ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

手作りチーズのピザどうぞ 田辺の就労支援施設

2012年06月09日 01時10分45秒 | 障害者の自立
 ひきこもり経験者や障害者20+ 件が就労する和歌山県田辺市上屋敷2丁目の「町家カフェ上屋敷二丁目」は、手作りチーズを使ったピザの提供を始めた。「手作りチーズは一般の店でも珍しい。独自性の追求がメンバーの経験や自信になる。ここだけにしかないピザを味わって」と呼び掛けている。

 町家カフェは田辺市のNPOかたつむりの会(河原美和子代表)が、2009年から運営している。一般企業への就職が困難な障害者20+ 件らと雇用契約を結んで働く場を提供する就労継続支援A型事業所で、19人がメンバーとして就労している。

 町家カフェではこれまでも、メンバー手作りの石窯で焼くピザが人気だった。より地域に根差したメニューをと、昨秋からモッツァレラチーズの研究を始めた。

 まず課題となったのは新鮮な生乳の確保。田辺近郊の牧場はほとんどが廃業しており、串本町の尾鷲牧場の協力を得た。チーズ作りに入っても生乳の状態の見極めや温度調整で試行錯誤を繰り返し、今春にようやく完成させた。

 4月から土日曜に手作りチーズをトッピングしたナポリ風ピザ「マルゲリータ」を提供。濃厚で甘みのあるチーズが好評で、6月から通常メニューに加えた。

 チーズ作りのメンバーで、ひきこもり経験のある柳谷誠也さん(26)は「作業は6時間経過しないと、成果が分からない。失敗を何度も繰り返したけど、諦めたら負けと思い挑戦し続けた。市販よりおいしいチーズができた」と胸を張る。

 飲食店勤務の経験がある商品開発部の森本宣彦さん(41)は「手間がかかるチーズ作りに取り組めるのは、作業所ならでは。一般の事業所がやらないことに挑戦した経験は、今後どんな職場に行っても生きる。多くの人に味わってもらえれば、さらに自信になるはず」と期待している。

 マルゲリータはMサイズ950円、Sサイズ690円。


【左=チーズを成形するメンバー(田辺市上屋敷2丁目で)】 【右=手作りチーズを載せ、手作りの石窯で焼き上げたピザ】

紀伊民報 -(2012年06月08日更新)


取手市が緊急医療情報キット配布 茨城

2012年06月09日 01時05分51秒 | 障害者の自立
 取手市は、市内の医療機関と消防本部が協力して市内に住む1人暮らしの65歳以上の高齢者や障害者に「緊急医療情報キット」を配布している。緊急医療情報キットは、かかりつけの病院や病気名、服薬内容などの救急情報を書いた用紙をプラスチック容器に入れ、冷蔵庫に保管。緊急時に救急隊員がかけつけた場合に確認できるようになっている。また、玄関ドアなどの内側と冷蔵庫の扉の外側に医療情報キットが収納されていることを知らせるステッカーをはってもらう。

 65歳以上の1人暮らしの高齢者と障害者は約2200世帯。JAとりで総合医療センターはすでに65歳以上の独居高齢者が退院時に配布している。

MSN産経ニュース - 2012.6.8 02:21

三原市「福祉避難所」指定へ

2012年06月09日 01時02分20秒 | 障害者の自立
 三原市は8日、災害時に高齢者や障害者たちを優先的に受け入れる「福祉避難所」の指定に向け、今月末にも市内の福祉施設事業者と協定を結ぶ方針を明らかにした。指定されれば市内で初となる。

 市役所であった市防災会議で説明した。市危機管理室によると、市社会福祉協議会や市内の社会福祉法人6団体と、指定施設の選定など詰めの協議をしているという。

 福祉避難所は災害救助法に基づき、高齢者たちに対応できる介助員を配置するなどした施設。広島県によると、昨年3月末で県内7市町に64施設ある。

 計画の修正案には、津波災害対策計画の新設や津波一時避難場所の指定なども盛り込まれ、会議で承認された。

中国新聞 -'12/6/9

「駐禁除外」標章に偽造防止策 愛知県警

2012年06月09日 00時58分23秒 | 障害者の自立
 身体障害者を対象とした駐車禁止の除外標章を偽造し、不正に使用するケースが目立っているとして、愛知県警は7月にも、偽造やコピーを防ぐためのホログラムを標章に取り入れる。

 標章は、歩くのが困難な身体障害者らの負担を減らすため、公安委員会が個人に対して発行。縦13センチ、横18センチで、駐車中はダッシュボードなどに掲げる。県内では3万8千人に交付されている。

 県警によると、標章を偽造し駐車違反を逃れる悪質なケースが多く、今年に入って摘発が相次いでいる。5月には標章をカラーコピーして知人に売り渡したとして名古屋市内の男(51)を有印公文書偽造などの疑いで逮捕。3月にも偽造された標章を使った疑いで3人を逮捕した。

 現在の標章は、「除外対象者使用中」と印字された銀色のステッカーを厚紙に貼り付けただけの簡素な作り。カラーコピーをしたり、市販の材料を使えば簡単に偽造できるという。

 今回の対策で、見る角度によって色が変わるホログラムをステッカー部分に導入。カラーコピーをしても、原本とは違った色や模様が浮き出る仕組みで、偽造が難しくなる。

 県警駐車対策課は「これまで偽造されることは想定していなかった。繁華街などで違法駐車がまん延している恐れがあるので歯止めをかけたい」と話している。


愛知県警が押収した駐車禁止の除外標章の偽造品=名古屋・中署で

(中日新聞)2012年6月8日 10時01分

障害者移住支援目指す、福島の後藤さんが「先発隊」として相模原へ/神奈川

2012年06月09日 00時55分00秒 | 障害者の自立
 東京電力福島第1原発の事故により福島県では障害者も放射能の不安にさらされている。福島を離れたくても受け入れ先の態勢の問題もあり、身動きが取れない現状がある。安心して避難できる環境を県外につくり出していこうと、相模原市に単身で移住してきた男性がいる。後藤弘樹さん(30)。自らも脳性まひで重度の障害がある。地域の協力者を探している。

 相模原市中央区の介護付きアパートに引っ越してきたのは5月11日。車いすの上で、後藤さんが言葉に力を込めた。「自分は先発隊です」。その背を押した「使命」があった。

 福島市内でNPO法人の非常勤スタッフとして働いてきた。障害者が地域で自立して生活できるようサポートするのが、その活動。自らも4年前から一人暮らしを始めていた。

 その生活に慣れたころ、東日本大震災が起きた。

 福島県内の障害者団体で立ち上げた「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」の白石清春代表(62)は言う。「放射能の影響は子どもたちに出やすいとされるが、免疫力が低下している障害者も同じだ」

 ところが、移住にはリスクが伴う。住環境や介助の態勢の問題だけではない。障害があるがゆえ、慣れない環境への順応に時間がかかり、ストレスは体の変調に結び付く。「せめて受け入れ先に福島の人間がいれば、と思った」と白石代表。

 名乗り出たのが後藤さんだった。昨年5月、移住先を探しに滋賀県に滞在したが、やはりストレスで食事がのどを通らなくなった。後藤さんは「当事者でなければ分からないことは多い。行き場は自分たちでつくり出さなければいけない」と話す。

 福島県外へ出た避難者は、小さい子どもを持つ家庭を中心に6万人を超える。障害者は置き去りにされた。一方で、地域にとどまりたいという、ささやかな願いもかなわなかった。

 白石代表によると「障害者の姿が消えた」。不便な避難所に入ることができず、多くは県外の施設への入所を迫られた。「障害があっても地域で自立して暮らすのが望み。障害者を地域で支えようという時代の流れとも、当事者の思いとも逆行している」。自身も重度の障害者である白石代表は語気を強める。

 3日、相模原市内で開かれた福島の避難者のための交流イベントに、ヘルパーに付き添われた後藤さんの姿があった。移り住んだアパートを障害者の避難・移住を後押しする活動の拠点にしていきたいと考えている。地域で欠かせない、力を貸してくれる人や団体を探すため、足を運んでいた。

 相模原も慣れない土地であることに変わりはない。でも、と後藤さんは笑った。

 「自分が、自分らしく生きるためだから」

 現在、活動の第1弾として、福島の障害児と家族を招く保養キャンプを構想している。問い合わせは、支援センターふくしま電話024(925)2428。 

カナロコ(神奈川新聞) -2012年6月8日