・都市計画など約2000項目の事務権限が県から市へ移譲されるという。

 例えば▽県審査をへて約45日間を要した身体障害者手帳の交付が約20日間に短縮される▽特別養護老人ホームなど社会福祉法人の認可が独自にできる▽不法投棄の産業廃棄物業者を市が指導できる▽市が保健所を開設、新型インフルエンザや食中毒事故に対応できる--など。

 市は近く県・市中核市準備連絡協議会を設け、14年度に県知事と県議会の同意を得て、15年度に総務大臣の中核市公布を目指す。

 高橋市長は「市民に身近な事務の権限拡大を図るため中核市への移行を目指すことを判断した」と要請書を手渡し、県の協力を求めた。上田知事は東日本大震災に触れ「すべての都市が被害を受ければ、助けるところもなくなる。強い都市を県内にちりばめれば、県全体として強くなる。堂々と中核市を目指してほしい」と支援に前向きな姿勢を示した。

毎日新聞 2011年6月4日 地方版

坂の街のバリアフリー調査

2011年06月05日 02時28分47秒 | 障害者の自立
 会員制コミュニティーサイトを運営する尾道市の市民団体「おのみち地域SNS研究会」は3日、市内の観光施設でバリアフリーの現状を調べた。結果をまとめ、ホームページ(HP)などで発信する。

 会員6人と車いすを使う福山市霞町、学習塾経営奥田哲生さん(43)が、千光寺やおのみち歴史博物館などを巡った。ロープウエー乗り場の段差や坂の階段など、介助が必要な場面が目立った。

 奥田さんは「坂のまちだけあって介助なしでは回れなかった。施設のスロープやトイレ設備などを写真付きでまとめた情報がほしい」と話していた。

 7月10、11の両日には視覚障害者と瀬戸田町の平山郁夫美術館などを回る。


【写真説明】ロープウエー乗り場で会員の介助を受ける奥田さん(中)

中国新聞

ALS:法律知識充実を訴え 協会愛媛支部長・中谷さんが講演 /愛媛

2011年06月05日 02時15分35秒 | 障害者の自立
 全身の筋力が低下する進行性の難病・筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の現状を知ってもらおうと、日本ALS協会愛媛支部長の中谷祐子さんがこのほど、県内の医療福祉関係者などで作る団体「熱笑会」の会員ら約50人に松山市内で講演。ケアマネジャーなど医療関係者の法律知識充実などを訴えた。

 中谷さんは04年2月にALSを発症。現在は気管切開をしない非侵襲的人工呼吸器をつけ、栄養は24時間の点滴で薬は胃に直接常時つないだチューブから送り込んでいる。

 中谷さんは、法律を勉強する事で、訪問介護を時間的に手厚くすることができた自身の体験について話した。

 発病当初、担当のケアマネジャーが介護保険の基準限度額の上限でケアプラン(介護計画)を作ったが、訪問介護が1日3時間だけしかなく生活が成り立たなかったという。中谷さんがケアマネジャーに「どうにか訪問介護の時間を増やせないか」と聞いても「自費でヘルパーを雇うしかない」と返答された。

 「どうにか環境を変えたい」と中谷さんは5年前から法律を勉強。障害者自立支援法の重度訪問介護なら長時間の介護が受けられることを知った。3年前からは自分でケアプランを作成し、現在は16時間の訪問介護を受けているという。

 中谷さんは「最初から障害者自立支援法を知っていれば困らなかった。ケアマネジャーには、介護保険だけでなく福祉全体の法律を勉強してほしい」と訴えた。

 また、東日本大震災で、在宅療養していた日本ALS協会員が2人死亡した、と報告した。

毎日新聞 2011年6月4日 地方版

「ボッチャ」母と夢追う 小松の田中恵子さん

2011年06月05日 02時11分57秒 | 障害者の自立
パラリンピック目標

きょうから金沢で北陸大会


 四、五日に金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで開かれる障害者スポーツ「ボッチャ」の第四回北陸オープン大会(北陸中日新聞後援)に、小松市上荒屋町の田中恵子さん(28)が出場する。過去に優勝経験もあるが、八月の全国大会に弾みをつけるため油断できない大会。プレーを助ける母孝子さんと練習を積んで本番に備えている。


 ボッチャは、重度脳性まひや同程度の四肢重度機能障害のある人向けに考案された。二人で対戦し、まず的になるボールを投げ、そこを目標にボールを投げたり転がしたりして、どれだけ多くのボールを近付けられるか競う。障害の程度や投げ方などで分けた四クラスがある。北陸オープンには北陸三県を中心に約五十人が出場。個人戦で優勝を争う。


 脳性まひで手足が不自由な田中さんは、自分でボールを握ったり、投げたりできないクラスの選手。ヘッドギアに付けたアームでボールを押さえ、滑り台のような形の器具「ランプス」上を転がして投球する。


 目まぐるしく変わる局面に応じて、孝子さんに「右、左」と指示を出し、ランプスの向きや長さ、傾きを変えてもらう。孝子さんはルール上、指示に返事をすることもボールが転がった位置を見ることもできないが、「投球の間隔で調子は分かる」。焦っていると感じればゆっくりボールを置いたり、深呼吸してみせたりして、悪いリズムを断ち切るように工夫している。


 六年前にボッチャを始めた田中さんは、母とのチームワークを武器に二〇〇九年の日本選手権個人戦で準優勝。シンガポールでの親善大会で海外選手との試合も経験した。


 現在、加賀市潮津町の療護施設「夢ようよう」で生活しながら月五、六回、県ボッチャ協会事務局長の中空清江コーチ(62)の指導で練習を続ける。夢は「パラリンピックに出場すること」。まずは国内大会で好成績を残し、世界選手権初出場を目指す。


母孝子さん(右)と息を合わせて投球する田中恵子さん=小松市で