ゴエモンのつぶやき

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【キラリ!わが社の商品・サービス】加美電子工業 視覚障害者の助けに

2013年03月07日 02時06分27秒 | 障害者の自立
 ■地デジ放送の音声聞ける受信機

 変圧器や電子部品の開発製造を手がける加美電子工業(大阪市平野区)は、地上デジタルテレビ放送の音声が聞ける受信機「ワンセグ・オーディオ・レシーバー NIC100」を発売した。2011年7月24日の地デジへの完全移行で、視覚障害者から「FMラジオを使ってテレビの音声を聞くことができない」との声が寄せられたのが開発のきっかけだ。

 受信機は地デジのワンセグ放送の音声、ラジオのAM、FMの3バンド方式。本体には音声で操作を案内する機能を付けたほか、取扱説明書にCDを付属させるなど、視覚障害者が1人でも使えるように工夫した。

 大きさは縦7.2センチ、横14センチ、奥行き3センチ、重さは270グラム。単3アルカリ乾電池4本で地デジなら連続10時間程度、ラジオなら連続40~50時間程度は使用可能だ。家庭用コンセントからも電源が取れる。

 この受信機には、伸縮自在の棒状のロッドアンテナがない。視覚障害者向けの商品に突起物があるのは危険との判断からだ。そこでロッドアンテナの代わりに、本体の背面にアンテナを内蔵させた。

 このほか、試作機を作るたびに視覚障害者に使ってもらい、操作性の検証を繰り返した。その結果「操作ボタンを大きくしたり、数を減らしたりしながら、必要な機能を備えた仕様になった」(山本貴男技術グループ課長)という。大きな電源ボタンを入れると「しばらくお待ちください」という案内音声が流れるが、これも「視覚障害者にとって、わずかでも無音になると不安になる」(山本課長)との配慮だ。

 テレビ放送の電波は直進性が強いため、基本的には送信所から見通しの良い場所でしか受信できない。送信所の方向がよく見える窓側などに受信機を置くのがベストだ。とはいえ、受信状態が良好ではないケースも想定。付属品には受信機とテレビのアンテナ端子とをつなぐケーブルがあり、クリアな音を楽しめるようにした。

 視覚障害者団体を通じて販売してきたが、「障害を持たない人からも購入したいという声が寄せられている」(山本課長)ことから、今年、各地の電機商業組合加盟の電気店で注文できるようにした。

 同社は電気工事店向けに放送電波の強さを測る電界強度計を手がけ、技術を受信機の開発に生かした。寺脇弘二副会長は「部品メーカーとしての技術を生かし、人の役に立つ製品を開発していきたい」と話している。


加美電子工業の地上デジタルテレビ放送の音声が聞ける受信機「ワンセグ・オーディオ・レシーバーNIC100」=大阪市平野区

SankeiBiz-2013.3.6 05:00

交流:障害者らオリーブ枝切り リース作りも挑戦−−小豆島町 /香川

2013年03月07日 02時04分12秒 | 障害者の自立
 岡山県玉野市の社会福祉法人同仁会「のぞみ園」の利用者が5日、小豆島町西村の小豆島オリーブ公園を訪れ、同町のNPO法人「あすなろの家」や土庄町の社会福祉法人「ひまわりの家」の利用者らとオリーブの枝切り作業などを手伝い、交流を深めた。

 施設利用者や小豆島町職員ら約50人は、イタリアやオーストラリアなど各国の代表品種14本が植えられたオリーブ畑で、公園職員の指導を受けながら草抜きや肥料まき、枝切りなどの作業を約1時間にわたって手伝った。また、切った枝を利用したリース作りにも挑戦した。

 3施設は2010年から、同町が取り組む「障がい者農業就労体験事業」の一環として、オリーブの収穫や中山の千枚田(小豆島町)での田植えや稲刈りの体験に取り組んでいる。障害者の農業への就労可能性を探るのが狙いで、実現できれば高齢化などで増える町内の耕作放棄地の解消にもつながると期待されている。

毎日新聞 2013年03月06日 地方版

ラッキョウ作業を支援 障害者農業就労促進

2013年03月07日 02時01分32秒 | 障害者の自立
 障害者の農業分野への就労を促進する「農福連携推進事業」を展開してきた鳥取県は、これまで請け負った農作業分野で作業単価の比較的高かったラッキョウについて、福祉サービス事業所の作業受注拡大へ向けた支援を行う。新年度当初予算案にラッキョウの根切り作業に必要な機械の購入助成などを盛り込んだ。農作業の処理量を増やし、事業所の工賃アップを狙う。
 2010年度から始めた農福連携推進事業は、仕事を確保したい障害福祉サービス事業所と農繁期の人出を確保したい農家をマッチングする取り組みで、年間約100件の実績を挙げてきた。

 さまざまな作物の中でもラッキョウの根切り作業は料金が比較的高く、障害者の特性ともうまく合ったケースが多かった。さらに繁忙期には市場の休み(金曜日)以外は農家から連日の作業要望があったという。

 県の支援では、根切り機を購入する事業所に購入経費の2分の1まで助成。多くの事業所は土曜日と日曜日が休みなので、障害者に同伴する事業所職員の工面がつきにくいことから、土日の作業を受託することで職員を増やす場合、その人件費を補助する。

 県障がい福祉課は「県の特産でもあるラッキョウ作業の単価の高さと農家からのさらなる作業要望で、この作物を手厚くしてみてはどうかと考えた。工賃アップにつながってくれたら」としている。

日本海新聞-2013年03月06日

文字表示の防災無線受信機 小松島市、聴覚障害者に貸し出し

2013年03月07日 01時57分45秒 | 障害者の自立
 小松島市は、整備を進めている防災行政無線の災害情報を聴覚障害者が目視できるよう、文字表示モニター付き受信機を希望する世帯に貸し出す。障害者の迅速な避難につなげるのが狙いで、5日開会の市議会3月定例会に提案した2012年度一般会計補正予算案に、購入費など1億4586万円を計上した。13年度中の設置を目指す。

 市役所にあるデジタル式防災行政無線の親局から、津波警報などの災害情報が音声で市内62カ所の子機に流れると、同時に受信機のモニターに文字情報が表示される仕組み。市内には約260人の聴覚障害者がいて、説明会を開くなどして受信機の貸し出し希望の有無を確認する。

 県内沿岸部の自治体では、阿南市が災害時の2次避難所91カ所と聴覚障害者のいる10世帯に文字表示受信機の設置を計画しており、15年2月までに取り付ける予定。

 県難聴者と支援者の会の大西鉄男会長(55)=小松島市立江町北田頭、高校教員=は「聴覚障害者は災害情報を文字以外に知ることができず、今回の設置は非常に有効な手段となる。さらにこういう施策が広がってほしい」と話した。

徳島新聞-2013/3/6 10:02