県高校教職員組合は26日記者会見し、霞ケ浦聾(ろう)学校と、土浦、美浦、伊奈の3養護学校の計4校の芝生の一部を張り替えるよう県教委に申し入れたことを明らかにした。
高教組は、県立学校121校のうち44校について独自に放射線量の調査を行った。その結果、芝生の汚染は土のグラウンドに比べて深刻であることが判明。特に障害児学校では、教室に面した芝生の中庭などがあり、授業など日常活動に使われていることから、張り替えなどの処置が必要としている。
4校の芝の放射線量を独自に測定した結果は、部分的に高い数値を示す「ホットスポット」があり、▽霞ヶ浦聾=毎時1・55マイクロシーベルト▽土浦養護同1・02マイクロシーベルト▽美浦養護同0・53マイクロシーベルト▽伊奈養護同1・52マイクロシーベルトだったという。
小野寺俊教育長は26日の会見で、国が校庭の使用を制限する基準を見直すのに併せて県立学校の空間放射線量を再測定していることに触れ、「一定の高い数値が出た場合は国の基準によらず、除染について柔軟に対応したい」と話した。
毎日新聞 2011年8月27日 地方版
高教組は、県立学校121校のうち44校について独自に放射線量の調査を行った。その結果、芝生の汚染は土のグラウンドに比べて深刻であることが判明。特に障害児学校では、教室に面した芝生の中庭などがあり、授業など日常活動に使われていることから、張り替えなどの処置が必要としている。
4校の芝の放射線量を独自に測定した結果は、部分的に高い数値を示す「ホットスポット」があり、▽霞ヶ浦聾=毎時1・55マイクロシーベルト▽土浦養護同1・02マイクロシーベルト▽美浦養護同0・53マイクロシーベルト▽伊奈養護同1・52マイクロシーベルトだったという。
小野寺俊教育長は26日の会見で、国が校庭の使用を制限する基準を見直すのに併せて県立学校の空間放射線量を再測定していることに触れ、「一定の高い数値が出た場合は国の基準によらず、除染について柔軟に対応したい」と話した。
毎日新聞 2011年8月27日 地方版