ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

分け隔て無いない社会を

2011年08月17日 01時30分31秒 | 障害者の自立
 東京・有楽町朝日ホールで20日に開かれる「第28回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」(全日本ろうあ連盟、朝日新聞社など主催)に、県立安芸高校3年の坂本雪乃さん(17)=奈半利町=が四国ブロック代表で出場する。全国71人の応募者から本選出場10人の1人に選ばれた。「手話を通して学んだこと、感じたことをしっかり伝えたい」と練習に励む。


 母親の美和子さん(47)に誘われ、約1年半前から「中芸手話サークルぬくもり」で週1回、手話を学ぶようになった。坂本さんは「手話で『初めまして』が伝わったとき、うれしかった」と振り返る。同サークルの聴覚障害者と会話し、めきめきと上達。聴覚障害者から「障害者のことをたくさん勉強して」と言われた。地域の福祉イベントの司会なども引き受けた。


 演題は「信頼される弁護士を目指して」。冤罪(えん・ざい)事件で大変な苦労をした人がいるのを報道で知り、小学生の頃から「弱い立場に置かれた人の手助けをしたい」と考えてきた。手話を通して聴覚障害者が不便な生活を強いられていることも知った。「障害者に信頼され、様々な場面で頼ってもらえる弁護士になりたい」


 本番では、裁判員裁判の裁判員候補になった聴覚障害者が手話通訳を求めたのに高知地裁が準備しなかった例(2010年1月)などを交えて、「障害の有無にかかわらず、分け隔てなく協力しながら、安心して生活できる社会になるように」と訴えるつもりだ。


 同サークルからは、04年の同コンテストで当時中芸高3年だった横山里美さん(24)=現日高養護学校教諭=が1位に輝いた。横山さんも指導した手話通訳士で同サークル元会長の上村由子さんは「坂本さんは始めてまだ1年半なのに、すぐに吸収するんです」と上達ぶりに驚いている。


本番を前に自宅で手話スピーチの練習に励む安芸高校3年の坂本雪乃さん=奈半利町

朝日新聞 -

就職者数、初の100人超 県立特別支援学校高等部進路 「軽度」の増加も背景に

2011年08月17日 01時26分12秒 | 障害者の自立
 2010年度に県立特別支援学校高等部を卒業した生徒の就職者数が過去最多の105人だったことが15日までに、県教委のまとめで分かった。100人を超えたのは初めて。県教委は、民間企業などと連携した教員向け指導マニュアルの作成などが奏功したとみている。就職者数増加の背景には、発達障害や軽度の知的障害の生徒が高等部で年々増加していることもある。

 10年度の卒業者数は前年度比25人増の318人。就職率は33・0%で、前年度より4・3ポイント伸びた。業種別では製造業が34人で最多。卸売・小売業20人、医療・福祉が13人と続いた。就職以外の進路は、社会福祉施設などへの入所が193人、進学が4人、在宅などが16人だった。

 県教委は09~10年度に、特別支援学校8校を対象に「職業教育指導充実事業」を実施。県内6カ所の「障害者100+ 件就業・生活支援センター」と民間企業からアドバイザーを招き、作業学習の視察を行った上で教員向け指導マニュアルをまとめた。

 マニュアルは、縫製や工業など分野ごとに、作業状況の写真や工程表を交えて留意点を分かりやすく解説。自閉症など障害の特性に応じた作業の取り組み方も盛り込んだ。

 県教委は「企業の求める技術や、障害の特性に応じた作業の分担がより的確に指導できるようになった」と成果を強調。また教員が夏休み期間を利用して生徒の就職希望先での職場体験を行ったことも、指導力向上に役立ったという。

 本県の特別支援学校高等部卒業生の就職率は06年度以降、おおむね30%台で推移。全国平均よりも高い傾向にある。一方、県北の特別支援学校教頭は「近年、製造業での就職が厳しくなっている。地域に理解してもらうための地道な活動は、まだまだ必要」と話す。

 県教委も「高等部在籍者の約6割は、比較的障害の軽い特別支援学級からの進学者で、就職できる可能性も大きい」と分析。今後は、介護職場などで活躍できる人材を育成する専門教科「福祉科」の2013年度設立に向けた研究などに力を入れ、就職率向上を目指す方針だ。

下野新聞

応急仮設の介護施設にも災害復旧費を補助- 厚労省

2011年08月17日 01時24分15秒 | 障害者の自立
 厚生労働省は、東日本大震災で被災した介護施設などの復旧整備を目的とした社会福祉施設等災害復旧費補助金の対象について、基準を緩和して設置した応急仮設の介護施設なども加えるとする通知を都道府県にあてて出した。さらに、応急仮設施設を設置する際の基準も事務連絡した。被災地における早急な復旧整備が必要にもかかわらず、資材調達の遅れや用地不足などの事情で、整備が進まないケースを解消するのが狙い。

 通知によると、介護関連の応急仮設施設は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設のほか、施設と一体的に整備されたデイサービス、ショートステイ、小規模多機能型居宅介護の事業所に認められる。障害福祉関連では、障害者支援施設のほか、生活介護事業や共同生活介護事業などを行う障害福祉サービス事業所が対象になる。
 応急仮設施設への補助は、整備に必要な工事費または工事請負費について、自治体と工事請負業者の両者が行った見積もりのうち、低い方の金額を基準に支給される。

 事務連絡では、入所者の安全を確保する観点から介護関連の応急仮設施設に対し、平屋建ての準耐火建築物であることなどを求めている。また、人員配置基準と居室面積基準は、満たす必要がある。しかし、廊下幅や医務室などに関する基準については、入所者の処遇に支障がない場合に、設備や運営に関する基準を参酌した上で、都道府県が施設として指定するかどうかを判断できる。

■災害復旧費、対象経費も拡大
 厚労省では、社会福祉施設等災害復旧費補助金の応急仮設施設への補助を認めるほかに、補助する経費の範囲拡大などを、5日2日にさかのぼって適用することも都道府県に通知した。
 補助の対象となる経費には、対象外となっていた老健や訪問看護ステーションの門や囲障、構内の雨水排水設備、構内通路といった外構の整備にかかる費用も対象に加えた。
 また、特養を復旧するに際、変更前の面積基準である13.2平方メートル以上で整備されていた施設を、現行の10.65平方メートル以上で復旧させることも可能だとしている。また、多床室の従来型施設を復旧する場合は、ユニット型施設として復旧することもできる。

( 2011年08月16日 19:19 キャリアブレイン )

高額療養費2430万円請求怠る、朝倉市職員を処分

2011年08月17日 01時22分10秒 | 障害者の自立
 福岡県朝倉市は15日、乳幼児や重度障害者らの高額療養費を巡り、職員のミスで約2430万円の損失が発生したと発表した。市は同日、担当だった女性職員(34)と当時の上司2人を減給1か月(10分の1)の懲戒処分にした。

 乳幼児や重度障害者らの医療費の自己負担分は、一部を除いて市が助成。医療機関への支払いが一定額を超えた場合の高額療養費は、市が後日、患者が加入する健保組合などに請求する仕組みになっている。

 発表によると、女性職員は保険年金課にいた2007~09年度、請求手続きを怠り、07、08年の167件が高額療養費の請求時効(2年)となった。10年4月の異動の際、後任者に打ち明けて発覚。その後、市は未請求分の請求や損害額の確定を進めていた。

(2011年8月16日 読売新聞)

ロンドンまで1年! 水泳・ジャパラ会場から

2011年08月17日 01時17分08秒 | 障害者の自立
ロンドンまで1年を迎えた。この時期をどう過ごすか、パラリンピックをめざすスイマーそれぞれに、強い想いがあるようだ。

今年も大阪なみはやドームで8月13・14日の2日間、ジャパンパラリンピック水泳競技大会が開催された。国内最高峰の障害者水泳大会である。

それぞれのロンドンにむけたいま

今大会の参加者の顔ぶれには、かなりの人数の有望選手やコーチらの姿がない。カナダでのパンパシフィックパラ水泳競技大会へ43名の日本選手団(26名の選手と17名の役員)としてへ遠征していたからだ。競技力の高まりが目覚ましい国際大会で、現場に学び、力試しをしつつ、ロンドンへの切符を手にしようということだ。

一方、ロンドン出場圏内の選手や、国際経験豊富な選手であれば、この時期をどう過ごすかの選択肢はさまざまだ。

男子50m平泳ぎの世界記録(48秒49)をもつ鈴木孝幸(24歳、S5両大腿・右手欠損・ゴールドウィン)は、「落ち着いた環境で記録を出したい」と、この大会に挑んだ。結果は思うようには出せなかったが、リラックスして課題と向き合う大会となった。
「タイムのとおり今日の泳ぎは良くなかった。ロンドンへは勝ちにいきます。(課題は)平泳ぎのフォームを修正する必要があると思う。個人メドレーでのタイムを伸ばすため背泳ぎの練習をしている」

女子100m背泳ぎで世界記録(1分19秒78)を争ってきた秋山里奈(23歳、S11視覚障害・神奈川)は、この大会に賭けていた。 2004年初出場のアテネパラリンピックで銀メダルを獲得、「ロンドンは、金しかない」と、秋山の戦いは続く。
地元のスイミングスクールで練習を積み、河合純一ら視覚障害チームの直前合宿に参加して大会にのぞんだ。結果は、1分20秒33で大会記録を更新するも、目標タイムには届かなかった。

「自分にとって、ロンドンを見極める大きな大会だった。20秒台しか出せなかったのは悔しい」いま、世界記録を破るには、1分19秒、いや18秒台で泳ぐ必要があったと、涙を滲ませた。

河合純一(36歳、S11・浜松)、木村敬一(20歳、S11・東京)ら視覚障害の強化指定選手は、カナダへの選手団に加わらない代わりに、浜松での合宿の時間をたっぷり過ごしてジャパラにのぞんでいだ。

初出場の北京パラリンピック・50mバタフライで銀メダリストとなった小山恭輔(23歳、S6右上下肢機能障害・コロプラスト)は、職場と練習環境を変えて再スタートした。新たな環境では、日々フルタイムで練習ができる。来年ロンドンの9月末までの契約で、その後も同社では小山を応援して行く意向があるという。

パラフォト