知的や身体、精神など障害の種別を問わずに生活相談などを受け付ける障害者支援施設「みはらしポンテ」が23日、横浜市中区新山下3にオープンした。ショートステイなどケア活動や相談支援事業が一体となったサービスを提供する施設は、県内でもまだ少ない。障害者が安心して暮らせるよう、地域と積極的に交流していく場を目指すという。
障害者一人一人の特性に合った支援ができる拠点施設を求める声があり、市や医療機関、障害者支援団体などが05年から建設を検討してきた。特に中区では、障害者を支援する施設は小規模のグループホームや作業所しかなかったため、ニーズがあったという。地域の理解も得て、7年がかりで開所にこぎつけた。
建設費用は約5億8000万円で、大半を横浜市などが補助した。施設規模は約2300平方メートルで、4階建て。1、2、4階には、ショートステイなどで身体、知的障害者やその家族を支える「地域活動ホーム」が、3階に精神障害者の相談や社会復帰を後押しする「生活支援センター」が入り、それぞれを二つの法人が運営する。
毎日開館しているのも大きな特徴だ。地域住民が利用できるボランティアコーナーや障害者が働くカフェを備え、地域のサークルも会合などで利用できるようにした。
地域活動ホームを運営する「社会福祉法人みはらし」の室津滋樹理事長(61)は「『ポンテ』とはポルトガル語で『かけ橋』の意味。その言葉通り、地域との結びつきを強めたい」としている。
開館時間は午前9時〜午後9時。みはらしポンテ(045・628・1343)。
毎日新聞 2013年03月24日 地方版
障害者一人一人の特性に合った支援ができる拠点施設を求める声があり、市や医療機関、障害者支援団体などが05年から建設を検討してきた。特に中区では、障害者を支援する施設は小規模のグループホームや作業所しかなかったため、ニーズがあったという。地域の理解も得て、7年がかりで開所にこぎつけた。
建設費用は約5億8000万円で、大半を横浜市などが補助した。施設規模は約2300平方メートルで、4階建て。1、2、4階には、ショートステイなどで身体、知的障害者やその家族を支える「地域活動ホーム」が、3階に精神障害者の相談や社会復帰を後押しする「生活支援センター」が入り、それぞれを二つの法人が運営する。
毎日開館しているのも大きな特徴だ。地域住民が利用できるボランティアコーナーや障害者が働くカフェを備え、地域のサークルも会合などで利用できるようにした。
地域活動ホームを運営する「社会福祉法人みはらし」の室津滋樹理事長(61)は「『ポンテ』とはポルトガル語で『かけ橋』の意味。その言葉通り、地域との結びつきを強めたい」としている。
開館時間は午前9時〜午後9時。みはらしポンテ(045・628・1343)。
毎日新聞 2013年03月24日 地方版