IT技術の習得を通じて障害者の就労を支援しているNPO法人「地域活動支援センターぷろぼの」(奈良市)が奈良女子大と共同で、天平文様や万葉集の和歌をデザインとして取り入れた名刺を考案し、受注を順調に伸ばしている。訓練を受けた障害者が作成を担当し、障害者の働く場の広がりも期待される。天平文様で古都の雰囲気が漂い、和歌には英訳も付けて、外国人からの引き合いも狙う。
「ぷろぼの」はラテン語で「公共性」などの意味。現在、知的や精神、身体に障害がある約90人がパソコン技術やマナー、電話対応、事務作業などの訓練を受けている。
名刺のデザインは10種類。天平時代の調度品などに施され、正倉院宝物にも多く見られる天平文様をあしらい、裏面には万葉集の和歌と英訳を載せる。
氏名や電話番号などのデータ入力や文字のレイアウトを、訓練を受けた障害者20+件が受け持つ。担当の1人で、知的障害がある県内の平田優輔さん(21)は3年前から訓練を受け、「訓練は大変な時も楽しい時もあるけれど、仕事をするのは楽しい」と笑顔を見せる。
毎日新聞 2012年06月20日 地方版
「ぷろぼの」はラテン語で「公共性」などの意味。現在、知的や精神、身体に障害がある約90人がパソコン技術やマナー、電話対応、事務作業などの訓練を受けている。
名刺のデザインは10種類。天平時代の調度品などに施され、正倉院宝物にも多く見られる天平文様をあしらい、裏面には万葉集の和歌と英訳を載せる。
氏名や電話番号などのデータ入力や文字のレイアウトを、訓練を受けた障害者20+件が受け持つ。担当の1人で、知的障害がある県内の平田優輔さん(21)は3年前から訓練を受け、「訓練は大変な時も楽しい時もあるけれど、仕事をするのは楽しい」と笑顔を見せる。
毎日新聞 2012年06月20日 地方版