ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

難病患者の障害者手帳取得66% 制度知らずが多数

2011年06月29日 00時48分07秒 | 障害者の自立
 パーキンソン病などの難病を抱える患者のうち,手帳の交付を受けている人は全体の66%だったことが28日までに、患者を支援する「日本難病・疾病団体協議会」が実施したアンケートで分かった。

 手帳を取得していない患者は32%を占め、理由として「制度を知らなかった」などの答えが多くみられた。協議会は「患者を診断する医師や福祉の窓口が、積極的に患者の申請を手助けすべきだ」としている。

 アンケートは今年1月から2月にかけて、全国の難病患者を対象に実施。1380人が答えた。

 手帳の取得(複数回答)状況をみると、身体障害者100+ 件手帳が783人(57%)と最多。次いで知的障害者の療育手帳(93人)、精神障害者保健福祉手帳(28人)の順。これらの手帳を取得していない人は443人、無回答は90人だった。

 取得しない理由では、「病院などの窓口で該当しないと言われた」が14%と最も多く、次いで「制度を知らなかった」(9%)「医師に手帳は必要ないと言われた」(8%)などと続いた。

福井新聞

専門技術で障害者雇用の道ひらけ 別府市

2011年06月29日 00時45分17秒 | 障害者の自立
 昨年夏に、元ヘルパーが設立した別府市餅ケ浜町の株式会社「リフライ」(前田哲矢社長)が障害者の雇用に力を注いでいる。IT(情報技術)のクリエーティブ部門と介護部門の2本の柱を軸に、専門技術を持つ障害者を養成。一般企業と競合できる“プロ集団”を目指す特色ある企業だ。

 ヘルパーとして、経済的に不安定な障害者らの生活を間近で見てきた杉本孝生副社長(31)が「働き方に選択の幅が必要と感じた。親亡き後も自立した生活を送るには、社会性や経済的基盤が必要ではないか」と起業を決意した。
 「専門性の高さをアピールできれば、一般企業と同じ舞台で競える」。任意団体や社会福祉法人ではなく株式会社にこだわった。出資者を求め、東京で福祉施設の施設長の経験もある前田さん(60)を社長に迎えた。前田さんは、重度障害のある弟のヘルパーをしていた杉本さんから障害者雇用への夢を聞き、その気持ちに打たれたという。
 クリエーティブ部門ではウェブやEC(電子商取引)サイトの制作など、介護部門ではヘルパー派遣や障害者の自立支援相談などを手掛ける。正社員7人のうち3人が体に障害がある。彼らはNPO法人や特例子会社で働いた経験があり、リーダー的立場として活躍。現在、さらに2人の身障者が社員を目指し約3カ月の研修に励んでいる。
 地域密着型の交流行事の開催や障害者スポーツの増進なども進めたい考え。障害への理解を深める活動を通して、就労の機会を地道に広げたいという。
 クリエーティブ部門の曽川稔マネジャー(35)は「障害のある人ない人が技術を高め合いながら働いている。研修制度を充実させ、やる気のある人材を確保したい」。杉本副社長は「きちんとした仕組みができれば、精神や知的障害者の採用も考えている。障害者雇用の成功事例にしたい」と意欲を見せている。同社のHPアドレスはhttp://www.refly.co.jp/


障害者雇用を積極的に進める株式会社「リフライ」。一般企業と同じ舞台で競える専門性をアピール

大分合同新聞

東北地区盲学校弁論大会:中学部、後藤さん最優秀賞 亡父への思い手紙形式で /青森

2011年06月29日 00時41分50秒 | 障害者の自立
 第60回東北地区盲学校弁論大会(東北地区盲学校文化・体育連盟、東北地区盲学校長会主催)が27日、仙台市青葉区の宮城県視覚障害者情報センターで開催された。東北6県から選ばれた出場者12人が約7分間の制限時間で熱い思いを語り、青森県立盲学校中学部の後藤恵里子さん(2年)が中学部の最優秀賞に輝き、全国大会出場を決めた。

 後藤さんは「Dear」と題し、亡くした父親に対する手紙の形式で弁論。障害を受け止め、前向きに生きようとする決意を披露した。受賞後、後藤さんは「発表している時は緊張して、ほとんど覚えてない」と笑顔を見せた。10月に大阪市で開催される全国大会については「今日より文章が頭から抜けないように頑張りたい」と抱負を語った。

 審査委員長の阿部一彦・東北福祉大学教授は講評で「とても質が高かったので審査に時間がかかった。誰が優勝してもおかしくなかった」と述べた。

 受賞者と演題は次の通り。

 <中学部>最優秀賞=「Dear」青森県立盲学校2年、後藤恵里子さん▽優秀賞=「夢はかなうと信じている」山形県立山形盲学校3年、長谷部瑞紀さん、「誓い」福島県立盲学校1年、小椋汐里さん<高等部>最優秀賞=「当たり前の共有を目指して」青森県立盲学校普通科2年、千代谷悠希さん▽優秀賞「支えられて」山形県立山形盲学校専攻科理療科2年、大泉桃子さん、「イチについて、ヨーイ」岩手県立盛岡視覚支援学校普通科1年、藤戸雅也さん

毎日新聞 2011年6月28日 地方版