ゴエモンのつぶやき

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社会貢献へ“一石三鳥” 夢船場事業

2011年08月26日 02時08分18秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で被災した障害者施設の生産品を、仕事や通学をしていないニート状態の若者が販売する事業が、大阪市中央区の船場センタービル2号館で始まった。関係者は、若者と被災地の支援を両立し、空き店舗を活用した地域活性化にもつなげる“一石三鳥”の効果を生み出そうと意欲を見せている。

 若年層の就労支援施設を運営する大阪労働協会(同市中央区)と障害者の力を生かす段ボール加工会社「矢野紙器」(同市天王寺区)でつくる若者就労支援事業体「REワークトゥギャザー夢船場」(同市中央区)が実施。

 ニート状態の若者らに就労体験や社会貢献の場を提供する夢船場は震災後に募金活動を行い、利用者の「社会の役に立ちたい」という意欲が高まったという。

 その後も被災地支援の方法を模索していたが、障害者の環境改善に取り組む会社「インサイト」(同市西区)が被災地の障害者施設の生産品を都市部で販売する支援を展開していることを知り、参加を即決。商品は手配してもらうものの、若者の就労体験の一環にするため、独自で店を出す手法を取った。

 場所は、夢船場の拠点がある船場センタービルの関係者が協力。1~3号館1階店舗でつくる「ラントレせんば」では、空き店舗を活用して野菜などを販売する「せんば産直市場」を週2日ペースで展開しており、その一角を夢船場が使えることになった。ラントレせんばの中沢昭治副会長は「被災地の支援でやれることは何でもやりたいという思いがあった」と話す。

 ブースでは、東北地方の名産品「油麩(あぶらふ)」など約30品目を販売。100円募金でクッキーをプレゼントするといった工夫も凝らす。

 夢船場を利用する若者は販売や宣伝などで参加。事業リーダーでニート状態の経験がある古田淳也さん(26)は「私も人前で声を出すのが苦手だが、続けていれば慣れていくことが分かった。自分の体験も伝え、一緒に成長したい」と力を込める。

 ゆくゆくは若者の力を地域のにぎわいづくりに生かしていくのも狙いの一つだという。卸問屋が集まり、繊維のまちとして知られる船場だが、空き店舗活用の問題がある。

 「せんば産直市場」の取り組みをチラシ配布などで知らせたり、啓発物自身を手掛けたりと、「できることからやっていく」方針。夢船場の槙邦彦企画員は「若者の頑張りが目に見えるようになれば」と試行錯誤を続けていく考えだ。

 障害者施設の製品販売は毎週月・火曜日(祝日休業)の午前11時~午後6時。


若者の自立と被災地を支援し、まちのにぎわいづくりにも意欲を示す支援者ら=大阪市中央区

大阪日日新聞 -

就労支援に一役

2011年08月26日 01時57分48秒 | 障害者の自立
障がい者の就労支援の場所として、ハーモニーホール座間とスカイアリーナ座間の喫茶コーナーがこのほど、オープンした。運営業者は、ハーモニーホールはNPO法人「緑の家」、スカイアリーナは障害者総合福祉施設「アガペセンター」。

 両施設の喫茶コーナーは、今年3月まで市内の事業者が運営していたが、契約満了にともなって休業。再開にあたっては、「障がい者の就労機会を確保したい」という市からの要望を、市内の「障害者作業所連絡会」が検討していた。

 緑の家が運営する「カフェみどり」は、8月23日に開店。スタッフによる手作りの日替わりランチ(1日限定10食)、軽食、ソフトドリンクが提供される。また、20日には、遠藤三紀夫市長らを招いたセレモニーが開催された。

 アガペセンターが運営する「カレーキッチン リトルサラ」は、23日にプレオープンした。正式な営業開始は9月1日(木)からで、メニューは、同店オリジナルのカレー「サラ」やキーマカレーなどとなっている。

 障がい者の就労支援の場所として、ハーモニーホール座間とスカイアリーナ座間の喫茶コーナーがこのほど、オープンした。運営業者は、ハーモニーホールはNPO法人「緑の家」、スカイアリーナは障害者総合福祉施設「アガペセンター」。


タウンニュース -

盲導犬育成に協力を「ちんどん屋」で啓発…福岡

2011年08月26日 01時39分33秒 | 障害者の自立

 盲導犬が不足している現状を知ってもらおうと、佐賀県嬉野市の視覚障害者、岸川伸資さん(41)ら約10人が、福岡市・天神の路上でちんどん屋のパフォーマンスを繰り広げながら啓発パンフレットを配り、募金を呼びかけた。

 岸川さんは生まれつき弱視で、症状は進行。小さな文字が読めないが、針きゅうマッサージ院で院長を務めながら佐賀市の佐賀北高通信制で学んでいる。

 父親で視覚障害者の美好さん(63)が盲導犬の普及を目指すNPO法人を発足させて募金活動に取り組んでいたこともあり、岸川さんは昨年春、仲間らとちんどん屋グループ「ちんどんLittle Star」を結成。高校の文化祭などで演奏し、盲導犬育成のための浄財を集めている。

 福岡市は若い頃にロックの音楽活動に熱中した思い出の場所。佐賀県唐津市の視覚障害者、鍋島敏明さんらも盲導犬とともに駆けつけた。鍋島さんらが奏でる太鼓やカネの音に合わせ、岸川さんがサックスで演歌など約30曲を披露。「目の不自由な人が盲導犬を持てば、格段に生活しやすくなります」と訴えた。

 九州盲導犬協会によると、全国で盲導犬を希望している約5000人のうち、実際に利用しているのは約1100人にとどまる。盲導犬の育成費を個人や団体の寄付に頼らざるを得ないことなどから、広く普及できていないという。


盲導犬育成のための募金を呼びかける岸川さん(左)

(2011年8月25日 読売新聞)

「助ける人々も元気に」、仙台で被災した車いすの巴さんが共助訴え/横浜

2011年08月26日 01時32分06秒 | 障害者の自立
 東日本大震災で被災した車いす利用者の巴雅人さん(57)=仙台市青葉区=が7月、福祉イベントに参加するため横浜を訪れ、障害者100+ 件の立場から共助のあり方について語った。「災害弱者に対する援助だけではだめ。弱者を助ける周囲の人々が元気でいられるようにしないと」と、幅広い支援の大切さを訴えた。

 海岸から4・7キロ離れている巴さんの自宅は、津波は免れたものの、揺れによる被害が生じた。

 しかし、車いす利用者が避難所で生活するのは負担が大きいと、宮城県東松島市で被災した車いすの友人らと巴さん方で暮らし続けた。

 行政の支援は避難所が中心で、食料や物資を自ら調達する必要に迫られた。知人のいる横浜市リハビリテーション事業団にも協力を依頼。4月に横浜に受け取りに行くと、下着や靴下、皿、調味料などの支援物資が巴さんのミニバンだけでは運び切れないほど集まっていた。被災者を受け入れている宮城県内の病院にも物資を届け、津波で家を失い家族とともに看護師寮に身を寄せていた職員らに提供したという。

 7月下旬に横浜で講演を行った巴さんは「障害者100+ 件や高齢者は日常的に行政サービスに頼りがち。でも災害時は行政が機能しなくなってしまうから、助け合うしかない。立場に関係なく、地域住民同士が日ごろからつながっておくことが何より大切」と呼び掛けた。


みんなが豊かになれば弱者も豊かになる」と語る巴雅人さん


障害者雇用促進へ 滋賀県、9月にも協議会設置

2011年08月26日 01時26分49秒 | 障害者の自立
 滋賀県は、民間企業の障害者雇用を促進するため、滋賀労働局や経済団体などと課題や対策を話し合う協議会を設置する方針を固めた。9月にも初会合を開き、障害者雇用率を引き上げるための政策立案に乗りだす。

 県の商工観光労働部と健康福祉部、県教委が連携する新たな体制を組み、政策効果を高めるとしている。協議会は、県の各部局、県教委のほか、経済や福祉団体など関係機関の担当者ら10人程度で構成する方針。

 滋賀労働局の集計によると、県内民間企業の昨年6月1日現在の障害者雇用率は1・69%と7年連続で法定雇用率1・8%を下回っている。このため協議会では、法定雇用率が適用になる従業員56人以上の企業の5割近くを占める未達成企業に早期達成を促す仕組みを構築する。合わせて適用対象外の中小企業にも障害者雇用の利点や先進事例の紹介といった雇用を後押しする手法も研究する。

 協議会の事務局を担当する県商工観光労働部は「企業の雇用率を高めることが最大の目的。企業や福祉関係者の声を聞き、県ができることを考えたい」(労働雇用政策課就業支援室)としている。

 9月の障害者雇用支援月間の取り組みも強化する。期間中の就職面接会を昨年の1回から2回に増やし、27日に草津市のクサツエストピアホテル、29日に彦根市のビバシティ彦根でそれぞれ催す。

【 2011年08月25日 22時37分
京都新聞