福岡市は、中央区天神の市庁舎北側地下通路に設置している電照看板12枚の図柄を、市内の障害者施設の利用者が描いた絵にリニューアルした。名産品や観光スポットなど「福岡の魅力」をテーマにした74作品が通路に彩りを添えている。
電照看板は、市役所本館と別館、イムズなどを結ぶ地下通路の壁に掲げられている。市の将来像などを描いていたが、設置後約15年が経過。同市が目指す、障害の有無などに関係なく誰もが暮らしやすい「ユニバーサルシティ福岡」のPRも兼ね、市内の117障害者施設から作品を募集したところ、20施設から136点の応募があった。
選ばれた作品は、自然、文化、ひと、食、まち、観光の分野ごとに掲示。めんたいこや福岡タワー、街並みなどが、クレヨン、色鉛筆、絵の具といった思い思いの画材で伸び伸びと描かれている。
県出身力士、松鳳(ほう)山関(松ケ根部屋)を描いた「JOY倶楽部」(博多区)の樋渡幸大さん(30)は「皮膚のしわや影にもこだわった。自分の絵が多くの人に見られるのは何ともいえない気持ちです」。同倶楽部の美術指導員松尾さちさん(49)は「作品を通じてまちづくりに協力でき、うれしく思う」と話した。
=2012/06/09付 西日本新聞朝刊=
電照看板は、市役所本館と別館、イムズなどを結ぶ地下通路の壁に掲げられている。市の将来像などを描いていたが、設置後約15年が経過。同市が目指す、障害の有無などに関係なく誰もが暮らしやすい「ユニバーサルシティ福岡」のPRも兼ね、市内の117障害者施設から作品を募集したところ、20施設から136点の応募があった。
選ばれた作品は、自然、文化、ひと、食、まち、観光の分野ごとに掲示。めんたいこや福岡タワー、街並みなどが、クレヨン、色鉛筆、絵の具といった思い思いの画材で伸び伸びと描かれている。
県出身力士、松鳳(ほう)山関(松ケ根部屋)を描いた「JOY倶楽部」(博多区)の樋渡幸大さん(30)は「皮膚のしわや影にもこだわった。自分の絵が多くの人に見られるのは何ともいえない気持ちです」。同倶楽部の美術指導員松尾さちさん(49)は「作品を通じてまちづくりに協力でき、うれしく思う」と話した。
=2012/06/09付 西日本新聞朝刊=