世界各国の絵本を集めた「世界のバリアフリー絵本展」が、川崎市麻生区の麻生市民ギャラリーで開かれている。障害児向けに点字や手話のイラストがついた絵本や、同区を拠点に活動するボランティアグループ「ぐるーぷ・もこもこ」が手掛けた布製の作品など、多彩な計約100点を展示している。6日まで。
同グループと市教育委員会の主催。会場には、国際児童図書評議会障害児図書資料センターが日本をはじめ世界18カ国から集めた60点と、同グループの作品約40点がずらりと並ぶ。
学習障害などで字を読むのが不得意な子ども向けに、話のキーワードとなる絵文字を並べてストーリーを説明したものや、目が不自由な子どものために黒くはっきりとした輪郭と鮮やかな色使いで絵を表現したものなど、障害のある子たちに心を配った作品が多数展示されている。
34年前から布製の絵本や遊具の制作を続ける同グループの作品も、同センターが推薦する図書の一つ。
「ぞうさん」などの童謡の歌詞に合わせたイラストをフェルトでかたどったものや、絵の一部を自分で動かして布の感触を楽しめる絵本の数々を、来場した子どもたちが興味深そうにめくっていた。
同グループの平松幀子代表(77)は「障害の有無にかかわらず、多くの方に絵本の魅力に触れてほしい」と話している。
午前9時半~午後5時。問い合わせは、市立麻生図書館電話044(951)1305。
布製の絵本などが並ぶ「世界のバリアフリー絵本展」=川崎市麻生区
カナロコ(神奈川新聞)-2013年3月3日
同グループと市教育委員会の主催。会場には、国際児童図書評議会障害児図書資料センターが日本をはじめ世界18カ国から集めた60点と、同グループの作品約40点がずらりと並ぶ。
学習障害などで字を読むのが不得意な子ども向けに、話のキーワードとなる絵文字を並べてストーリーを説明したものや、目が不自由な子どものために黒くはっきりとした輪郭と鮮やかな色使いで絵を表現したものなど、障害のある子たちに心を配った作品が多数展示されている。
34年前から布製の絵本や遊具の制作を続ける同グループの作品も、同センターが推薦する図書の一つ。
「ぞうさん」などの童謡の歌詞に合わせたイラストをフェルトでかたどったものや、絵の一部を自分で動かして布の感触を楽しめる絵本の数々を、来場した子どもたちが興味深そうにめくっていた。
同グループの平松幀子代表(77)は「障害の有無にかかわらず、多くの方に絵本の魅力に触れてほしい」と話している。
午前9時半~午後5時。問い合わせは、市立麻生図書館電話044(951)1305。
布製の絵本などが並ぶ「世界のバリアフリー絵本展」=川崎市麻生区
カナロコ(神奈川新聞)-2013年3月3日