社会福祉法人「京都ハチの会」(京都市中京区)が、精神障害者の職業訓練の場として運営する中京区御池通御前上ル二筋目西入ルのそうざい店「聖」が人気だ。数種類のおかずを詰めた300円弁当が安くておいしいと好評で、同会は「障害者が社会にはばたく第一ステップになれば」と意気込む。
ハチの会は右京区で障害者施設「聖荘」を運営している。入所者の働く場をつくろうと、理事長の高田秀子さんが聖を2年前にオープンした。
入所者の主な仕事は、高田さんが手作りしたひじき煮やキムチ、きんぴらごぼうなどのそうざいを弁当やパックに詰める作業。スタッフの指導を受けながら丁寧に料理を取り分け、商品を手提げ袋に入れる。開店当初は作業に2時間かかっていたが、訓練の結果30~40分で終えることができるようになった。
そうざい店には毎日正午、弁当やそうざい、サンドイッチを買い求める近隣住民やタクシーの運転手が次々に訪れる。早ければ1時間以内で売り切れる日もあるという。高田さんは「短時間ならば、障害者でも社会で通用する勤務ができる。そうざい店を通じて、その可能性を伝えていきたい」と話す。
障害者がおかずなどを詰めた弁当を店頭に並べる「聖」のスタッフ(京都市中京区御池通御前上ル二筋目西入ル)
京都新聞-【 2013年03月13日 10時03分 】
ハチの会は右京区で障害者施設「聖荘」を運営している。入所者の働く場をつくろうと、理事長の高田秀子さんが聖を2年前にオープンした。
入所者の主な仕事は、高田さんが手作りしたひじき煮やキムチ、きんぴらごぼうなどのそうざいを弁当やパックに詰める作業。スタッフの指導を受けながら丁寧に料理を取り分け、商品を手提げ袋に入れる。開店当初は作業に2時間かかっていたが、訓練の結果30~40分で終えることができるようになった。
そうざい店には毎日正午、弁当やそうざい、サンドイッチを買い求める近隣住民やタクシーの運転手が次々に訪れる。早ければ1時間以内で売り切れる日もあるという。高田さんは「短時間ならば、障害者でも社会で通用する勤務ができる。そうざい店を通じて、その可能性を伝えていきたい」と話す。
障害者がおかずなどを詰めた弁当を店頭に並べる「聖」のスタッフ(京都市中京区御池通御前上ル二筋目西入ル)
京都新聞-【 2013年03月13日 10時03分 】